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(本件は、米国東部標準時間において、7月30日(水)9:00
(日本時間7月30日22:00)に発表したリリースの抄訳版です)
Hitachi Vantara、VSP Oneを Google Cloud Marketplace で提供開始し、ハイブリッドクラウドのデータ管理を強化
クラウド連携の拡張と新データ移行機能により、シンプルなデータ保護とハイブリッドクラウド運用を実現し、コストを最大40%削減
株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるHitachi Vantara LLC(以下、Hitachi Vantara)は、Google Cloud Marketplace 上で利用可能なHitachi Virtual Storage Platform One(VSP One) SDSを新たに発表しました。このプラットフォームには、双方向の非同期レプリケーション、シンプロビジョニング、高度なデータ圧縮といった最新の機能が搭載され、パブリッククラウドにエンタープライズ向けの機能を提供します。これにより、企業はさらなる柔軟性やデータ効率の向上、災害復旧時の選択肢の拡大、オンプレミスとクラウド間のシンプルなデータ移行を実現できます。
VSP One SDSに関する詳細については、こちらをご覧ください : https://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/products/hybrid_cloud/sds/index.html
ハイブリッドクラウドを導入するためのアーキテクチャが拡大する中、企業は進化するビジネスニーズに対応するため、パブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせるケースが増加しています。2025年のクラウド採用に関するレポート*1によると、現在、企業の約80%が複数のパブリッククラウドを運用し、60%が複数のプライベートクラウドを運用しています。このような複雑なインフラストラクチャ構成では、データ管理の一貫性と制御の重要性がますます高まっています。また、最近の業界調査*2では、ITとセキュリティのリーダーの47%がハイブリッド環境全体における可視性の不足に直面していると回答しており、AIが企業のデータストレージ要件を大幅に増加させる中、データのリスク管理と制御の維持が一層困難になっていることが明らかになっています。
- *1
- 2025 cloud adoption report (英語サイト)
- *2
- Gigamon 2025 Survey: 91 Percent of Security Leaders Are Recalibrating Hybrid Cloud Risk in the AI Era (英語サイト)
今回VSP Oneが、Google Cloud Marketplace 上で利用可能となったことにより、クラウドとオンプレミスの両方にストレージリソースを展開できる、リアーキテクチャが不要な単一の管理インタフェースを提供します。また、クラウドストレージコストを最大40%削減可能なシンプロビジョニングと圧縮機能により、企業は効率性とパフォーマンスを最大化しながらオーバーヘッドを最小化できます。さらに、双方向の非同期レプリケーションは、クラウドとオンプレミスとのデータ複製を柔軟に構成できるため、災害復旧計画を強化できます。
Google CloudのMarketplace & ISV GTM Programs担当のManaging DirectorであるDai Vu氏は、「Hitachi Vantara がVSP Oneを Google Cloud Marketplace 上で提供することで、企業は Google Cloud の信頼性の高いグローバルインフラストラクチャ上でデータ管理ソリューションを迅速に展開、管理、拡大できるようになります。これによってHitachi Vantaraは、企業のデジタル変革において、安全なスケールアップとサポートを提供できます。」と述べています。
VSP Oneは、パブリッククラウド上にエンタープライズレベルの可用性を提供し、あらゆる規模の企業が求める高いサービスの信頼性と稼働率を実現するように設計されています。これは、システムの稼働停止(ダウンタイム)やシステムの再構築にかかるコストが大きな影響を与える場合に一層重要になることを意味します。また、VSP Oneは継続的な可用性を提供することで、コストを削減しながら、あらゆるストレージプラットフォームやクラウドへのネイティブ移行を可能にします。これらにより、予期せぬ障害からの迅速な復旧と、より高い信頼性でのビジネス継続を支援します。
Hitachi Vantara の Chief Product Officer である Octavian Tanaseは、「企業は、あらゆるワークロードに最適なクラウドを選択する自由と、データが保護され、必要な時にアクセスでき、管理しやすい状態にあることを求めています。VSP Oneは、Google Cloud Marketplace 上での利用と、新機能の双方向非同期レプリケーションにより、企業のハイブリッドクラウド運用を効率化しながらレジリエンスの強化を支援します。」と述べています。
Hitachi Vantaraのチャネルパートナーは、企業のハイブリッドクラウド戦略の進化を支援する新たな機会を得ることができます。具体的には、より柔軟なソフトウェア・デファインド型のアプローチと Google Cloud との統合を実現することで、レジリエンス、セキュリティ、サステナビリティといった企業の重要な課題に対応する新たな手段を得ることができ、企業の運用効率の向上、データ保護の強化、既存インフラの価値最大化を支援できます。
Google Cloud への拡張は、VSP Oneプラットフォーム全体におけるHitachi Vantaraのイノベーションへの継続的なコミットメントを反映しています。
なお、日本国内では、9月30日より販売開始します。
商標注記
Google Cloud は Google の商標です。
記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。
Hitachi Vantara LLCについて
Hitachi Vantara LLC は、データを活用してイノベーションを推進し、新たな変革をもたらします。日立製作所の 100%子会社である Hitachi Vantara LLC は、世界をリードするイノベーターに対し信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、お客さまが持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートします。
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの 4 セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略 SIB ビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumada をコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024 年度(2025 年 3 月期)売上収益は 9 兆 7,833 億円、2025 年 3 月末時点で連結子会社は 618 社、全世界で約 28 万人の従業員を擁しています。
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日立ヴァンタラ株式会社マーケティングコミュニケーション部