国内外の複数生産拠点で機器を生産しているお客さまの課題は、主に海外工場における保全技術者の確保や設備の高度化に伴う高いレベルの技術者育成が追い付かず、保全のリードタイム増加、保全品質のばらつきなどが発生していました。また、設備ログ、保全記録などのデータは蓄積されているものの、業務の効率化に有効活用できていませんでした。
そこで設備故障診断AIエージェント「現場サポートAIナビ(Field Support AI Navi)」を導入。まずは国内工場で試験運用を実施し、その効果が確認できたため、グローバルへの展開を策定しています。
*「現場サポートAIナビ」「Field Support AI Navi」は、日本における商標登録出願中です(2026年1月現在)。
生成AI+OTナレッジで故障の原因や対策の正解率が90%に
これまでは、「発生した機器の故障」や「故障を防ぐ施策」に対してAIを活用していましたが、その正解率が約60%~70%程度であったことから「不必要な点検」「不必要な対策」が多数発生していました。
現場サポートAIナビ(Field Support AI Navi)の導入で「原因と対策」のAI精度が飛躍的に高まり、90%近い正解を導き出すことが可能となりました。
具体的な対策が明確になったことに加え、不必要な対策が減り、機器の故障の原因究明と故障を未然に防ぐ対策の最適化を実現しました。

GPT-4oは、Open AI OpCo, LLC の登録商標です
一般的な保全技術者と
同等の精度、
状況によっては
保全技術者よりも優れている
故障状況が複雑になるほど
図面を読ませていない
生成AIは誤った回答をし、
図面を読ませた生成AIは
正しい回答をするので優れている
図面を読ませると
具体的な故障要因を
洗い出すので、
現場で使えるレベルになっている
障害の把握
OTデータ設計図面

OTスキル熟練者の思考の流れ
D-1110の液面Lアラーム発報
原料が移送されていないと判断
制御構造分析
OTデータ設計図面

OTスキル熟練者の思考の流れ
D-1110にはポンプP-1200で原料送液。
一次側手動弁(MV-1204/05/07/08)とストレーナ(STY-1201/02)、二次側オリフィス(RO-120)と自動弁(RCV-1201)が設けられている
欠陥の特定
OTデータ設計図面

OTスキル熟練者の思考の流れ
整備後なのでストレーナ詰まりや弁故障は低確率。
整備時に手動弁の開度変更した可能性が高いだろう。
対策の立案
OTスキル熟練者の思考の流れ
一次側手動弁(MV-1204/1205/1207/1208)が全開か
確認してみよう。必要なら開操作を実施しよう。
現場サポートAIナビ(Field Support AI Navi)
お問い合わせ
日立の「現場サポートAIナビ(Field Support AI Navi) 」に関する
「資料請求」「お問い合わせ」はこちらから