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事例紹介

Casestudy
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株式会社UFJ銀行
(現 三菱東京UFJ銀行)
 
新営業店システム「FITS21」で業務を効率化。営業に特化できる体制を構築。
 
人もシステムもセンター集中型にBPR。事務の効率化を図る
 
2002年1月15日、三和銀行と東海銀行が合併し、株式会社UFJ銀行(以下、UFJ銀行)が誕生した。2000年7月に合併の検討を発表してからわずか1年半でのシステム完全統合は、異例の速さといえる。続々と新サービスを打ち出し商品化する企画力と行動力に加え、同行のスピード経営の一端が垣間見えた。

このスムーズな統合をはじめUFJ銀行の情報システムを支えるのが、株式会社ユーフィット(以下、ユーフィット)である。UFJグループのIT会社として、両行のシステム部門が統合した法人だ。旧三和銀行の営業店事務フローの改善と顧客ニーズへのタイムリーな対応を目的とした新営業店システム「FITS21」も、1998年4月頃から日立と共同で設計を始めた。「各店舗に分散されている窓口支援事務を、人とシステムの両面からセンターに集結し合理化を図るという革新的で大規模なBPRです」とユーフィット 銀行システム本部 チャネル開発部 部長 藤澤 秀浩氏は語る。

FITS21は、全国約550店舗、約1万7千台の端末から利用され、顧客が窓口で記入する伝票を読み取り、データ化し、その検査を行う。伝票の入力から承認までの事務作業をワークフローで効率化するシステムだ。窓口業務の中枢システムだけに、ピーク時には1時間あたり40万件の取引を処理。照会件数も合わせると、トランザクション数は指数的に増加する。しかもすべてのデータは10年間保管するため、データベースの容量も1.5テラバイトとなる。システムダウンは窓口業務の停止を意味するため、将来を見込んでノンストップの稼働を前提に設計されている。
藤澤 秀浩 氏の写真
 
「大量データも迅速に処理。その信頼性と純国産RDBならではのサポートがHiRDBの魅力ですね」
株式会社ユーフィット
銀行システム本部
チャネル開発部
部長 藤澤 秀浩 氏
 
 

HiRDBが支える中枢システム。営業店は営業活動に注力

 
このシステムの中核を担っているのが日立のスケーラブルデータベース HiRDBだ。基本システムは、HiRDB Single Server 2台で稼働。一方はFITS21が稼働している実行系、片方はホットスタンバイしている待機系だ。実行系に障害があっても、わずかな時間で待機系にフェイルオーバーする。また、実行系の保守作業を行う場合は、待機系で処理を行うため、事実上ノンストップ稼働を実現。この基本システムを1系統とし、旧三和銀行店舗と、旧東海銀行店舗を複数系統でサポートすることにより更に信頼性を向上させているのだ。

そしてHiRDBに蓄積されたデータと、各店舗の端末を取り持つのがセンターに置かれるアプリケーションサーバだ。ここにも日立のCosminexusが導入されており、同行が次々と商品化するサービスを、迅速にWebアプリケーション化、きめ細かで小回りの効くシステムとして稼働している。
さらに分散トランザクション処理を行うため、TPBrokerとOpenTP1も採用された。

一方店舗に配置されている端末は、通帳プリンタや伝票読み込み用のイメージスキャナを搭載した専用端末と、イメージスキャナを接続したWindows(R)ベースのPCだ。どちらもセキュリティの確保されたWANを経由して、センターにアクセス。窓口のスキャナで読み込んだ伝票はイメージデータとして送られ、センターで文字認識しデータ化される。また、検印処理もセンターで行われ、印影データとあわせてHiRDBに取引記録として保存される。「それまで見られなかった取引データなどの勘定系データが、営業担当者のPCでも閲覧できるようになり、過去のデータから、お客さまにより細かなご提案ができます。さらに事務の自動化により、本来の業務である営業活動の時間をより長くできるようになりました」と藤澤氏は胸を張る。
 

高信頼のHiRDBならミッションクリティカルシステムも任せられる

 
FITS21の完成後、両行は統合を迎える。倍増する端末やトランザクションでも、理論上問題なしと判断した。しかし念のため、統合前の正月に日立の立会いのもと全店舗で、全端末から一斉にHiRDBにデータを送るという極限テストが行われた。「その結果は、想定を上回るレスポンスと抜群の安定性を示しました」

FITS21以前にもHiRDBを利用したシステムがいくつかあり、そこでの印象はトラブルが圧倒的に少ない、レスポンスが良い、チューニングが容易であるという3点だったという。
これらの実績もさることながら「純国産のHiRDBなら、万一障害が発生しても開発者が迅速に直接解決してもらえるので、被害を最小限にできます。日立のサポート体制が万全であるという点も大きな魅力でした」という。「ミッションクリティカルなシステムなので、信頼性が高く高速なHiRDBを選んで正解でした」と藤澤氏は満足気に微笑んだ。

UFJ銀行は、その機動力とスピードを武器に、顧客第一主義のソリューションとしてHiRDBを選んだ。今後もHiRDBと共に新しい銀行システムを牽引していくことだろう。
 
UFJ銀行新営業店のシステムの説明図
 
 

USER PROFILE

株式会社UFJ銀行
設立 2002年1月15日(合併)
資本金 8,435億円
総資産 68兆8,075億円(2002年3月)
従業員数 1万9,526名(2002年3月)
URL http://www.ufjbank.co.jp/
事業概要 株式会社三和銀行と株式会社東海銀行が合併し、株式会社UFJ銀行となる。UFJグループの中核企業として、ミドル・リテール分野を中心にグループの信託銀行、資産運用会社、証券会社、クレジットカード会社等とともに、革新的な金融サービスを提供する、総合金融グループをめざす。

株式会社ユーフィット
設立 1970年7月9日
資本金 13億1,000万円
売上高 971億円
従業員数 1,888名(2002年4月現在)
URL http://www.ufit.co.jp/
事業概要 旧東海銀行のシステム関連会社であるセントラルシステムズ株式会社を改組し、旧三和銀行の開発・運用部門と合流したUFJグループのIT会社。UFJグループのシステムインテグレートはもちろん、長年培ってきた金融系システムのシビアなシステム構築・運用技術を活かし、流通、行政、マスコミなどといった幅広い業界のITソリューション会社として活動する。

 


HiRDB の詳細は,製品ホームページでご覧ください。
 
* 会社名,製品名は,各社の商標もしくは登録商標です。
 
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