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Hitachi

エンタープライズサーバ EP8000シリーズ

2018年9月26日
株式会社 日立製作所

社会インフラ向けシステムに求められる高性能・高信頼に対応した
エンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のハイエンドモデルを販売開始

最新CPU「IBM POWER9™」の搭載で従来比最大約2倍の処理性能を発揮し、
大規模基幹システムに対応する性能とスケーラビリティを実現

[画像]日立エンタープライズサーバ「EP8000 E980」
日立エンタープライズサーバ「EP8000 E980」

  株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、日立の高性能・高信頼なUNIXサーバであるエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のハイエンドモデルとして、最新CPU IBM POWER9™を搭載した「EP8000 E980」を新たにラインナップに追加し、9月28日から販売開始します。今回販売開始する「EP8000 E980」は、最新のIBM POWER9™プロセッサの搭載により従来モデル比*1で最大約2倍の処理性能を実現したほか、電源や冷却ファンなどの各種デバイス冗長化による高信頼化に加え、業務処理を止めずにサーバの保守を可能とする機能を強化したことで、社会インフラ向けの大規模な基幹システムに求められる高性能・高信頼性に対応します。

*1
従来モデル「EP8000 E880」と「EP8000 E980」との比較。

今回のハイエンドモデルの概要

(1)最新のIBM POWER9™プロセッサを搭載し、大規模基幹システムに十分な性能とスケーラビリティを発揮

  今回のハイエンドモデルでは、CPUにIBM POWER9™を新たに搭載し、最大8スレッドを同時実行できる高速なCPUコアを最大192個と、最大64TiB*2の大容量メモリを搭載し、大規模な基幹システムに求められる性能を備えています。また、メモリインターフェースにはDDR4を新たにサポートしたほか、L4キャッシュはDIMM当たり16MiB*3を備え、メモリ帯域幅を向上して1ソケット当たりのデータ転送速度は230GB/sを発揮します。さらにデータ転送機構については、CPU筐体間のバス帯域を25Gb/sとしたほか、最新のPCIe Gen4スロットを新たにサポートし、高性能化を図っています。このほか、NVMe(Non-Volatile Memory Express)規格*4に準拠した内蔵SSDを新たにサポートし高速なディスクアクセスを実現しています。

  これらにより、従来モデル比で処理性能を最大約2倍、メモリ容量を4倍、データ転送速度を4倍へと高めたことで、近年基幹系システムへの適用が進むインメモリデータベースや、大規模なデータ利活用業務などにも高速な処理性能を発揮します。
  加えて、CPU筐体を1〜4台、メモリは256GiB*5〜64TiBまでの搭載数と容量を選べるため、システム運用や性能ニーズに柔軟に対応したスケーラブルな構成が可能です。

*2
TiB(テビバイト)=1,0244バイト。
*3
MiB(メビバイト)=1,0242バイト。
*4
NVMe:PCI Express(PCIe)を通じて、不揮発性ストレージメディアを接続するための論理デバイスインターフェースの規格。
*5
GiB(ギビバイト)=1,0243バイト。

(2)基幹業務を支える高信頼性に加え高可用性もさらに強化し、安定稼働を実現

  本ハイエンドモデルでは、従来モデルの高信頼機能を受け継ぎ、メモリ・キャッシュおよびPCIバス上のデータ保護や、電源やディスク、冷却ファンなどの部品レベルでの冗長化をしています。また、障害が発生する可能性のある部位の予測と動的切り離し*6機能や、稼働中に交換可能なユニット*7をサポートすることで、高い稼働率を実現します。加えて、ハイエンドモデル独自の高信頼機能として、FSP*8およびクロックの冗長化、Active Memory Mirroring for Hypervisor*9、CPU筐体間通信ケーブルの冗長化等により信頼性を向上しています。
  さらに、サーバ稼働中にプロセッサ、メモリの追加を可能とするCoD*10機能の一つである、PEP*11機能により、異なるシステム間でプロセッサやメモリを共有できます。具体的には、メインで業務を行うサーバとそのバックアップサーバでシステムを構成するケースにおいて、通常、バックアップサーバは最小のプロセッサとメモリで待機しておき、保守等でメインの業務サーバの停止が必要となった場合に、メインサーバで使用しているプロセッサとメモリをバックアップサーバへ移動して業務を引き継ぐことが可能です。これにより、少ないシステムリソースでのバックアップ構成が可能となり、システム導入・運用コストの最適化が図れます。

*6
プロセッサ、メモリ、PCIスロットが対象。
*7
ファン、電源、PCIアダプタ、NVMeが対象。
*8
Flexible Service Processor:システムの診断、初期化、エラー検出、および修正などの管理を行うプロセッサ。
*9
メモリ上のハイパーバイザー領域を冗長化する機能。
*10
  CoD(Capacity on Demand):あらかじめ搭載された予備資源(プロセッサやメモリ)を、アクティベーションコードにより有効化して、必要な時に使用する機能。
*11
  PEP(Power Enterprise Pools):リソースプールを構成している複数のサーバ間でプロセッサ、メモリの使用権を共有できるCoD機能の一つ。

  このほか、日立独自のAIX®予防保守パッチの提供を含めた高信頼サポートサービスにより、安心して本製品を導入できます。また、本製品導入後最長10年にわたる長期保守サービスで、オープンサーバのシステム更改作業やバージョンアップ作業の負担を大幅に軽減するとともに、長期にわたり運用しやすいハードウェア長期保守/OSバージョン固定保守サービスも合わせて提供します。

「EP8000シリーズ」について

  「EP8000シリーズ」は、オペレーティングシステムにAIX®を採用する、日立のUNIXサーバです。金融機関をはじめとする企業の基幹業務や鉄道、電力などの社会インフラ向けシステムなどに多くの稼働実績があり、日立ストレージと連携した高速かつ高信頼なデータ処理を実現しています。また、万一の障害発生時でも、日立独自の高速系切替機能により、現用系から待機系へのサーバ切替えが短時間に可能であるなどの各種特長により、基幹業務や社会インフラシステムの安定稼働を支援しています。

新モデルの価格と出荷時期

新モデルの価格と出荷時期
製品 仕様概要 価格(税抜) 出荷時期
EP8000 E980
  • プロセッサー:IBM POWER9™
    3.9(max 4.0)GHz 最大128コア
    3.55(max 3.9)GHz 最大192コア
  • メモリ:最大65,536GiB
39,363,100円〜 12月28日

他社商標注記

  • IBM、POWER9、AIXは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。
  • UNIXは、The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。
  • その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部 IoT・クラウドサービス事業部