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Hitachi

生産計画とエネルギー計画の連携が
生産性の向上と脱炭素経営を両立

部門間の壁を超え、
製造業の未来を拓く。

計画連携ソリューション
TSPlanner (Team Synergy Planner)

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IIFES (Innovative Industry Fair for E×E Solutions) 2025に出展します。

計画連携ソリューション
TSPlanner (Team Synergy Planner)
エネルギー効率化の
新たなスタンダードへ

従来、設備更新やEMS(エネルギーマネジメントシステム)による最適制御によってエネルギー効率化を図っていましたが、本ソリューションは、新たなアプローチとしてエネルギー調達計画と生産計画を連携させ、エネルギーのKPIも考慮した生産計画の最適化を行うことでエネルギー効率化をめざします。今後のエネルギー効率改善の新たなスタンダードとして、持続可能な生産体制を支援します。

設備更新による効率向上 エネルギー効率の良い設備へ更新し消費電力とコストを削減
エネルギーマネジメントシステムによる最適制御 エネルギー消費の可視化と分析で効率的な運用を実現
TSPlannerが提供する新たな価値 エネルギーを考慮した生産計画 〈 生産計画と電力消費量の関係性の明確化 〉〈 クリーンエネルギー供給能力を考慮した生産計画調整 〉〈 電力コスト・CO2排出量最適化も踏まえた生産計画調整 〉〈 一元的なKPI可視化と計画シミュレーションにより部門をまたいだ意思決定の支援 〉

最新の取り組み

経済産業省 省エネルギー小委員会にて当社の取り組みを説明

経済産業省より要請を受け、第48回省エネルギー小委員会にて、省エネルギーの新たな施策として当社の計画連携ソリューション「TSPlanner」に関する取り組みをご説明しました。製造業のエネルギー問題解決の鍵を握る 先進技術として、政府からも高く注目されています。

住友化学様とAIを活用した生産計画自動立案システムを共同検証

2025年3月より、住友化学株式会社様との共同検証を開始しました。この検証において、AIを活用した生産計画自動立案システム「TSPlanner」がエネルギー消費の低減・最適化に有効であることをご評価いただき、実用化に向けた導入へと繋がりました。TSPlannerは、エネルギー効率を考慮した最適な計画を自動で立案し、生産現場の課題解決に貢献します。

TSPlannerの特長と提供価値

TSPlanner (Team Synergy Planner)は、日立が独自に開発した計画連携技術です。生産計画・エネルギー調達計画など部門を超えた複数の計画を連携することで、全体の最適化を図ります。これにより、個々のKPIに偏ることなく、バランスの取れた最適な計画立案が可能になります。
これ以外にも、サプライチェーン計画においてこのような相反するKPIは随所に見受けられます。これらの問題も同様に連携を図ることで、さらなる全体最適化が期待できます。

特長

複数の計画を横断した全体最適化には、異なるKPIを持つ複数の計画のバランス調整が不可欠です。
TSPlannerは、相反するKPIも優先度に応じて最適化します。

計画立案

従来の計画立案 生産計画が優先され全体のKPIの十分な向上が図れない
TSPlannerによる協調型の計画立案 生産側の少しの工夫でエネルギー側のKPIが大幅に向上し、部門間で連携することで全体のKPI向上を実現!
現場の声を踏まえてKPIの優先度を柔軟に調整

計画決定

TSPlanner

複数部門の意見を反映した計画をシミュレーションし、見える化することで 関係者が納得のいく意思決定を支援

ケーススタディ

省エネルギーの取り組みは、“日々の運転操作”だけでなく、“計画のあり方”にも大きな改善余地があります。生産とエネルギーの使用タイミングやその組み合わせを見直すことで、より高いエネルギー効率の実現・エネルギーコストの削減が期待できます。このような特性を持つ製造プロセスにおいては、本ソリューションによって計画段階からの最適化を図ることで、従来にないレベルの省エネ効果が見込めます。

  • 生産設備の稼働負荷によりエネルギー効率が変動する
  • 熱融通など、他製造ラインとの兼ね合いでエネルギー効率が変動する
  • 買電エネルギー使用量が時間帯でばらついている
  • 製造する生産品の切替順序でエネルギーロスが変わる

計画連携の具体的な効果がイメージしづらいと感じる方は
まずは簡易検証を
試してみませんか?

以下のリンクからご相談ください。

お問い合わせ

生産計画とエネルギー調達計画の連携においては、Hitachi AI Technology/計画最適化サービス「MLCP ※」と統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia(エミリア)」で培ったノウハウを活用し、電力コスト低減、カーボンニュートラルを前提としたCO2排出量最適化を踏まえたクリーンエネルギー供給の実現を支援します。
※ MLCP:Machine Learning Constraint Programming

まだまだ広がる、計画連携の可能性

計画は連携することで、
もっと良くなる。

上で紹介した生産計画とエネルギー調達計画だけでなく、サプライチェーンには調達・在庫・物流・販売など多くの計画があります。いずれも部門ごとのKPIを重視するあまり、全体最適が損なわれることが少なくありません。本ソリューションはこれらの計画間においても部門間の連携を強化し、計画の相互調整により、複数の計画を横断した全体最適化を実現します。

部門間の壁が発生する主な理由

KPI の不一致

各部門が自部門のKPIの最適化を優先しがち。例えば、上流は「生産効率の最大化」、下流は「柔軟な生産対応」を求めるが、必ずしも一致しない。

意思決定プロセスの違い

部門ごとに意思決定のスピードや優先順位が異なり、迅速な調整が困難。例えば、上流は長期計画、下流は短期的な柔軟対応を求めるケースがある。

計画の主導権が上流に偏る

サプライチェーンでは、上流で原材料手配や生産負荷が決まり、下流はそれに従うしかなくなる。その結果、下流部門はKPIを改善する余地を失う。

評価・インセンティブの違い

企業内の評価制度が部門単位になっている場合、自部門の成果を優先する動機が生まれ、他部門との協力が後回しにされることがある。

情報の分断

各部門が別々のシステムを使用し、データが統一されていないため、計画への影響が可視化されず、部門間の連携が困難。

従来のやり方に固執

「従来のやり方」に固執し、新しい計画連携の仕組みを導入することに抵抗がある場合、部門間の連携が進みにくい。

部門間の壁

検討事例

計画連携ソリューション適用による
効果が期待できる事例

以下のリンクからご相談ください。

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