自動仕分けシステム(ソーター)
読み:じどうしわけしすてむ(そーたー)

物流センターにおける自動仕分けシステム(ソーター)とは
物流センターにおける自動仕分けシステム(ソーター)とは、商品を自動的に仕分ける装置です。
コンベヤなどの搬送装置で運ばれてきた商品を、あらかじめ設定された条件に基づいて仕分けます。人手による仕分け作業に比べて、高速で正確な仕分けを行えます。
自動仕分けシステム(ソーター)の主な種類
物流センターにおける自動仕分けシステムには、主に以下のような種類があります。
押し出し式
押し出し式の自動仕分けシステム(ソーター)は、コンベヤの外側に設けた押出し装置を使って、搬送する商品をコンベヤ外に押し出すかたちで仕分けを行います。
ダイバータ型
ダイバータ型は、コンベヤフレーム外側に設けられたダイバータと呼ばれる可動式ガイドを旋回させることで搬送経路上にガイド壁を作ります。商品はそのガイド壁に沿って移動するかたちで仕分けられます。
スライドシュー型
スライドシュー型は、搬送する商品と一緒に押し出し部品であるスライドシューが移動して、仕分けの分岐点が近づくと商品を押し出します。
浮き出し式
浮き出し式は、搬送面の下部から分岐装置が浮き出して、搬送する商品の方向を変えて送り出します。
浮き出す分岐装置の種類は、主にローラ、チェーン、ホイールなどがあります。
チルト式仕分けコンベヤ
チルト式は、商品を載せてレールを走行するトレーやスラットの一部などが分岐点で傾倒して商品を滑降させることで仕分けを行います。
ベルトキャリア式
ベルトキャリア式は、レールを走行する連結したキャリヤフレーム(台車)の上に小型ベルトコンベヤが設けられています。
仕分けのための分岐点では、レールと交差する方向に小型ベルトコンベヤを駆動させて商品を送り出します。
参考文献
- 日本工業規格JISB0140:2019コンベヤ用語
- 日通総合研究所,ロジティクス用語辞典,日経BPマーケティング(日本経済新聞出版),2007,P.84
- (一社)日本マテリアルフロー研究センター MH研究会,MHハンドブック物流センターシステムの計画・構築・運用 (PDOハンドブック・改訂版),流通研究社,2019,P.250~202
- ロジ・ソリューション株式会社,物流業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書,技術評論社,2021,P.140
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執筆・監修

日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット ソリューション&サービス事業部 オートメーション推進本部
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