常時インバータ方式UPS管理ソフトウェアは、サポートUPSと、サーバとUPSの接続方式により以下4種類がございます。
- *1
- xには、装置の構成により異なった英数字が入ります。
Power Chute Network Shutdown機能概要
UPS管理ソフトウェアであるPowerChute Network Shutdown(以下PCNSと表記)では、UPSに接続されたシステム装置にインストールし接続されたUPSの動作状況(シャットダウン、入出力電源状態、スケジュール運転等)、各イベント発生時の状況をTCP/IPプロトコルを通じて通知することができ、システムの信頼性を高めることができるUPS管理ソフトウェアです。現行製品であるPowerChute Business Editionでは、専用のインターフェースケーブルが必要でしたが、本管理ソフトではUPSへネットワークカード(Network Management Card)を搭載して、LANインターフェースを持たせることでUPSとシステム装置をLAN経由で接続してUPSを管理することができます。また、PCNS(Enterprise版/Virtualization版のみ)は、オペレーティングシステムの仮想化(Hyper-V/VMware)にも対応しています。
- (1)電源状態表示
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UPSの出力、最大/最小電圧、温度、出力周波数を表示します。
- (2)イベントとデータロギング
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UPSに生じたイベントをログファイルに出力、表示します。任意の時間間隔でUPSの状態を記録、表示します。
- (3)スケジューリング
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UPSに接続されたシステム装置の起動、シャットダウン、セルフテストをスケジューリングします。
- (4)動作パラメータの設定
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UPSのバッテリ切り替えの値を設定することにより、バッテリを効率良く使用できます。
- (5)UPSシャットダウンパラメータ設定
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商用電源停止後のUPSからシステム装置への出力停止までの時間を設定します。商用電源停止後の復旧までの再起動待機時間の設定、および自動回復の設定を行います。
- (6)アプリケーションシャットダウン
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商用電源停止時のアプリケーションシャットダウンに自動で応答します。
- (7)イベントアクション
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UPSに発生する各種イベントに対し、管理者通知、ユーザ通知、E-mail送信、ポケベル通知、サーバシャットダウンを行います。
- (8)診断機能通知
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自己診断の実行、電源障害のシミュレーション、アラームテストの実行、UPSの残量計表示を行います。
- (9)UPS冗長化構成
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冗長構成では以下UPS台数をサポートします。
PCNS v3.0.1以前:最大3台
PCNS v3.2 以降:最大16台
- (10)マルチPCNSインスタンス機能
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1台のコンピュータ上で、最大3個までのPCNSインスタンスをインストールし、個別にUPSを管理することができます。(Power Chute Network Shutdown v2.2.3のみ。v3.0以降は本機能をサポートしません)
Power Chute Network ShutdownはインストールするOS毎にライセンスが必要です。
ただし、マルチPCNSインスタンス機能を使用する場合は、使用するインスタンス毎にライセンスが必要です。
Power Monitor H for Network機能概要
- (1)オートシャットダウン機能
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停電時にOSを自動的にシャットダウンできます。シャットダウンは、一定時間以上の停電またはバッテリ電圧の低下によって行います。 シャットダウン後にUPSを停止させることも可能です。
- (2)スケジュール機能
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UPSおよびサーバのスケジュール運転ができます。 スケジュールは年間,週間または単一で設定でき、UPSの起動と停止、OSのシャットダウンができます。
- (3)ステータス・ディスプレイ機能
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電源状態を常に監視できます。 入力電圧、出力電圧、バッテリ電圧、周波数、負荷率などがグラフィカルに表示されます。
- (4)ヒストリ管理機能
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停電などのイベント発生時、および一定時間ごとの時刻、電圧、周波数、負荷率などのデータはログファイルに記録されます。
- (5)ユーザコマンド実行機能
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停電発生時やオートシャットダウン処理前など、特定のタイミングでユーザが作成したシェルプログラムを実行できます。
- (6)UPSの一括管理機能
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ネットワーク上のUPSが、スケジュール情報とともにアイコン表示されます。アイコンをクリックすれば、UPSに関する詳細表示を見ることができます。
- (7)ネットワーク機能
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ネットワーク上のUPSに対して、遠隔で監視、スケジュール設定、各種動作パラメータの設定、強制停止と再起動が行えます。
- (8)SNMPトラップと電子メール機能
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電源障害を、SNMPトラップや電子メールで遠隔の監視端末に通知することができます。
(VMware ESX Serverで使用する際、sendmailサービスが存在しないため、電子メール機能は未サポートとなります)
- (9)Webブラウザによる監視と簡単設定
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標準搭載の簡易Webサーバを使用することにより、Webブラウザを使って、UPS状態の監視、動作パラメータの設定を簡単に行えます。
- (10)マルチサーバ対応機能
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PMHNは、1台のUPSでバックアップされた複数のコンピュータを同期運転させる機能を持っています。UPSは共有メモリを備えており、各コンピュータはその共有メモリ領域を媒介にして同期運転に必要な動作条件を共有します。それによって、複数台のコンピュータの一斉シャットダウンや一斉起動が可能になります。
- (11)統合システム運用ソフト対応
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日立統合管理ソフトJP1の電源管理機能とのインタフェースが標準で組み込まれており、JP1/Power Monitorと連携して、UPSを含めた電源制御が可能です。
- (12)マルチUPS対応機能
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電源異常時/スケジュール運転時、シャットダウンを行い複数台のUPS出力を制御できます。電源異常などのイベントを判定する条件を定義できます。
(一括管理機能、ネットワーク機能を利用するには、UPSでバックアップされたコンピュータ毎に、本ソフトウェアがインストールされている必要があります。
Power Monitor H機能概要
- (1)オートシャットダウン機能
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停電時にOSを自動的にシャットダウンできます。シャットダウンは、一定時間以上の停電またはバッテリ電圧の低下によって行います。 シャットダウン後にUPSを停止させることも可能です。
- (2)スケジュール機能
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UPSおよびサーバのスケジュール運転ができます。 スケジュールは年間,週間または単一で設定でき、UPSの起動と停止、OSのシャットダウンができます。
- (3)ステータス・ディスプレイ機能
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電源状態を常に監視できます。 入力電圧、出力電圧、バッテリ電圧、周波数、負荷率などがグラフィカルに表示されます。
- (4)ヒストリ管理機能
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停電などのイベント発生時、および一定時間ごとの時刻、電圧、周波数、負荷率などのデータはログファイルに記録されます。
- (5)ユーザコマンド実行機能
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停電発生時やオートシャットダウン処理前など、特定のタイミングでユーザが作成したシェルプログラムを実行できます。
- (6)UPSの一括管理機能
-
ネットワーク上のUPSが、スケジュール情報とともにアイコン表示されます。アイコンをクリックすれば、UPSに関する詳細表示を見ることができます。
- (7)SNMPトラップと電子メール機能
-
電源障害を、SNMPトラップや電子メールで遠隔の監視端末に通知することができます。
(VMware ESX Serverで使用する際、sendmailサービスが存在しないため、電子メール機能は未サポートとなります)
- (8)Webブラウザによる監視と簡単設定
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標準搭載の簡易Webサーバを使用することにより、Webブラウザを使って、UPS状態の監視、動作パラメータの設定を簡単に行えます。
Power Monitor H Client機能概要
Power Monitor H Clientは、UPSとシリアル接続経由で直接通信しているUPS管理ソフト「Power Monitor H」から、LAN経由でUPSの情報を取得します。したがって、「Power Monitor H」と組み合わせて使用する必要があります。
LAN経由でUPSの情報を取得しますので、Power Monitor H Clientをインストールすることで、複数台のシステム装置をUPSに接続することができます。
- UPS動作状態の表示・記録
- UPS動作状態に応じたコンピュータのシャットダウン
- UPS動作状態段階ごとのスクリプト実行指定
※製品の仕様は改良のため予告なく変更する場合があります