概要
SPH6.80を使用してNS204i-pアダプター/NS204i-rライザーカードのファームウェアを更新した場合に、期待値と異なるバージョンが適用される場合があります。
ファームウェアバージョン1.0.14.1063未満のファームウェアが適用されている場合、ファームウェアバージョン1.0.14.1063が適用されます。
ファームウェアバージョン1.2.14.1009以降を適用する場合、中間バージョンである1.0.14.1063を経由して更新する必要があります。
発生頻度
高
現象および影響範囲
SPH6.80はNS204i-pアダプター/NS204i-rライザーカードのファームウェアバージョン1.0.14.1063未満から1.2.14.1009へ更新するためのファームウェアバージョン1.0.14.1063を収録しています。
ファームウェアにバージョン1.0.14.1063未満のファームウェアが適用されている場合、SPH6.80を使用してファームウェアを更新すると、SUMインベントリのコンポーネントで選択したパッケージの示す利用可能なバージョン1.2.14.1009とは異なるバージョン1.0.14.1063が適用されます。
- SUMインベントリでコンポーネント選択時
利用可能なバージョンに1.2.14.1009が表示される。
- SUMコンポーネント展開後
SUMコンポーネント展開後、ログの参照をクリックしログを参照します。
- 展開ログ
ログを参照するとファームウェアバージョン1.0.14.1063が適用されている。
回避策
回避策はありません。
対策方法
適用されたファームウェアのバージョンが1.0.14.1063になっている場合、再度SPH6.80を使用してファームウェアのバージョン1.2.14.1009を適用してください。
対象製品
| 対象製品名 |
HPE DL36X G10+ x16/x8 M.2 NS204i-r Riser(形名：TQ-***-P26463-B21) HPE NS204i-p NVMe PCIe3 OS Boot Device(形名：TQ-***-P12965-B21) ※旧品名 HPE NS204i-p Gen10+ NVMe Boot Device ※「***」はお客さまのご購入製品により相違します。 |
|---|---|
| 対象装置 |
HA8000V/DL20 Gen10 Plus HA8000V/DL360 Gen10 Plus HA8000V/DL380 Gen10 Plus HA8000V/ML30 Gen10 Plus |
発生条件
NS204i-pアダプター/NS204i-rライザーカードのファームウェアをバージョン 1.0.14.1063未満から1.2.14.1009以降に更新する場合に発生します。
対象バージョン
ファームウェアバージョン 1.0.14.1063未満
対象OS
Microsoft Windows Server 2022
Microsoft Windows Server 2019
Red Hat Enterprise Linux Server 8.6
VMware ESXi 8.0
VMware ESXi 7.0 Update 3
関連するお知らせ・ドキュメント
ADV-2023-0056：SUMでRAIDファームウェア更新するときに、前提バージョンの適用が複数必要となった場合に失敗する現象について
更新情報
2023年7月28日（更新）：関連するお知らせ・ドキュメントを追加しました。
2023年5月26日（公開）
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- 本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
文書番号
ADV-2023-0024