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「お客さまの期待を超えるサービス提供」を実践しながら、
大規模Webシステム開発など新規ビジネス開拓に注力。
Cosminexus認定技術者が大きな推進力に

コンサルティングからシステム構築、開発、運用といった一連のサービスをトータルに提供する株式会社 信興テクノミスト(以下、信興テクノミスト)は、“人財”育成のフレームワークに「Cosminexus(コズミネクサス)認定資格制度」を組み込み、認定資格取得者を短期間で大幅に増やしている。

折りしも、Cosminexusは「日経コンピュータ第13回顧客満足度調査 Webアプリケーションサーバー部門」において第1位(*)を獲得して、注目が集まっている。 Cosminexus認定資格制度を積極的に活用していく信興テクノミストの取り組み姿勢は、今後の新規ビジネス開拓においても、ビジネスチャンス獲得の大きな推進力となるに違いない。

(*)
日経コンピュータ2008年8月15日号 第13回顧客満足度調査

牛木 正良氏の写真
株式会社 信興テクノミスト
システム開発本部
本部長
牛木 正良氏

佐藤 優氏の写真
株式会社 信興テクノミスト
システム開発本部
第3システム開発部
部長
佐藤 優氏

久川 満氏の写真
株式会社 信興テクノミスト
ソリューション本部
ネットワークソリューション部
部長
久川 満氏

古田 伸豊氏の写真
株式会社 信興テクノミスト
ソリューション本部
ネットワークソリューション部
課長
古田 伸豊氏

小滝 泰弘氏の写真
株式会社 信興テクノミスト
ソリューション本部
ソリューション営業部
担当部長
小滝 泰弘氏

既存の受託開発とともに
新規ビジネス開拓の両面を強化

「『常にお客さまの期待を超えるサービス提供』を実践しながら、ビジネス規模の拡大にも力を注いでいます」(牛木氏)。

これまで信興テクノミストは、公共システムなどの受託開発を中心に事業を行ってきた。

「公共システムは急速にWeb化が進んでいます。コンサルティングからシステム構築、開発、運用まで総合的な視野を持つ当社の強みを活かすためには、今後は大規模Webシステムの開発に力を入れていきたいと思います」(佐藤氏)。

一方、ソリューション本部では、問題解決策を積極的に提示する新規ビジネス開拓の取り組みを強化している。

「お客さまのビジネス価値を高めるために、『運用の視点に立ったアプリケーション開発』や、『アプリケーションの視点に立ったインフラ構築』などを複眼的に提案していきたいと思います」(久川氏)。

キャリアパス達成に
認定資格制度を組み込む

「人材」を「人財」と考える信興テクノミストは、人材育成に力を入れている。

「社員満足がベースになければ、顧客満足を得られる仕事はできません。当社は、社員のモチベーションを大切にしながら、各人の夢やビジョンを実現するための支援プログラムを二重三重に組んでいます」(牛木氏)。

人材育成の基本方針は、ヒューマンスキルとテクニカルスキルの両面を育成することだ。

「ITエンジニアとしてどうあるべきか、信興エンジニアとしてどう社会貢献していくのかというヒューマンスキルを常に考えながら、実務を通じて『知識』を『知恵』に変えていく取り組みをしています」(小滝氏)。

具体的には、自己実現のための将来ビジョンを社員自ら策定し、認定資格取得を含めたキャリアパス計画を立て、年度ごとに上司と相談する。会社としては、ITSSをフレームワークに用いて各人の達成度を評価しながら、資格取得などの支援は全社規模で計画し、予算化して実践している。

「高いモチベーションを維持しながらキャリアパスを高めていくうえで、国家資格試験やベンダーの資格試験は、達成感を与えてくれる大切な要素です。数年前から『日立オープンミドルウェア認定資格制度』もキャリアパスの枠組みに盛り込み、取得を奨励したり、取得者に資格取得手当を出すなどの施策を実施しています」(佐藤氏)。

信興テクノミストでは、日立のSOAプラットフォーム「Cosminexus」のスキルを認定するCosminexus認定資格試験に2007年からチャレンジし、わずか1年間で延べ30名の資格取得者を輩出した。

「大規模Webシステムは高い信頼性と品質維持が重要です。そのため、品質チェック専門の部署を作るなど社内のしくみも整備しています。『Cosminexus認定資格制度』への取り組みも急いでいます」(佐藤氏)。

「近年、顧客満足度などで評価が高まるCosminexusの資格取得者を多く抱えることは、新規ビジネス開拓に取り組むうえでも役立つはずです」(久川氏)。

資格取得のみならず
実務に役立つ認定資格講座

古田氏は、2007年4月に「Cosminexus認定エンジニア(Platform)」、同年7月に、「Cosminexus認定プロフェッショナル(Platform)」を取得した。

「最初に、Cosminexusプラットフォームエンジニア認定資格講座を受講したところ、J2EEの構造からていねいに教えてもらえたので、理解が一気に進みました。この講座は、Java™のプログラミングは未経験だった自分にとって、Java™システム環境構築への『頼りになる入り口』だったのです」(古田氏)。

次に受講したCosminexusプラットフォームプロフェッショナル認定資格講座も、事例をもとにトラブルシューティングなどの具体的なノウハウを伝授するもので大変役立ったという。

「講座では特に、性能評価のノウハウを深く会得できたのが最大のメリットです。資格取得後に、Cosminexusを使った環境構築を何件も担当しましたが、性能評価をハイレベルに実践できて、思い通りの高信頼設計ができました」(古田氏)。

次にチャレンジするのは、「Cosminexus認定コンサルタント」である。

「最適なサイジングや、ハードウェア資源を無駄にしない機器構成など、お客さまの利益になるプラットフォーム設計を考えるには、要件定義の前段階からプロジェクトに参画していることが不可欠です。そして、早い段階からプロジェクトに参画して有益な提案をするためには、総合的な知識を持っていなければいけません。今後はシステム構築時から運用までの広い視野を手に入れるために、Cosminexusコンサルタント認定資格講座を活用したいと考えています」(古田氏)。

大量の資格取得者が
新規ビジネス開拓の大きな推進力

「Cosminexus認定資格制度をキャリアパスに組み込むと同時に、資格取得手当の支給対象にするなどの取り組みによって、『Webシステムなら安心して任せてください』と言える体制が整いました。資格取得者が多いと、取引先から技術力の高さを信頼してもらえますし、社内でも技術力が目に見えるようになって、プロジェクトチームを組みやすくなりました」(牛木氏)。

「新規ビジネス開拓のためには、技術知識を持って提案・見積りができるセールススキルを育成することも大切です。お客さまに最適なCosminexusの提案・見積りができる『Cosminexus認定セールスコーディネーター』の資格取得にも、会社としてチャレンジしていきたい」(久川氏)。

今後は、Cosminexusと日立の統合システム運用管理「JP1」の知識を組み合わせて、システムのライフサイクル全体にわたっての最適化を提案していきたいと考えている。

信興テクノミストは、技術力と総合力の両面を強化して、「常にお客さまの期待を超えるサービス提供」を継続していくために、今後も日立オープンミドルウェア認定資格制度を有効活用していく方針である。

(株)信興テクノミストの主なソリューション
トータルソリューション 「お客さまの課題を解決するITサービス」を、コンサルティングからシステム設計、開発、ネットワーク構築、運用までをワンストップで提供。
Webシステム開発ソリューション Webベースでの業務システム構築・開発・運用サービス。 大規模から小規模のさまざまな業種・業務システムを、幅広いノウハウで信頼性の高いシステムを提供。
JP1総合監視ソリューション JP1のコンサルティングからシステム構築・開発・運用までをトータルにサポート。幅広いカテゴリーにおいて「お客さまのピンポイントな要求」に対応。
ITILベース運用管理サービス ITILに精通した技術者により、運用改善支援から運用管理まで幅広いサービスを提供。
RFIDソリューション アクティブRFIDを利用した所在検知ソリューションを展開。 またパッケージとしては、大学向け出席管理システム「Best Class」を提供。
ISO27001、Pマーク認定制度取得コンサルティング 専任コンサルタントにより、現状分析から審査、認証取得までをサポート。取得後の運用支援も行う。

PARTNER PROFILE

株式会社信興テクノミストのロゴ

株式会社信興テクノミスト

[本店] 東京都品川区荏原4-16-8
[創業] 1930年12月 [資本金] 6,000万円
[従業員数] 460名(2008年4月1日現在)

電話機・通信機器の開発・製造・販売会社として1930年に創業。メインフレーム運用、ソフトウェア開発、オフショア開発へと事業領域を拡大し、現在では、コンサルティング・プラットフォーム構築・システム開発・運用のすべてを総合的に手がけるITソリューションカンパニーへと進化。

特記事項

  • この記事は、「日経BP社日経ITPro 2008/10/27」に掲載されたものです。
  • CosminexusCosminexus 認定資格制度の詳細については,ホームページをご覧ください。
  • ITSS:IT Skill Standard J2EE:Java 2 Enterprise Edition
  • Javaは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
  • その他記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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