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子育て社員による座談会
子育て社員による座談会
日立には、産休・育休を取得しながら働く社員が
数多くいます。
子育てと仕事、“ゆずれないもの”である両者を
どのように両立させているのか。
先輩社員のリアルな声をお伝えします。

Member Profile

  • 島田 麻美

    島田 麻美(しまだ あさみ)

    サービス&プラットフォームビジネスユニット
    アプリケーションサービス事業部
    第四アプリケーション本部
    第一アプリケーション設計部 第一G
    2001年入社
    役職 部長代理
    理工学部 管理工学科 卒業

  • 齋藤 有香

    齋藤 有香(さいとう ゆか)

    グリーンエナジー&モビリティ戦略企画本部 戦略企画室
    2005年入社
    役職 部長代理
    理学研究科 生物地球系専攻 修了

  • 西山 満里奈

    西山 満里奈(にしやま まりな)

    金融システム営業統括本部 金融営業第一本部 第二部
    2011年入社
    役職 主任
    教育学部 教育心理学専攻(社会心理学研究室) 修了

  • 相馬 周一朗

    相馬 周一朗(そうま しゅういちろう)

    デジタルマーケティング統括本部 デジタル戦略本部
    クリエイティブプロポーザルセンター
    2014年入社
    役職 主任
    工学部 機械知能工学科 電磁気学専攻 修了

【産休・育休制度取得への準備】

いつ会社に伝えましたか? いつ会社に伝えましたか?

  • 島田:私の場合、1人目のときは妊娠が分かってすぐに上司に伝えました。つわりなどで迷惑をかけるかもしれないと思って。幸い体調がわるくなかったので、特に業務を減らすようなことはせず、必要に応じて期限を伸ばしてもらうなど自分で調整していました。2人目を妊娠したときは時短勤務をしていて、そこまで業務が多くはなかったので少し様子を見て、3ヶ月目に上司に伝えました。

  • 齋藤:私は当時電力事業を推進する部署でヨーロッパの事業開拓を担当していたため、海外出張が必須でした。フライトも長時間になりますし、子どもが生まれてからしばらく同じ業務は難しいと判断し、妊娠2ヶ月くらいで上司に伝えました。後方支援はできるので、フロントには別の担当者に立ってもらい、これまでの業務を引き継ぎながら産休に入るのが良いのではないかと提案し、そのようにさせてもらいました。私の部署は女性が少なくて、総合職で産休・育休を取った例はあまりなかったのですが、皆で見守ってくれるといいますか、「必要なサポートがあれば言って」と声がけしてくれるなど、周りの理解があることを感じました。

  • 西山:私は2人目のとき、周りには安定期に入ってから言いたいという思いがあり、信頼できる直属の上司にのみ妊娠したことを伝えました。業務内容において特に変化はなかったのですが、私は金融機関のお客さまに対する営業を担当していて、たとえば早急に対応が必要なときに窓口としてすぐに駆けつける必要があります。でも、そういうときにお腹の大きい私が行くとお客さまが気を遣ってしまいます。皆が急いで対応をしているときに「西山さんは座っていて。」とお客さまに言わせてしまったことがあり、これは違うなと思い、他の方にお願いした方が良い場面もあることを学びました。

  • 相馬:みなさんと比べると、私は会社に伝えた時期は少し遅めです。出産予定日の2ヶ月くらい前だったでしょうか。コロナ禍以降はほとんど在宅勤務ですし、育休は取らなくても大丈夫なんじゃないかと、正直、当時はそう思っていました。ところが、「せっかくだから育休を取ってはどうか?」と上司をはじめ部内のメンバーから後押しがあり、「子どもが日々成長していくのを見た方がいいよ」と言ってもらえたため、2週間の育休を取得しました。子育てをしている人がたくさんいる部署でもあり、ハードルはまったく高くありませんでした。

【現在の働き方】

両立のために、工夫していること。 両立のために、工夫していること。

  • 齋藤:子どもが産まれてから、いくつか会社に伝えたことがあります。まず国内のお客さまに担当を変更したいということ。出張は日帰りのみ行い、その出張も子どもが小さいうちはできないこと。夜に行われる懇親会やお客さまとの会食は子どもが小学校に入るまでは代わって欲しいということなどです。ちょうど国内のお客さまで新規事業の枠があったので、そちらを担当することになりました。「できないことを、できることとセットにして伝えること」で上司はどう動いたら良いか分かりやすくなり、準備をしてくれます。いま、私は時短勤務制度を使わずに、フレックス勤務で仕事をしています。業務を早く終わらせたり、父母会や幼稚園の行事に出席するために中抜けしたりと柔軟に働くことができています。伝えることって、大切ですよ。

  • 島田:私は2人目を産んで復職後、現場のSEとして企画部に異動しました。SEは時間の融通が効かない部分もありますが、私はどうしても現場に戻りたくて、上司に希望を出し、フルタイムで現場のプロジェクトに戻してもらいました。ところが、ブランクもあるし、アプリケーション開発部隊という未経験の分野でのリーダーを担ったことから、それはもう大変で。延長保育にも間に合わず、子どもが毎日泣いて迎えを待っているような状況でした。そこまでして働いても、プロジェクトもやりきれない。これでは何も良いことがないと思い、「やっぱり時短勤務に戻したい」と上司に相談しました。入社して初めて、仕事において「できません」と言いました。コロナ禍以降は在宅勤務になったので、時短勤務をやめて学童保育や習い事の送迎などをしながら働いています。ここまで紆余曲折ありましたが、齋藤さんが言われたように「自ら伝えることは大切」というのは、私にとっても大きな学びでした。上司や同期がすごく助けてくれましたし、各種制度も豊富にあります。例えば、当社は育休制度も小学校6年生まで取ることができるし、期間を区切った分割取得もできます。そういうところも良い点だと思います。

  • 相馬:少し育休を取って、また復職してということができる点は良いですよね。例えば、数週間など1ヶ月以内の育休を取る場合、特に事前申請をせずに取ることができます。育休として勤休管理システムに登録するだけで、通常の年休を取るのと同じ感覚で取ることができる点も使いやすくて良いと思います。

  • 西山:私は復職時、ダメだったら時短勤務に切り替えようと思って、はじめから2回ともフルタイムにしました。裁量労働制を利用しているので、子どもの急な体調不良などは上司に報告して中抜けしたり、柔軟に働いています。また、夫が飲食店を経営しているので、保育園への送りは夫が担当し、お迎えから子どもを寝かせるまでは私が担当するという感じで、朝晩で育児を分担しています。また、私は定時後に仕事を入れられないことを周りの人にも理解してもらっています。例えば、お客さまとの打ち合わせなどはすべて日中に入れて、自分の作業などは朝早く起きてやるようにしています。

  • 相馬:私は復職後、裁量労働制度を利用し、フルタイムで働いています。時期によっては残業が多くなる日ももちろんありますが、その月単位での最低業務時間を守りつつ柔軟に働けていると思います。妻も日立の社員で、育休を取得しているので、そこに頼っている部分は大きいですね。私の仕事中はすべて妻が子育てをやってくれているわけだから、それ以外の時間や休日に私が家事全般を行います。例えば、平日は朝5時に起きて、始業時間まで犬の散歩、朝食準備、洗濯をして仕事を始めるのが日課です。

【日立の制度・雰囲気】

子育てをして感じる、日立の職場環境。 子育てをして感じる、日立の職場環境。

  • 相馬:私が感じているのは「プライベートが充実しないと仕事もできない」という空気です。これはきっと時代に合わせて、これまで日立で働いてきた方々が会社を変えていってくれたおかげだと思っています。単に「制度があります」ではなく、「制度をこう使っています」と言える事例がしっかりとある。子どもを持つことに関してはそれぞれの事情もあると思いますが、私の場合は、大泣きする子どもを抱っこし続けて腱鞘炎になりたいと思っていたくらい、ずっと子どもが欲しいと思っていました。だからこそ、仕事と子育てをどちらも区別することなく同じ熱量でやっていきたいと思っています。両方とも充実している方が、今の時代にも合っていますよね。

  • 西山:自分が妊娠・出産するとなったとき、制度に対する不安を感じたことは一度もありませんでした。「こんなにあるの」っていうくらい充実していて、「まずやってみて、困ったときに使える制度がある」という安心感がありました。例えば、時差出勤を使えば、つわりで辛いときに満員電車に乗らなくて済みます。また、私がいいなと思ったのは、上司が一緒に参加する「復職支援セミナー」です。私たちが悩むように、上司も部下にどのように対応してあげたらいいのか分からないというのはあるじゃないですか。それを一緒に学ぶことができるとても有意義なセミナーだと思いました。また、制度ではないのですが、コロナ禍で在宅勤務が主流となったとき、保育園が休校すると仕事どころではなくなってしまう。そういう子育て中の社員たちの状況を話す場を人事担当者が用意してくれました。愚痴を言ってもいいし、「こういうときどうしてる?」などの情報共有もできる。これらを通じて周りに自分の気持ちや状況を理解してもらえたことで、気が楽になりました。

  • 齋藤:私は会社の制度自体はそれほど使っていないのですが、出産後すべて子ども中心の生活に切り替えました。動線を考えた家具の配置や、買い物時間を減らすために宅配に切り替えるなど、効率的な時間の使い方はもちろんですが、私も子どもも初めてのことだから少しずつ保育園に慣れさせていくのが良いと思い、子どもを保育園に入園させてから自分が復職するまでに5ヶ月ほど育休を取りました。保育園に入ったばかりの頃は、子どもも急に体調を崩すなど、色々とありますからね。私の場合は認証保育園だから可能だったことですが、男性とは違うキャリアを築いていく女性にとって、当社のように職種や事業内容が幅広いことは重要だと思います。自分のやりたいこととできることをマッチさせるときに「これしか仕事がない」という状況にならないので、キャリアの積み方に柔軟性が生まれます。私は復職後、国内のお客さまにシフトしましたが、子どもが小学校に入ったいま、またグローバルなビジネスを学んでいきたいと思っています。そういう選択も当社なら可能ですよね。

  • 島田:私は2001年入社で、「制度はあるが、実際に使う人は少ない」という時代を知っています。私自身漠然とした不安を持ちながら、バリバリ働く女性たちを見て「自分はあんなふうにはなれないから、子どもを産んだら働けないな」と思っていたこともあります。
    それがいまは、制度があるのは当たり前で、誰でも使えるというのが会社全体に浸透しています。私の時代にはなかったもので良いなと思っているのは、入社3年目の女性社員を対象にしたキャリアセミナーです。結婚したらどうやって働けばいいのだろう、子どもが産まれた場合の手続きや働き方など、何をどうすれば良いのかという不安をオープンに伝え、さまざまな道があることを知る場です。重要なのは、仕事に合わせるのではなく、自分に合った働き方を探し、めざしていくこと。私がそうやって働くことでいつかロールモデルのようになれたらいいなと思っています。

【今後の目標】

日立だから、めざせること

  • 西山:子育てもキャリアも、「仕方ない」と諦めることはしたくない。両方とも“ゆずれないこと”です。そのために、何に対しても「こうあるべき」という考え方を手放していくことが必要だなと自分を振り返り感じています。日々変わる状況に対して最善の選択をアップデートしていけるようになりたい。これから当社に入社される方には、「どんどん周りに頼りましょう!」と伝えたいです。自分ができるときにがんばれば良いのです。そうできる環境が、少なくとも私が知る限りでは、きちんとある会社です。

  • 齋藤:私は入社後、設計や新規事業の企画、ビジネスユニットの戦略企画など、社内FA制度を利用してオリジナルなキャリアを積んできました。未経験の業務に関わるときは不安もありましたが、自由度の高さや柔軟さは女性のキャリア形成にとって良いことです。そして、子育ては内的キャリアを育てる良い機会で、職場以外の世界中の人たちの価値観に触れることで仕事にも相乗効果を生み出せると思います。だからこそ、女性が子育てや家事を担い、男性がそれらを手伝うという考え方ではなく、女性と男性が一緒になって、主体的に子育てや家事を自らするという考え方が非常に大切だと思っています。なぜなら、子どもたちはその考え方を見て育つわけですから、そのような考え方がより浸透することで、諸外国と比較してまだまだジェンダーギャップの高い日本において、女性も男性も平等に輝ける社会を実現したいと切に願っています。

  • 島田:私もそう思います。我が家は、パパもママも両方同じレベルで仕事をしているという意識のなかで子どもたちが育っています。ある時、子どもが「家族の仕事を調べる」という宿題で私を選んでくれたときに、そのことを感じてとても嬉しかったです。
    また、ダイバーシティのキーワードは「子育て」だけではありません。性別や既婚・未婚、子どもの有無などに関係なく、誰もがライフとキャリアを両立できる環境であること。仕事はチームでするものですから、できることとできないことを共有・理解すれば、制約があってもやっていけるし、誰もがキャリアアップをめざせる。当社はきっとそれができる会社だと思っていますし、これからもどんどん変わっていくように、自分の身近なところから両立できるやり方を浸透させていければ良いなと思っています。

  • 相馬:私は、例えば、子どもから少しでも「カッコ良く楽しく仕事をしている父親だな」と思ってもらえるように、やりがいをもって仕事に取り組み成果を出すことをめざしています。そうすることで子どもを優先したい時に、職場からも理解を得られるようになったらいいなと考えています。先ほど子育てと仕事に区別をつけていないと言いましたが、それはつまり会社に対しても自分の家族に対しても気遣いを持つということだと思っていて、常に貢献するという気概でやっています。

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