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事例紹介

Casestudy
 


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株式会社セゾン情報システムズ
 
Cosmicubeとソリューションテンプレートの採用で 多角的な顧客情報分析を可能にしたCRM統合アウトソーシングサービス
 
流通業界では現在,顧客情報の活用に対するニーズが高まっている。しかし従来のシステムは単に集計結果を提供するものがほとんどで,そのニーズに的確に応えているとは言い難かった。このような状況に一石を投じたのが,1999年12月にサービスが開始された,セゾン情報システムズの「DICE◇KEY」である。これはポイントカードに基づいた顧客情報管理の総合アウトソーシングサービスで,日立の並列OLAPサーバCosmicube(コズミキューブ)顧客情報分析テンプレートを採用することでユーザー側のパソコンで多角的な分析を可能にした。顧客情報分析の常識すら変えてしまうこのサービスは,流通業の新たな競争力の源泉として,今後大きな注目を集めるはずだ。
 

本格的なCRMシステムの総合アウトソーシングサービス

 

“売り手主導型”から“買い手主導型”へ。このようなドラスティックな変化を遂げた消費市場の中で,欠かすことのできないのが顧客情報の管理である。しかし現時点では,きめ細かい顧客情報の分析を行っている流通業者はまだ少数派だといえるだろう。

顧客情報分析がなかなか浸透しない背景にはいくつかの理由がある。第一に必要な顧客情報の収集が難しかったこと。第二に膨大な顧客データを蓄積して高速に検索できるシステムの構築は難しく,高度な技術とノウハウが必要だったこと。そして第三に,蓄積されたデータの活用にも手間と時間がかかっていたからだ。

しかしこのような状況に終止符を打つのが,ポイントカードに基づいたCRM(Customer Relationship Management)システムの“総合アウトソーシングサービス”,セゾン情報システムズの「DICE◇KEY」である。

もちろん従来も,顧客情報を管理するシステムやサービスは存在していた。しかし「これまでの顧客情報管理システムは,単に顧客情報を蓄積して定型的な集計結果を提供するだけのものがほとんどでした」と,DICE◇KEYプロジェクトの推進役であるセゾン情報システムズ 常務取締役 古田 敏之氏はいう。これでは現在の流通業が抱えている問題を解決することはできないのである。

それではDICE◇KEYは,従来のものとどう違うのだろうか。プロジェクトの中心的な役割を果たしているシステムインテグレーション事業部 システムインテグレーション第三営業部 部長 菅野 清氏は次のように説明する。「最大の特長は,顧客情報の管理や分析結果だけではなく,それらをアウトソーシングサービスやコンサルティングサービスと組み合わせ,ユーザーの方々が自由にデータを活用できる仕組みを提供していることです」

古田 敏之 氏の写真
 
常務取締役
古田 敏之 氏
 
菅野 清 氏の写真
 
システムインテグレーション事業部
システムインテグレーション
第三営業部
部長
菅野 清 氏
 

カードリーダ・ライタと分析用パソコンを設置するだけ

 

DICE◇KEYを利用するユーザーは自社でシステムを構築・管理する必要はない。システムの中核部分はすべてセゾン情報システムズ内に設置されており,運用管理もすべて同社が行うからだ。ユーザーは,セゾン情報システムズが提供するポイントカード用のリーダ・ライタと分析用のパソコンを設置する。これだけで手軽に導入でき,その後のメンテナンスのコストや手間も最小限に抑えることができるのである。

カードリーダ・ライタはセゾン情報システムズが長年培ってきた経験とノウハウを活かして独自開発したもので,ファンクションキーと大型液晶画面,業界最速2.8秒の印字スピードによって高い操作性を実現した。

もちろん導入が手軽というだけではなく,その効果も期待できる。システムやサービスだけではなく,顧客情報に基づいたコンサルテーションも低料金で提供されているからだ。このコンサルテーションにも,セゾン情報システムズの高度なノウハウが活かされていることはいうまでもない。

 

最先端のDB技術とソリューションテンプレートが可能にした多角的なデータ分析

 

分析ポテンシャルも極めて高い。

まず分析メニューとしては,曜日別・時間帯別売上客数一覧や個人別売上履歴,回数別・金額別・年代別売上客数一覧,地域別売上客数一覧,上位顧客売上推移といった実績管理から,流通業界で定番となっているRFM分析やデシル分析,ランク別顧客一覧,そして条件抽出機能付きDMラベル出力などが,あらかじめ用意されている。そしてこれらの分析結果を画面に表示するだけではなく,ボタンひとつで自動的にExcelの表形式に変換し,グラフ化したレポートを即座に作成することも可能である。

特に注目すべきなのは,分析データを自由に操作して多角的に眺めたり,分析表からオリジナルのデータにアクセス(ドリルスルー)することができる点だ。これにより,たとえばRFM分析で上位顧客層の数を確認した上でその顧客一覧を表示したり,複数の属性から顧客の購買パターンを分析することで特定の顧客層に対する販売促進戦略を立てる,といったことが簡単に行える。

小売業に長年従事し,今回のプロジェクトの知恵袋的な存在となっているシステムインテグレーション事業部 システムインテグレーション第三営業部付 部長 古橋 睦夫氏は「レポートの自動作成やドリルスルーの実現は,顧客情報管理にとって画期的なこと」だと指摘する。これまでのシステムでは,詳細に分析したりレポートに加工するには,かなりの手間と時間が必要だった。しかしDICE◇KEYなら,データを即座に戦略に活かせるのである。

このような分析が可能になった背景には,日立の最新のデータベース技術と各種ノウハウを結集したソリューションテンプレートの存在がある。DICE◇KEYでは分析用のデータベース(データキューブ)に「Cosmicube」,顧客情報の蓄積には「HiRDB」を採用しており,上記の顧客分析機能には,日立がCosmicubeのテンプレートとして提供している「顧客情報分析テンプレート」が全面的に採用されている。そのため豊富な顧客分析機能がありながら,開発開始からわずか3ヶ月でカットオーバーすることができたのである。

DICE◇KEYのシステム面を担当したシステムインテグレーション事業部 システムインテグレーション第三営業部 課長 梅沢 茂幸氏は,これらのデータベースおよびテンプレート製品を採用した理由は3点あったと説明する。まず第1はコスト・パフォーマンスの高さ。第2はシステムを短期間で構築できること。そして上記のような多角的な分析を簡単に実現できることだ。「特にCosmicubeの存在は重要です。一般的なデータベースではデータ検索にかなりの時間が必要になりますが,Cosmicubeなら即座に分析結果を取り出せる。さらに豊富な顧客分析パターンをもつテンプレートもとても有効でしたし,日立と共同でカスタマイズすることで,短期間で開発できました。」

古橋 睦夫 氏の写真
 
システムインテグレーション事業部
システムインテグレーション
第三営業部付
部長
古橋 睦夫 氏
 
梅沢 茂幸 氏の写真
 
システムインテグレーション事業部
システムインテグレーション
第三営業部
課長
梅沢 茂幸 氏
 
 

顧客情報がはっきり見えることで販売戦略は大きく変わる

 

ユーザー企業からの評価も高い。

「手元のパソコンでここまで分析できるのかと驚かれる方が多いですね」と菅野氏。システムとして優れているだけではなく,ユーザーの視点に立って作られている点が,高い評価を生み出す最大の要因になっているようだ。すでにあるアパレル企業では,POSによる売上データとポイントカードの売上データの差異がはっきりと見えており,わずか1ヶ月で販売戦略が変わり始めているという。

顧客情報分析のコスト・パフォーマンスを劇的に高め,そのあり方すらも根本から変えてしまおうとするDICE◇KEYと,それを支えるCosmicube,ソリューションテンプレート。流通業における新たな競争力の源泉として,今後大きな注目を集めるはずだ。

 
 

USER PROFILE 

株式会社セゾン情報システムズ
本社 〒171-0014 東京都豊島区池袋二丁目65番18号
TEL 03-3988-2050
FAX 03-3988-3902
設立 昭和45年9月1日(1970年)
資本金 13億6768万円(平成11年3月現在)
従業員数 589名(平成11年3月現在)
事業内容 セゾングループの情報処理サービス会社としてスタート。情報システムの企画・開発・運用を中心に事業領域を拡大し,“IT応用イノベータ”をキャッチフレーズにエンジニアリング,アウトソーシング,ネットワーキングの3つの柱で,情報システム全般にわたる付加価値の高いサービスを提供している。これまでにクレジット業務のような大量処理を伴うオンライン・データベースシステムや,大規模な受発注や物流システム,最先端のクライアント/サーバ型システムなどを手がけており,対象業種も流通・小売だけではなく,金融,製造,サービスなど,多岐にわたる分野に広がっている。
URL http://home.saison.co.jp/SIS/

 
この記事は、「日経コンピュータ」2000年3月13日号に掲載されたものです。
 

CosmicubeHiRDBの詳細については,ホームページをご覧ください。
 
* 会社名,製品名は,各社の商標もしくは登録商標です。
 
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