ページの本文へ

化学プラント:日立

Hitachi

工場から排出される揮発性有機化合物(VOC*)を回収・精製、または燃焼処理するシステムです。お客さまの環境対策を直接サポートします。

*
VOC: Volatile Organic Compounds

納入事例

酢酸エチル回収精製設備

写真:酢酸エチル回収精製設備

概要
納入年 2009年
納入場所 国内
生産能力 18,000 m³N/h
溶剤回収量 370 t/year(想定)

包装フィルム用のラミネーターの乾燥工程などから排出される酢酸エチル排ガスを回収・精製し、ラミネーターで再利用するオンサイト型のVOC回収設備です。
大気汚染防止法のVOC排出規制に対応しており、溶剤回収による環境負荷の低減および再利用による投資回収効果を目的としています。

排ガス濃縮燃焼設備(蓄熱燃焼式)

写真:排ガス濃縮燃焼設備(蓄熱燃焼式)

概要
納入年 2005年
納入場所 国内
生産能力 72,000 m³N/h

本設備は包装フィルム用の印刷機やラミネーターの乾燥工程等から排出されるトルエン、酢酸エチル等の混合溶剤排ガスの濃縮燃焼設備です。定常運転時は燃料を使用しない省エネ型の設備です。

VOC処理システムとは

工場での製品生産過程で利用される揮発性の有機溶剤は、その利用条件によって一部が蒸発し排ガス中に混じります。このシステムは、蒸発した有機溶剤(VOC)を排ガス中から回収(除去)し、清浄なガスを大気に放散することを目的としています。当社はVOCの処理方法として2種類の方式をご用意しています。

回収精製方式

VOCを回収した後、回収液中に含まれる有機溶剤を精製装置で高純度化を行い、再利用するもので、ランニングコストの低減など経済性を追及したシステムです。

燃焼方式

VOCを高濃縮化し、燃焼処理するもので、省エネルギー型のシステムです。

画像:VOC処理システム概要図
画像を拡大する

納入範囲

当社にて設備の設計を行い、調達・施工まで一式(EPC)で納入します。

適用分野

回収・精製可能な溶剤

塩化メチレン、酢酸エチルなどの単一溶剤

燃焼処理可能な溶剤

酢酸エチル、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール、トルエンなどの混合および単一溶剤

技術

回収精製方式

  1. VOCを含む排ガスは、吸着装置(活性炭)でVOCを吸着・除去することにより、清浄空気として大気に放出します。
  2. 吸着されたVOCは、熱エネルギーにより活性炭から脱着され、冷却することによって回収液となります。
  3. 回収液にはVOCの他に空気中の水分などが含まれており、精製装置で高純度に分離することで、再利用可能な溶剤を取り出すことができます。

画像:回収精製方式システムフロー図
システムフロー図
画像を拡大する

燃焼方式

  1. 低濃度のVOCを含む排ガスは、濃縮装置のゼオライトでVOCを吸着・除去することにより、清浄空気として大気に放出します。
  2. 吸着されたVOCは、少風量の熱風によりゼオライトから脱着され、高濃度のVOCガスとなり、蓄熱式燃焼装置で燃焼処理されます。
  3. このシステムは低濃度のVOC排ガスでも燃焼処理用の燃料が不要な省エネ運転が可能です。

画像:燃焼方式システムフロー図
システムフロー図
画像を拡大する