2005年10月11日
SIP 対応IP-PBX「NETTOWER CX9000IP」とFOMA(R)無線LAN デュアル端末対応
「IPTOWER-SP ワイヤレスブラウジングソリューション」を発売
〜企業のコミュニケーション戦略に応じたIP テレフォニー環境を実現〜
CX9000IP タイプS
CX9000IP タイプM
株式会社日立コミュニケーションテクノロジー(取締役社長:青木 榮司)は、「ビジネスクラスVoIP ソリューションパッケージVoxiP(ボクシップ)*」を構成するSIP に対応したIP-PBX「NETTOWER CX9000IP」(以下CX9000IP と表記)及び、FOMA/無線LAN デュアル端末・PHS を使って文字メッセージ電送や業務アプリケーションの利用を可能とする「IPTOWER-SP ワイヤレスブラウジングソリューション」を製品化し11 月1 日より発売します。
「CX9000IP」は、IP テレフォニーサーバ「IPTOWER-SP」と共にIP テレフォニー製品の両輪として位置づける製品であり、1999 年2 月発売以来ご好評を頂いている「CX8000IP」の後継機として、多彩なサービス機能や高い信頼性を継承しつつ、SIP サーバ機能にも対応したIP-PBX です。IP 化によりワークスタイルを一新したい場合にも、また既存の端末やインフラを活用して使い慣れた操作性や安定性を重視したい場合にも、企業の考えるコミュニケーション戦略に対応したIP テレフォニー環境を実現できます。また、フルIP 化にも、それぞれの企業に合わせた段階的なIP マイグレーションにも対応できます。
近年の企業においては、IP テレフォニーシステムに対し、コスト削減とともに業務効率・生産性の向上を目的とするコミュニケーション手段を求めてきています。「CX9000IP」は、IP テレフォニーの中核装置として、ソフトフォンを利用した音声と業務アプリケーションとの連携や、モバイル端末を活用したモバイルセントレックスの構築などワークスタイルの変革を促す様々なコミュニケーション手段を提供します。
一方、ネットワークの信頼性や既存端末やインフラを活用するため、従来型のIP-PBX を選択する企業も多くあります。「CX9000IP」では、IP 環境でしか利用できなかった機能を、既存端末でも実現できるようにしました。例えば、一般電話機、多機能電話機、PHS 端末といった既存端末とPC を連携して、電子電話帳、Web 連携、ファイル共有など、ソフトフォンならではの機能を活用できます。また多機能電話機は、席替えの際にボタン操作をするだけでIP 端末と同じように内線番号を持ち運びでき、工事・保守者による移設工事作業が不要となり、IP テレフォニーと同様に運用管理コストを削減することが可能になります。
近年、i モード端末に代表されるブラウザ機能付PHS/携帯電話は急速に普及し、その流れが企業内システムにも及んでおり、当社IP テレフォニー製品群においても、PHS がセットで販売されるケースが半数以上に上っており、更にはFOMA/無線LAN デュアル端末の登場により、公衆・構内電話通信のシームレス化に拍車がかかることが予想されます。また、内線携帯電話端末にはパソコン並みの高機能を求められつつあります。
本ソリューションの核となるワイヤレスブラウジングシステムは、FOMA/無線LAN デュアル端末やブラウザ機能付構内PHS 端末よりイントラネットを閲覧、データベースにアクセスすることにより、電子メールの表示や各種業務アプリケーションの利用を可能とします。これにより、従来パソコンで行っていた客室情報検索(ホテル向け)やアラート画像監視システム(セキュリティ用)など様々な業務を内線携帯電話端末から利用できるようになります。
さらに、本システムを採用することで、構内のみならず社外(公衆網)からイントラネットやデータベースのアクセスが可能となります。さらに本システムは、国内現行のPHS/携帯電話各社のブラウジングプロトコルに対応し、アクセスの都度表示画面を生成する方式を採用しているため、ブラウジング画面及び、セキュリティを準備しておけば、利用者が普段使っているPHS/携帯電話端末でも社外(公衆網)からのイントラネット、データベースのアクセスが可能となります。
また、ブラウジング画面 (コンテンツ)の制作は、コンテンツ内容とデータベースとの関係を定義するだけのノンプログラミング方式を継承しており、従来どおり運用後のメンテナンスも簡単な、使い勝手のよいシステムとなっております。
「CX9000IP」にモバイルコンバータ(VS-3000F)を導入することにより、 FOMA/無線LAN デュアル端末によるモバイルセントレックスが構築できます。社内では無線LAN による無線IP 電話として、外出時はFOMA 端末として利用できるので、時間や場所にとらわれないビジネスコミュニケーションが可能です。また、LAN に直接接続できるIP 対応PHS 接続装置を使えば、PHS によるモバイルセントレックスも構築できます。
VoIP 標準プロトコルSIP に対応していますので、各種SIP 端末を収容でき、マルチベンダなネットワーク構築が可能です。また、SIP プロトコルコンバータ「NT-SG」を経由してIP 電話「050」サービスに接続することができます。すべての拠点からの公衆発信にIP 電話「050」サービスを利用できるので、通信コストの大幅な削減が可能になります。(NT-SG の対応は2006 年3 月予定)
IP 多機能電話機だけでなく、一般電話機、多機能電話機、PHS 端末といった既存端末をハンドセット代わりに使用して、ソフトフォンを利用することができます。電子電話帳、Web 連携、ファイル共有など、今まではIP 環境でしかできなかったソフトフォンならではの機能を、既存端末で活用できます。
従来配線の多機能電話機では、席替えのたびに工事・保守者による内線番号の移設作業が必要でした。「CX9000IP」では、多機能電話機のメニューボタン操作だけでIP 端末のように内線番号を持ち運ぶことが可能になり、電話機の移設費用を削減することができます。
多機能電話機は、半角20 文字×6 行の大型ディスプレイを搭載しており、以下の特長があります。
多機能電話機(HI-36D-TELSD)
FOMA/無線LAN デュアル端末のみでのシステム構成、構内PHS 端末のみでのシステム構成、双方混在でのシステム構成と、顧客ニーズに合わせた自由な組合せでシステム構築が可能です。システム装置は共通で、運用開始後の端末増設においても、自由度が高いシステムです。
等、業種別に開発済の各種アプリケーションパックのなかから自由に選択することができます。パッケージ製品のため、構築が容易で低コストでの構築が可能になります。
日立コミュニケーションテクノロジーは、「IP テレフォニーを、企業の競争力に。」をテーマに、「ビジネスクラスVoIP ソリューションパッケージ VoxiP(ボクシップ)」として、機器提供だけでなく、設計から構築、運用、保守まで、お客様の業務と密接に連携するIP テレフォニーシステムのソリューションとして提供致します。
機種 | システム価 格 | 出荷時期 |
---|---|---|
日立IP-PBX 「NETTOWERCX9000IP」 |
価 格:598.5万円〜 (税抜価格:570万円〜) (アナログ局線 8回線 INS64局線 4回線 一般内線 40台 多機能電話機 20台 PHS接続装置 8台 PHS端末 40台) |
2005年12月20日 |
IPTOWER-SP ワイヤレスブラウジング ソリューション |
個別見積り | 同上 |
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