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プロジェクトファイナンスを導入した
株式会社ジェネックスの最新鋭IPP火力発電所


Advanced IPP Thermal Power Plant by Project Finance

岩本 祐一 日立製作所 電力・電機グループ 火力・水力事業部 火力システム設計部
西森 拓郎 日立製作所 電力・電機グループ 火力・水力事業部 火力技術部
富沢 雅昭 日立製作所 電力・電機グループ 火力・水力事業部 タービン設計部
中村 淳彦 日立製作所 電力・電機グループ 火力・水力事業部 火力プラント設計部



口絵

株式会社ジェネックス水江発電所の全景
 蒸気タービン建屋(右手前),冷却塔(左手前),ガスタービン,廃熱回収ボイラ,共通煙突(中央上),およびボイラと環境装置(右上)がコンパクトに配置されている。水江発電所のシンボルである煙突は,「川崎市都市景観形成協力者表彰」を受賞している。



 近年,火力発電の分野では規制緩和による競争の激化が進み,IPP(独立発電事業者)が登場するなど,大きく環境が変化している。

 そのような中で,日立製作所は,エンジニアリングから資金調達までを通した発電所ビジネスに取り組んできている。その一例が,株式会社ジェネックスの水江発電所である。この最新型IPP火力発電所では,汽力発電設備とコージェネレーション設備を併設しており,東京電力株式会社への電力卸売りと,東亜石油株式会社京浜製油所へのプロセス蒸気供給を同時に行っている。

 製油所へプロセス蒸気を安定供給するには26種類に及ぶ特殊運転が考えられたことから,それらをすべて実機で確認するなど,高い信頼性と効率を図るために注力した。

 また,この発電所の建設資金の調達では,プロジェクトファイナンスが導入された。今回は日立製作所が元請け会社としてプロジェクトをまとめ,計画から建設,運転に至るまで,顧客のパートナーとして支援した。


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