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株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび、VMware, Inc.(以下、VMware社)との協業を通じ、クラウド移行から構築・運用までを支援する2つのサービスメニューを拡充し、日立クラウドを強化します。
具体的には、「Hitachi Managed VMware Cloud on AWS」を10月1日より提供開始し、本格化する既存システムのパブリッククラウドへの移行や、オンプレミスとクラウド間のシステム連携によるハイブリッドクラウドの構築・運用に対応します。本サービスは、移行前のアセスメントから環境構築、運用・監視までを一貫して支援することで、オンプレミスのVMware vSphere® 環境をAmazon Web Services (AWS)へ容易に移行するだけでなく、移行後のハイブリッドクラウド環境のセキュアで効率的な運用・管理を可能にします。
また、「VMware Cloud Verified*1」の認定を受けた新たなパブリッククラウドサービスとして、「エンタープライズクラウドサービスG2」を本日より提供開始します。本サービスは、お客さまのシステム環境の柔軟性と信頼性を両立させるものであり、VMware社によるクラウド統合管理ポータルの持つ豊富な機能性と、日立による従来からのエンタープライズシステムにおける経験に基づいた高い信頼性を兼ね備えたものとして提供します。
これらにより、システム構築・運用のコスト最適化や、事業継続のためのリスク管理、環境の急速な変化にも対応可能な柔軟な構成など、多様なニーズに応えるITインフラを実現し、お客さまのデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を支援していきます。

*1
VMware Cloudプロバイダー向けの認定制度。この認定の取得は、日立が提供する「エンタープライズクラウドサービス G2」がVMware社のテクノロジーを活用した、柔軟で相互運用性の高いサービスであることを保証するものです。

DXの加速が予測されるニューノーマル時代となり、ITインフラには、これまで以上にコスト効率、柔軟性、安全性を両立していくことが求められ、いかにクラウドを適材適所で使うかが重要なポイントとなっています。特に、スケーラビリティの向上や最新アプリケーションとの連携の容易さなど、さまざまなメリットがあるクラウド移行のニーズが高まっており、移行後の運用までを見据えた事前のアセスメントや、セキュアかつ短期間での移行、移行後の運用の効率化が求められています。
日立では、2014年8月という早い段階から、フェデレーテッドクラウドとしてプライベートクラウド、マネージドクラウド、パートナークラウドなど複数のクラウドを適材適所で組み合わせて提供するサービス群を提供し、クラウド利用に対するお客さまのニーズに応えてきました。また、クラウド移行のニーズに対してもさまざまな分野の多くの案件を手掛ける中で、技術やノウハウを蓄積してきました。

今回、提供を開始する「Hitachi Managed VMware Cloud on AWS」は、VMware社が提供する移行ツールVMware HCX® を活用することで、既存システムの再設計を最小限に抑えて、短期間で確実にVMware Cloud on AWS上に移行することができます。また、オンプレミス環境とクラウド環境にある仮想サーバ群を一元的に管理できる監視サービスや、VMware Cloud on AWSやオンプレミスなど複数の環境にまたがるバッチ処理を実行するタスク実行サービスも合わせて提供することで、移行後のハイブリッドクラウド環境においてもシームレスな監視や運用が可能です。

また、ミッションクリティカル領域におけるクラウドサービスの強化として、「エンタープライズクラウドサービスG2」を日立クラウドのサービスメニューに追加しました。本サービスは、自社で仮想マシン環境を構築したいお客さま向けのもので、VMware Cloud Verified認定取得に裏うちされたVMwareの最新テクノロジーを活用した高度な仮想化技術により、リソースを安全に分割し柔軟性の高い環境構築を実現します。今後、ISMAP認証*2の取得も予定しており、官公庁・自治体など公共機関におけるクラウド基盤としても活用可能なセキュリティレベルを提供する予定です。

*2
ISMAP: Information system Security Management and Assessment Program(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度) 政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを予め評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を図り、クラウドサービスの円滑な導入に資することを目的とした制度。

日立は、今後も、VMware製品を活用しながら、クラウド移行やハイブリッドクラウド運用などを支援する日立クラウドのサービスメニューをさらに拡充していきます。また、パブリッククラウドベンダーとの協業を推進し、お客さまシステムのより効率的な稼働を可能とするクラウド基盤および、運用・監視などのサービスを継続して提供していくことで、適材適所のクラウド利用を促進し、ビジネス課題の解決や新たな価値の創出など企業価値の向上に貢献していきます。

ヴイエムウェア株式会社
執行役員 ストラテジックアカウントビジネス本部 本部長
秋山 将人氏からのエンドースメント

ヴイエムウェアは、日立製作所がVMware Cloud on AWSをベースとした「Hitachi Managed VMware Cloud on AWS」ならびに「エンタープライズクラウドサービスG2」の発表を歓迎します。VMware Cloud on AWSは、お客さまのオンプレミス環境をAWS環境にシームレスに移行および拡張を実現し、ハイブリッドクラウド環境の活用を促進します。また、VMware Cloud Verified認定を受けた「エンタープライズクラウドサービスG2」においても、お客さまに柔軟なハイブリッドクラウド環境を提供します。今回の日立製作所の拡張されたクラウドサービスにより、お客さまはクラウド移行に対する幅広い選択肢を持つことができます。
今後も、日立製作所との取り組みを通じ、お客さまのクラウド活用を促進してまいります。

図1 日立クラウドのサービス体系
図1 日立クラウドのサービス体系


図2 Hitachi Managed VMware Cloud on AWS環境提供サービスの概要
図2 Hitachi Managed VMware Cloud on AWSの概要

サービスメニュー

キャプションを入れてください。
名称 概要 価格(税別) 提供開始時期
Hitachi Managed VMware Cloud on AWS VMware社の提供するVMware Cloud on AWSの環境提供、環境構築、サポートを一括して提供するサービス。
オプションとして移行、監視等のサービスも合わせて提供
個別見積 2020年10月1日より順次
エンタープライズクラウドサービスG2 クラウド統合管理ポータルからVM/ネットワークのきめ細かな設計・変更ができ、お客さまにて迅速かつ柔軟な運用が可能なマネージドクラウドサービス ¥1,254/日〜
(1仮想サーバとネットワーク基本機能提供サービスの場合)
2020年9月8日

関連Webサイト

商標注記

  • VMware, VMware Cloud on AWS, VMware vSphere® , VMware HCX® は米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。
  • Amazon Web Servicesは米国およびその他の諸国におけるAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • MicrosoftおよびAzureは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Google Cloud PlatformはGoogle LLCの登録商標または商標です。
  • その他記載の製品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。

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