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雲ができるまで|天気のひみつ

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雲って、何でできていると思う?

遠くから雲を見ると、わたがしのように見えるし、フワフワのふとんみたいで、寝転(ねころ)がったら気持(きも)()さそうだよね。でも、実際(じっさい)には手でさわったり、食べたり、雲の上に乗ったりはできないんだ。雲っていったい何でできているのか不思議(ふしぎ)だと思わない?

フワフワに見える雲のなぞを(さぐ)ってみよう!

フワフワに見える雲のなぞを(さぐ)ってみよう!

雲は、水や氷のつぶでできているよ!

雲は、小さな水や氷のつぶの集まりなんだ。大きさはだいたい1ミリの100分の1くらい。ひとつひとつは目に見えないくらい小さいけれど、たくさん集まると雲として見えるんだ。

氷水で()やされたコップの(まわ)りの水蒸気(すいじょうき)が水のつぶとなり、グラスの表面にくっつくよね。これが雲になるしくみと同じなんだ。

雲ができるしくみ

海や地面の水が太陽の光であたためられると、水が蒸発(じょうはつ)して水蒸気(すいじょうき)になり、空気中のちりとまざるよ。水蒸気(すいじょうき)はあたたかい空気の上昇気流(じょうしょうきりゅう)で、ちりと一緒(いっしょ)に上空へ運ばれるんだ。

上空で空気が()えるとちりに水蒸気(すいじょうき)がついて、水や氷のつぶができる。この小さな水や氷のつぶがたくさん集まったものが雲なんだね。

雲の形、できる高さ、いろいろ。

空にうかぶ雲はどれも同じ形じゃないよ。雲の種類(しゅるい)は形だけでなく、雲のできる高さで分けられているんだ。おおまかに分けると10種類(しゅるい)※の雲があるよ。さあ、どんな雲があるか見てみよう!

※世界気象機関(きしょうきかん)発行の「国際(こくさい)雲図帳」では雲を大まかな形から10の「(るい)」に分類(ぶんるい)しています。

上層雲(じょうそううん)】空のとても高いところにできる雲

地上6,000mくらいからさらに高いところにできる雲で、ほとんどが氷でできているよ。

  • 1:巻雲(けんうん)(すじ雲)
    うすく、はけで書いたような雲。上空で強い風がふいているときにできます。
  • 2:巻積雲(けんせきうん)(うろこ雲)
    小さなかたまりが魚のうろこのように集まった雲。低気圧(ていきあつ)が近づいているときに広がります。
  • 3:巻層雲(けんそううん)(うす雲)
    うすいベールのような雲。低気圧(ていきあつ)が近づくとできやすく、雨になるかもしれません。
※雲の高さによる分類:気象庁「気象観測の手引き」参照
写真:©一般財団法人 日本気象協会

中層雲(ちゅうそううん)】空の高いところにできる雲

2,000mから6,000mくらいまでの高さにできる雲で、そのときの気温によって、氷のつぶでできていたり、水のつぶでできていたりするよ。

  • 4:高積雲(こうせきうん)(ひつじ雲)
    ひつじの()れのような雲の集まりです。出てもすぐに消えることがあります。
  • 5:高層雲(こうそううん)(おぼろ雲)
    空全体をおおう灰色(はいいろ)のあつい雲です。この後に雨や雪が()ってくるかもしれません。
  • 6:乱層雲(らんそううん)(雨雲)
    暗い灰色(はいいろ)の雲があつく広がる雲です。太陽の光をさえぎり、まとまった雨や雪をふらせます。
※雲の高さによる分類:気象庁「気象観測の手引き」参照
写真:©一般財団法人 日本気象協会

下層雲(かそううん)】空の(ひく)いところにできる雲

(やく)2,000m以下(いか)(ひく)い空にできる雲で、高い山に登ると下に雲が海のように広がってできる雲海として見ることができるんだ。

  • 7:層積雲(そうせきうん)(うね雲)
    細長く広がる雲がいくつもならびます。急に空一面をおおうことがありますが、ほとんど雨は()らず、雲の上は晴れています。
  • 8:層雲(そううん)(きり雲)
    (ひく)い空にうすく横に広がった雲で、山にかかっていることがよくあります。
  • 9:積雲(せきうん)(わた雲)
    晴れた空にぽっかりとうかんでいることが多い雲です。ほとんどの場合、雲の(そこ)は平らになっています。
  • 10:積乱雲(せきらんうん)(にゅうどう雲)
    もくもくとわき立つように、上に大きく成長(せいちょう)した雲です。強い雨を()らせるだけでなく、かみなりを発生させることがあります。
※雲の高さによる分類:気象庁「気象観測の手引き」参照
写真:©一般財団法人 日本気象協会

空にうかぶ雲を観察(かんさつ)してみよう!

雲は何でできているか、どんな種類(しゅるい)があるか、みんなよくわかったかな? 昔の人は長年の経験(けいけん)から「山に雲がかかっていると雨になる」とか「きれいな夕焼(ゆうや)け雲だから明日は晴れる」と雲のようすを見て翌日(よくじつ)の天気を判断(はんだん)していたんだ。みんなも雲を観察(かんさつ)すれば、これからの天気の変化(へんか)を予想できるかもしれないよ。

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