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Q1. JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3では、どのようなことができますか?

JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3は、SNMPエージェントの一つです。受発信数などの標準MIBにより、TCP/IPネットワーク資源の情報をSNMPマネージャに提供します。
また、SNMPサブエージェントであるJP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視と連携することで、拡張MIBにより、VOS3システムの稼動状況を監視することができます。
SNMPマネージャには、JP1/Cm2/Network Node Managerを使用して、VOS3システムをネットワーク上の一つのノードとして、UNIXサーバやPCサーバと同様に統合監視することができます。

Q2. VOS3システムの稼動状況として監視できる情報には、どのようなものがありますか?

VOS3システムの稼動状況として、以下のような情報を拡張MIBにより採取し、監視することができます。

  • CPU関連 … CPU利用率など
  • 仮想メモリ関連 … システム作業領域名、使用ページ数、未使用ページ数など
  • チャネル関連 … チャネル数、チャネル番号、チャネルビジー率など
  • メモリ関連 … 未使用ページ数、未使用の実記憶領域16MB未満ページ数など
  • ジョブ関連 … ジョブ名称、ジョブステップ名称など

Q3. JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3の動作に必要なプログラムプロダクトを教えてください。

JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3を動作させるには、

  • S-1141-B1 XNF/TCP 06-00以降
  • S-1141-32 XNF/AM/ES E2 05-00以降

が必要となります。

また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を動作させるには、

  • S-1291-31 AOMPLUS 08-02以降
  • S-1113-12 SAR/D/ES 17-00以降

が必要となります。

Q4. JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3の動作に必要なハードウェアを教えてください。

JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3は、標準MIBのみを使用する場合は、LIC(H-6355)、又はILA2が必要となります。
標準MIBに加えて拡張MIBを使用する場合は、ILA2が必要となります。

Q5. TCP/IP資源情報やVOS3資源情報について、しきい値監視をすることはできますか?

JP1/Cm2/SNMP System Observerを使用して、MIBを参照・収集することで、収集した情報がしきい値を超えているかどうか監視することができます。

Q6. JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3は、トラップを送信することはできますか?

XNF/TCPのコマンド、及びSNMP定義テーブルを設定することで、トラップを送信することができます。
また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を使用すれば、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視に定義した拡張トラップメッセージをSNMPマネージャに送信することができます。(AOMPLUSのシナリオ機能からSNMPのTRAPを発行し、OSやジョブの障害監視が可能です。)

Q8. サポートしている標準MIBには、どのようなものがありますか?

iso(1).org(3).dod(6).internet(1).mgmt(2).mib-II(1)に属するsystemグループ、interfacesグループ、atグループ、ipグループ、icmpグループ、tcpグループ、udpグループ、snmpグループのMIBを管理しています。

Q9. サポートしている拡張MIBには、どのようなものがありますか?

XNF/TCP高性能モードに於いて、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3を使用すると、拡張MIBを使用することができ、enterprises(1).hitachi(116).systemExMib(5).vos3(7).xnftcp(1)に属するグループのMIBを使用することができます。
また、JP1/Cm2/SNMP Agent for VOS3稼動監視を使用する場合、enterprises(1).hitachi(116).systemExMib(5).vos3(7)の配下に、vos3Systems(2)が設定され、systeminfo(1)、virtual(2)、processor(3)、page(6)等のMIBを使用することができます。