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概要

本重要なお知らせは、CRI-2021-0010に関連する重要なお知らせになります。CRI-2021-0010も合わせて参照ください。
iLO5バージョン 2.30未満を使用した環境において、装置起動時、OS再起動時にファイバーチャネルホストバスアダプターの設定がデフォルトに戻りSANブートに失敗することがあります。この現象の対策方法を以下に示します。

重要度

重要

発生頻度

現象および影響範囲

iLO5バージョン 2.30未満を使用した環境において、装置起動時、OS再起動時にファイバーチャネルホストバスアダプターの設定がデフォルトに戻ることがあります。その結果SANブート環境の場合はOSブートに失敗する可能性があります。
設定がデフォルトに戻ってしまった場合は、必要に応じて再設定を実施してください。

工場出荷時のデフォルト値を確認したい場合は、ADV-2021-0010を参照ください。

回避策

回避策はありません。

対策方法

iLO5 バージョン 2.30以降へアップデートしてください。
また、アップデートした後に、設定がデフォルトに戻っていないか確認を行ってください。設定がデフォルトに戻ってしまっていた場合は、必要に応じて再設定を実施してください。
iLO5は次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

注意事項:
・iLO5バージョン2.30未満から2.30〜2.33へのアップデート時にファイバーチャネルホストバスアダプターの設定がデフォルトに戻ることがあります。そのため、iLO5 バージョン 2.42以降へのアップデートを推奨します。詳細はCRI-2020-0015を参照ください。

対象製品

対象製品名 SN1100Q 16Gb Single Port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-P9D93A)
SN1100Q 16Gb Dual Port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-P9D94A)
SN1600Q 32Gb 1port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-P9M75A)
SN1600Q 32Gb 2port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-P9M76A)
SN1610Q 32Gb 1port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-R2E08A)
SN1610Q 32Gb 2port ファイバーチャネルホストバスアダプター (TQ-xxx-R2E09A)
SN1200E 16Gb 1ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-Q0L13A)
SN1200E 16Gb 2ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-Q0L14A)
SN1600E 32Gb 1ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-Q0L11A)
SN1600E 32Gb 2ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-Q0L12A)
SN1610E 32Gb 1ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-R2J62A)
SN1610E 32Gb 2ポート FC ホストバスアダプター (TQ-xxx-R2J63A)
※「xxx」はお客さまのご購入製品により相違します。
対象装置 HA8000V/DL20 Gen10
HA8000V/DL360 Gen10
HA8000V/DL380 Gen10
HA8000V/DL580 Gen10
HA8000V/ML350 Gen10

発生条件

  • 装置起動時
  • OS再起動時

対象バージョン

iLO5バージョン 2.30未満

対象OS

OS依存はありません。

関連するアドバイザリ

CRI-2021-0010:iLO5バージョン2.42未満を使用した環境において、ファイバーチャネルホストバスアダプターと一部のネットワークアダプターの設定がデフォルトに戻る現象について
CRI-2020-0015:iLO5バージョン2.30未満から2.30〜2.33へのアップデート時にファイバーチャネルホストバスアダプターの設定がデフォルトに戻りSANブートに失敗する現象について

更新情報

2021年6月25日(公開)

*
本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

CRI-2021-0006