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#05

現場のDXを推進するために。
社会人15年目
食品業界から、IT業界へ。

産業システム本部T.Y.

2006年に酒類・飲料業界の企業に入社。工場部門で製造工程の品質管理や製造管理などを経験したあと、製造委託会社の工程改善や設備導入の支援を担当。2021年、日立製作所に入社。現在は食品製造業の基幹システム更新に伴う販売管理、生産管理、原価管理パッケージの導入プロジェクトを担当している。

STORY01

食品業界の経験を生かせる、
SEに転職。

前職の酒類・飲料メーカーでは工場部門に配属され、製造工程の品質管理や製造管理、ユーティリティ管理、コスト管理などを経験しました。その後、工場の基幹システムのリプレース、製造現場への原価管理パッケージ導入プロジェクトを担当しました。

振り返ってみると、このIT導入案件に携わった経験を買われて本社の生産管理部門に異動したことが、現職へ転職する大きな転機だったと思います。

本社の生産管理部門では、製造委託会社の工程改善、設備導入を支援。関わった製造委託会社は中小企業が多く、アナログで非効率な業務や要員不足などの課題を抱えていました。DXにより工程改善を進め、工場で働いている皆さんの負担を減らせたことにやりがいを感じました。そして、「企業の競争力を高め、成長に貢献できる仕事がしたい」という思いが生まれたのです。

転職エージェントへ登録したところ、食品業界での経験をSE(システムエンジニア)として生かせるのではないかと提案され、候補として紹介されたのが日立だったのです。SEの募集で何社か受ける中で、最終的に大手流通企業との2社で迷いましたが、どちらがより社会へ貢献できる会社かという観点で、日立への転職を決めました。

STORY02

業界や工場の現場を知っていることが
SEとしての価値になる。

社会人になってから15年間食品業界にいましたので、ITに注力する日立に転職して、企業のDX推進に携われることに期待を感じていた一方、不安もありました。

入社してみると、私のように食品業界からSEに転職して活躍されている方がおり、「食品業界や工場の現場を知っていることが、お客さまと向き合うSEとしての価値になる」という話をしていただけたことが自信につながりました。
現在は、食品製造企業のお客さまに対して、基幹システム更新に伴う販売管理/生産管理/原価管理パッケージを導入するプロジェクトに参画しています。

転職してうれしかったのは、入社して間もなく担当したプロジェクトの提案活動でお客さまに評価され、提案内容を採用していただいたことです。業界ならではの課題や悩みが実体験に基づいて理解できたので、ユーザー目線でお客さまと対話を繰り返しました。また、導入メリットなどを図やデータで示し、視覚的なイメージで伝わるような工夫をしました。

結果として、現場で働く皆さんがどう働きやすくなるか、どれだけ原価を下げることができるか、といった効果をわかりやすく強調することで、お客さまにも納得していただくことができました。前職で現場の方々へ戦略や組織課題の説明を積み重ねていた経験が、お客さまへの提案で「形」にできた瞬間でした。

まだまだSEとして必要とされる知識・技能が足りないことは実感していますので、社内研修などを利用しながら、スキルアップすることでお客さまに提供できる価値を増やしていくことが今後の目標です。

ある日のスケジュール

9:45 顧客先直行
10:00 顧客ヒアリング
12:00 昼食&帰宅
14:00 提案資料作成
15:00 PM※スキルのオンライン研修
17:00 社内共有会議
18:00 終業、家族と一緒に夕食

※PM(プロジェクトマネジメント)

STORY03

プライベートが
充実しているからこそ、
新たな環境で仕事に打ち込める。

私の場合、転職を考えるきっかけになったのは、新たな仕事にチャレンジしたいという思いと、もう一つは第1子が生まれたことでした。前職は全国展開するメーカーでしたので、3~4年のスパンで転勤があり、当時は単身赴任でした。できれば家族と一緒に住みたいという願いとともに、子どもの将来を考えたときに、親の仕事の都合で転校させたくないと思ったのです。

日立に転職して以降は単身赴任ではなくなり、家族と一緒に過ごせる時間が増えたので満足しています。コロナ禍を経て、在宅勤務やリモートワークが中心の働き方になったことも大きな変化です。プロジェクトにもよりますが、現在はお客さまへの訪問も含めて出勤するのは多くて週3回程度。気持ちの面でも、かなり余裕が生まれたように感じています。

また、休暇制度がしっかりしているため休みが取りやすく、施設利用割引などの福利厚生も充実しているため、これからは子どもたちにいろいろな経験をさせてあげたいです。家族と過ごす時間や、プライベートな時間を大切にできるからこそ、目の前の仕事にも集中して取り組めるのだと改めて実感しています。

今後、成し遂げたい目標としては、お客さま企業がしっかりと成果を出せるような仕組みを導入し、展開していくことです。食品業界で働いていたときもそうでしたが、現行システムのリプレースは、現場の抵抗感がありハードルが高いです。そうした現場側からの視点を大切にして、不安や抵抗感を払しょくしながら、お客さまに納得していただける提案を心がけていきたいと思います。

最終的には、お客さまへのDX支援を通して、日本の産業を活性化し、消費者の皆さまにも貢献することをめざしていきたいです。

応募者へのメッセージ

私の場合、社会人15年目に食品業界から、食品業界の経験を生かせるSEに転職したことで、人生が大きく変わりました。

SEに必要なIT関連の知識や、今後必要になってくるマネジメントの知識など、学ぶべきことは多いですが、その分、新たな学びを得られる機会だと感じて前向きに取り組んでいます。ユーザーとしての視点や経験を生かしながら、SEとして新たなキャリアを築きたい方をぜひお待ちしています。

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