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製粉工場におけるトレーサビリティを
目指したMES構築事例

日清製粉株式会社の製造管理システム


Manufacturing Execution System Featuring Food Traceability Functions for the Milling Industry

箭内信一 日清製粉株式会社 鶴見工場 製造課
吉澤隆司 日立製作所 情報・通信グループ 産業システム事業部 環境・MESソリューション部
田口孝史 日立製作所 情報・通信グループ 産業システム事業部 環境・MESソリューション部
佐々木敏章 日立製作所 トータルソリューション事業部 産業・流通システム本部 産業システム部



口絵

日清製粉株式会社鶴見工場のGミル製造ライン(a)と製造管理システム操作室(b)
 神奈川県川崎市に位置する日清製粉株式会社鶴見工場のGミル製造ラインは,地上8階建,建築面積1,188m2,延べ床面積8,586m2の規模に,ロール機やふるい器などの主要設備を備え,500t/dの原料処理能力を持っている。



 近年,食品事故への関心や健康指向の高まりを受けて,食品の品質・安全と安心に対する消費者の要求が高まっている。このような状況の中で,食品メーカーでは,トレーサビリティの確立と,高度品質保証体制の整備が急務となってきている。

 日清製粉株式会社鶴見工場は,新製粉ラインの「Gミル製造ライン」を建設するに際して,製粉工程の製造管理システム“MES(Manufacturing Execution System)” を導入した。この新製粉ラインは,「原料から製品までを一貫管理する」という,既存ラインとはまったく違う方針で建設されることになったため,これを機に,システム設計や運用設計では,従来の手法にとらわれない新しい考え方を取り入れた。

 このGミル製造ラインで,日立製作所は,製造管理システムの構築を担当した。この製造管理システムでは,トレーサビリティ機能や製造管理機能を従来よりも拡充させるとともに,オペレータが操作しやすい環境の創造に配慮した。このシステムは,2002年10月から本稼動に入っており,現在,順調に稼動中である。



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