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Hitachi

スケールアウト

ビジネスの拡大に応じた柔軟なシステム構成で、ストレージ投資を最適化

Hitachi Virtual Storage Platform 5500, 5500Hは、必要な性能や容量に合わせてコントローラシャーシの数を最大6台まで選択可能。また、稼働開始後もシステムを停止することなくコントローラシャーシの数を増やし、処理能力や最大容量、接続チャネル数を向上させるスケールアウトができます。これにより、初期導入時に将来の利用量を見込んで大規模構成を購入する必要はなく、ビジネスの拡大や事業の統合など、システムの拡張が必要になったときに必要な分だけ増設することが可能となります。

スケールアウト

データ容量の削減

大量のデータを効率よく運用

重複排除機能および圧縮機能により、ストレージに格納されたデータを集約し、消費されるデータ容量を低減します。容量効率を高めることでコスト削減が期待でき、特にバックアップやアーカイブなど低コストでの保管が求められるデータに有効です。また、ディスクドライブと比べ高価なフラッシュドライブにおいて、データの種類に合わせた適正コストでの運用が可能となります。

フラッシュドライブの高性能と容量効率を両立

容量削減機能には、重複排除・圧縮処理に加え、データの破壊を防止するため処理の実施前後にデータ比較によるチェックが必要であり、この処理が性能に影響を与えるという課題がありました。Hitachi Virtual Storage Platform 5000シリーズでは、データのアクセスパターンに合わせ、チェック処理を非同期に行い性能を優先する「ポストプロセス(非同期)方式」と、同期して処理し容量削減を優先する「インライン(同期)方式」の2つの方式を自動的に選択する、インテリジェントな容量削減機能を提供。フラッシュドライブの高性能を生かしながら、コスト削減を図ることができます。

データ容量の削減

仮想化環境の最適化

仮想マシン単位のスマートなストレージ運用管理を実現

VMware環境からVMware vSphere® Virtual Volumes を運用管理できる機能VASA Providerを提供。仮想マシンのクローニング/スナップショット機能をストレージにオフロードできます。さらに、VMware管理者は、業務の要件に合わせ、ストレージ管理者が設定したストレージ能力(Storage Capability)を参考に適切なボリュームを指定・運用できます。これにより仮想マシン単位でポリシーベースのストレージ運用管理を実現できます。

VASA : VMware vSphere API for Storage Awareness

コンテナ環境との連携

ステートフルなアプリケーションのポータビリティを実現

コンテナ環境では、アプリケーションの動作環境を分離し俊敏な開発を実現することができます。しかし、データベースなどを用いたステートフルなアプリケーションではサーバをまたいだ移行ができず、コンテナのポータビリティに課題がありました。Hitachi Virtual Storage Platform 5000シリーズでは、コンテナオーケストレーションソフトウェアと連携したデータの複製を可能にすることで、柔軟なアプリケーションの移行を実現。また、ソフトウェア管理者やアプリケーション開発者がコンテナにボリュームを割り当てる作業が行えるため、効率的な開発を実現できます。

コンテナ環境との連携

RESTful API

クラウド基盤として柔軟な操作性

ストレージの遠隔管理を可能とするHTTP方式のAPIを搭載。ストレージの状態取得、サーバへのボリューム割り当てやポートの設定、プール管理などの操作を行うことができます。サードパーティのツールを利用しインフラ全体の管理を1つの画面上で行ったり、WebアプリケーションにRESTful API(REST API)を組み込むことでクラウド基盤のユーザーにストレージの操作を公開するなど、管理者の負担を軽減し、業務と連携した柔軟なストレージ運用が可能となります。

REST : Representational State Transfer
API : Application Programming Interface