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概要

背景

  • ◆利益と地域シェアを両立させるRACAR管理にレベルアップするためには、営業店の収益マインドを高める制度体系の確立が急務となっています。

  • 運用基準金利ガイドライン⇒標準RAROAによるマーケット別目標ガイドライン設定
  • 個別案件毎の採算性⇒顧客毎の採算性を判断
  • ◆営業店へプライシング権限を原則委譲させるために、営業店自身で顧客別採算を判断するツールの整備が必要となっています。

  • 貸出条件等(案件、格付、保全、スプレッド)の変化が、どのように顧客別RACARに影響を与えるか分析できること
    (当期RACAR、RAROAの期末時点での仕上がり予定をシミュレーション)
  • 貸出だけではなく、預金、非金利収益、株式保有損益を含めた総合採算ベースでのシミュレーションができること
  • ◆個別案件を検討する場合のツールが必要となっています。

  • スプレッドの改善、保全条件の改善、経費の改善、予算策定

導入のねらい

  • ◆取引業容の拡大
  • ◆スプレッドの改善/保全条件改善
  • ◆経費の改善

特長

  • 金利収入、手数料収入、信用コスト、経費等から顧客採算状況を把握します。
  • 顧客に合った商品を選び、収益をシミュレーションしながらプライシングを行い、顧客に応じたサービスを提供します。

機能概要

メニュー体系として、個社別採算シミュレーションと営業店自主予算シミュレーションがあります。
個社別採算シミュレーションは次の4つの機能があります。既存明細取得(顧客全明細)、採算ガイドライン取得、新規取組/向上策入力、仕上予定試算。
営業店自主予算シミュレーションは次の4つの機能があります。既存明細取得(主要顧客先明細)、採算ガイドライン取得、新規取組/向上策入力、仕上予定試算。

機能概要
項番システム機能分類機能概要
個社別採算
シミュレーション機能
個社別の成行きRACAR計数に対して、新規貸出金明細を取組予定として入力することで、顧客別の出来上りRACAR計数(顧客別RACAR予算)を算出します。既存貸出金明細の繰上げ償還・金利変更分を手補正し、出来上りRACAR計数に反映することができます。
営業店自主予算
シミュレーション機能
店別科目別期中(当期・来期)の成行きRACAR計数に対して、新規貸出金明細を取組予定として入力することで、営業店の出来上りRACAR計数(営業店RACAR予算)を算出します。

活用イメージ

顧客別収益を前提として、新規取引におけるサービス価格を、顧客のトータル収益に基づき決定することで、金利の優遇等、顧客満足度の高いサービスを提供することが可能となります。

リレーションシップ・プライシングにおける活用イメージです。
個社別採算実績で、経費、信用コスト、経常利益、収益から、顧客の収益性を確認します。
新規取引によるボリュームアップを図るためには、採算性を確保した上での適切なプライシングが必要です。
個社別採算シミュレーションで収益性をチェックし、優遇分を生み出します。
リレーションシップ・プライシングの実現には、顧客別に全商品トータルでの信用コストと実態に合った経費の導出および適切な優遇条件設定のための仕掛けが肝要です。

製品関連図

収益・リスク管理ソリューションの製品関連図

RACARコンセプト
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“RACAR”は三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)の登録商標です。

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