INDUSTRIAL CONTROL SYSTEMS FIELD INDUSTRIAL CONTROL SYSTEMS FIELD 産業制御システム分野

BUSINESS ACTIVITIES BUSINESS ACTIVITIES 事業領域

  • 電機制御応用システム〜鉄鋼システム〜

    高度な情報と制御の融合システム、地球環境に優しい省エネルギー化技術を活かした、最適鉄鋼プラント制御システム開発により、グローバルな産業発展に貢献しています。
    日立では、産業の基幹材料としてなくてはならない鉄や銅、アルミなどの非鉄金属をつくりだす製鉄所に、制御システムや電機品を提供しています。鉄は常に新しい素材特性、品質が求められ、鉄鉱原料が最終製品になるまでには数多くの製造プロセスが必要です。各製造プロセスに最適な情報、制御、ドライブ技術を開発&融合させて、常に最先端の品質を求めるお客様のニーズに応えています。パワーエレクトロニクス技術を駆使した交流可変速モータドライブシステム、高速・大容量のシステム制御装置、ネットワーク装置と最新の制御技術を駆使して、1設備で300〜400台あるモータを同期制御するシステムを構築することで、高品質な鉄鋼製品の生産に貢献しています。近年では映像とデータを駆使した保守性の向上も求められています。いずれの技術も、最終製品の品質に密接であり、最新鋭技術の開発を日々進めています。

    電機制御応用システム〜鉄鋼システム〜
  • パワーエレクトロニクス応用システム〜モータドライブシステム〜

    鉄鋼システムでは、パワーエレクトロニクスを応用したモータドライブシステム(インバータードライブシステム)が圧延機を駆動しています。モータドライブシステムの開発には、パワーエレクトロニクス技術はもちろんのこと、制御工学、電磁気学、伝熱工学、力学、機械工学などの技術に加え、近年のIoTソリューションのニーズに応えるためのデータ統計・分析技術、ネットワーク構築技術など、さまざまな技術力を駆使する必要があります。

    パワーエレクトロニクス応用システム〜モータドライブシステム〜

SIGNATURE TECHNOLOGIES SIGNATURE TECHNOLOGIES 特長的な技術

  • 鉄鋼圧延設備向け電機制御システム

    鉄鋼プラントの中でも重要な鋼板製造の工程において、最新の制御技術を組み込んだ制御システムを提供しています。熱間圧延制御では、鋼板の品質を左右する、圧延や冷却などによる鋼板の特性変化を最適化するための冶金機械特性予測システム、冷間圧延制御においては、鋼板の板厚・形状を高精度で補正する各種の自動制御技術を持っています。また、鋼板に付加価値を持たせるプロセスライン制御においては、焼鈍炉内の高精度張力制御やめっき付着量制御など、数々の制御技術を開発し、お客様に提供しています。さらに、膨大な圧延実績をビッグデータとして活用し、数々の操業高度化を実現する情報システムの提案も行っています。これら情報と制御の融合、かつ、高性能・高精度のモータドライブシステムを自主開発して、一つのシステムとして取り纏め、お客様のニーズにマッチしたソリューションを実現しています。

    鉄鋼圧延設備向け電機制御システム
  • 高精度自動板厚制御システム、自動形状制御システム

    圧延設備において、製造される鋼板に対する板厚、形状(平坦度)といった品質要求はますます高くなってきており、特に板厚精度は厚さ±1μmもの高精度を要求されます。品質制御として、従来型の制御に加え、非干渉制御、ニューラルネットワーク、ディープラーニングなどを適用した制御システムの設計と開発を行っています。持続可能な社会の実現のため、鋼板においても日々開発が進む中、その圧延の難易度が上がることで製品品質の低下を招くなど顧客課題が生じます。このような課題を乗り越えるための技術開発を日々進め、顧客にとって価値の高い制御システムの提供を行うことで、社会への貢献を実現しています。

    高精度自動板厚制御システム、自動形状制御システム
  • 鉄鋼システム用モータドライブシステム

    日立は、1982年に世界初の全デジタル交流可変速モータドライブシステムをリリースし、鉄鋼プラントのデジタル化に早くから貢献してきました。そのDNAは、世界標準パワーデバイスIGBTを適用したシステムに受け継がれ、世界中のお客様にご使用いただいています。10,000kWクラスの主機用モータから10kW未満の補機用モータまで駆動可能なラインナップをそろえており、ベクトル制御をコアとし、状態フィードバック制御(軸ねじり振動抑制制御)・フィードフォワード制御(揃速性制御)・負荷トルク推定制御(インパクトドロップ補償制御)等、圧延機用モータドライブシステムに要求される性能を実現しています。さらに近年は、エッジコンピューティングによるIoTソリューションや、保守支援機能の実現に注力しています。

    鉄鋼システム用モータドライブシステム
  • 鉄鋼・産業向け最先端デジタルソリューション

    鉄鋼・産業プラントでは、時代と社会が求める高付加価値製品の開発や生産プロセスの最適化に向け、今もなお進化し続けています。日立は、ミリ秒オーダーでリアルタイムにセンシングされる膨大なデータを駆使し、操業トラブルが発生した場合に自動で分析し改善立案までを行う知的操業支援システムや、最適な品質状態を機械学習させ制御にフィードバックする最先端制御手法等の開発を進めています。また、日本から世界各国のお客様をネットワークでつなぎ、映像とデータの双方から、リモートによる新設プラントの立上げや日々の安定稼働・品質改善をサポートするサービスの提供など、お客様との新しい鉄鋼・産業向けデジタルソリューションの創生に力を注いでいます。

    鉄鋼・産業向け最先端デジタルソリューション

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鉄鋼・産業システムの海外納入事例

世界トップクラスの高性能かつ省資源・省エネルギーの鉄鋼プラント制御システム・ドライブシステムを世界中に提供しています。グローバルな鉄鋼メーカーに対し、システムを納入し続けて数々の実績を積み重ねており、現在の海外プロジェクト売上高比率は約50%です。システム計画や企画立案プレゼン・要件仕様決定打ち合わせ・システム開発・オンサイト実証テストの各フェーズで、日常的にグローバルな場面での活躍機会があります。
入社数年目には、お客様と決定した仕様を実現するためのシステム開発を行い、最終的にサイトでお客様と一緒に、開発したシステムのパフォーマンス実証テストを経て、プロジェクトをまとめ上げるキーパーソンとなることが期待されています。

鉄鋼・産業システムの海外納入事例