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Hitachi

既存の発電設備を生かしつつ、CO2排出量の大幅な削減 水素混焼発電機

既設のディーゼル発電機からの置き換えを想定し、CO2排出量の大幅な削減を実現する水素混焼発電システムです。水素、軽油、バイオ燃料*1など多様な燃料に対応する高い柔軟性を持ち、平時の環境負荷低減と、有事の際の事業継続計画(BCP)の両立という課題を解決します。
*1
JIS K 2390 に適合するFAME(脂肪酸メチルエステル)を5%(B5)〜100%(B100)使用した燃料を利用することができますが、使用する燃料の種別によって、定期的なフィルタ交換や発電機のメンテナンスを行う必要があります。

課題

  • 工場の生産拠点やデータセンターなどで、BCP対策としてディーゼル発電機を保有しているが、脱炭素化社会の実現に向けてCO2排出量を削減したい
  • 既存の設備をすべて入れ替えるのはコストや時間がかかるため、現在のインフラを有効活用しながら、段階的に脱炭素を進めたい
  • 再生可能エネルギーの導入も検討しているが、天候に左右されない安定的なエネルギー源も確保したい

課題解決のポイント

  • 水素混焼によるCO2排出量削減
    燃料の一部に水素を混ぜて燃焼させる「水素混焼発電機」を導入。軽油と水素を50%ずつ混焼させることで、CO2排出量を約50%削減*2することが可能です。
  • 多様な燃料に対応する柔軟性
    軽油だけでなくバイオ燃料の使用も可能です。さらにバイオ燃料と水素を組み合わせることで、カーボンニュートラルな発電を実現します。水素やバイオ燃料が手に入らない災害時などには、軽油のみでの運転もできるため、あらゆる状況に柔軟に対応します。*3
  • 既存設備の置き換えで導入
    大手建設機械メーカーの生産拠点では、既存のディーゼル発電機の一部を水素混焼発電機に切り替えることで、CO2排出量を削減しました。
設備構成の例:水素は調達しても、オンサイトで製造しても運転可能。水素混焼発電機は単独で運転することも、複数台連携して運転することも可能。
設備構成の例
*2
軽油専焼比較
*3
44kWモデルのみ対応

導入効果と今後の展望

燃料の選択肢が広く、既存のインフラを生かしながら脱炭素化の第一歩を踏み出せるソリューションです。大手通信キャリアの非常用発電機としての導入や、建設業における離島でのグリーン水素活用など、幅広い業種で導入が進んでいます。今後は、さらなる水素混焼率の向上や、多様な規模の施設への展開が期待されます。

製品外観 (252kWモデル)

型式:HCG-345MSK

水素混焼発電機の製品外観

導入実績

業種 導入目的
大手建設機械製造業
  • 生産拠点で使用するディーゼル発電機の一部を水素混焼発電機に切り替えることで、CO2排出量を削減
大手通信業
  • 非常用発電機を水素混焼発電機に置き換えることで、CO2排出量を削減
大手機械製造業
  • 生産拠点で使用するディーゼル発電機の一部を水素混焼発電機に切り替えることで、CO2排出量を削減
大手建設業
  • 余剰再エネを活用して製造されたグリーン水素の活用により、島しょ国のCO2排出量削減に貢献

製品仕様

HCG-60MSI HCG-345MSK
周波数 Hz 50 60 50 60
発電出力*4 kVA 55 60 315 345
kW 44 48 252 276
出力電圧 V 200
(400)
220
(440)
200
(400)
220
(440)
水素燃料 消費量 Nm3/h 21 24 115 130
軽油燃料 消費量*5 L/h 6 8 34 43
発電効率 35〜40%
水素混焼率範囲 30〜50%
(軽油のみでも運転可能)
*4
発電出力は周波数に応じて異なります
*5
水素50%混焼時の値です

導入上のご注意

  • 設置に際して、電気事業法、消防法、高圧ガス法などの規制による申請手続きや、設置スペースの事前検討が必要になります
  • ご使用にあたっては、電気主任技術者およびボイラータービン主任技術者の選任が必要です
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