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Hitachi

2025年7月11日
株式会社日立製作所

日立グループ(以下、日立)は、2025年6月7日(土)-8日(日)に東京・代々木公園で開催された「Tokyo Pride 2025」にスポンサー企業として参加しました。ブースの出展をはじめ、役員・従業員とその家族140人がプライドパレードにも参加しました。

[画像]「Tokyo Pride 2025」にスポンサー企業として参加

「Tokyo Pride」は、LGBTQIA+当事者の可視化を推進し多様な人権課題の解決をめざす、アジア最大級のイベントです。今年は、「Same Life, Same Rights」をテーマに開催され、過去最多の約28万人*1が参加しました。

*1

日立は、日立で働く従業員一人ひとりの多様性を、社会に貢献するために必要なイノベーションの源泉と捉え、すべての違いを尊重しています。「Tokyo Pride」もこの取り組みの一環として、以下目的で参加しています。
多様性やLGBTQIA+に関する日立の取り組みを発信し、
・現在および未来の従業員の心理的安全性を確保する
・従業員が自分らしく働き、本来の能力を発揮できる環境をつくる

「Tokyo Pride 2025」 日立プロジェクトチーム

「Tokyo Pride 2025」に向け、日立では「Tokyo Pride 2025 日立プロジェクトチーム」を結成しました。LGBTQIA+をテーマとした日立公式ERG*2や、グループ各社の担当者が参加し、関連施策の企画検討から当日の運営までを担いました。日立にとって初めてとなるブース出展・パレード参加を含む今年度の協賛に向け、昨年度から準備を進めてきました。協賛のきっかけとなったERGメンバーの熱い想いは、以下記事からもご覧いただけます。

*2
ERG: Employee Resource Group

日立ブース:Hitachi for Prideメッセージウォール

「Tokyo Pride」に訪れた方との交流の場であるブースでは、日立の取り組みを発信するとともに、メッセージウォールを使ったアクティビティを用意しました。
「『互いを尊重する』とはあなたにとって何を意味しますか?」の質問に対し、来訪者から500件を上回るメッセージが寄せられ、ブース内に設置されたサイネージで共有されました。

[画像]日立ブース:Hitachi for Prideメッセージウォール

プライドパレード

8日(日)に行われたプライドパレードには、日立の役員や従業員とその家族140人が参加し、レインボーデザインのTシャツやフラッグを掲げ、渋谷・原宿を行進しました。パレード中は、沿道の方々からの声援に、「ハッピープライド!」と応えました。

パレードに参加した従業員からは、以下のような感想が寄せられました。
"「Tokyo Pride」への参加を通じて「相手を尊重する」ことは、自分自身の価値観やあり方を肯定することでもある、という気づきを得ることができました"
"日立グループ内だけでもこれだけアライ*3や当事者メンバーがいることに心強さを感じました"

*3
LGBTQIA+当事者への理解を深めインクルーシブな職場づくりを意識して行動する仲間

[画像]プライドパレード

LGBTQIA+に関する日立の取り組み

  • 学びの機会
    「Tokyo Pride 2025」を一つのきっかけとし、より一層インクルーシブな職場づくりに向けた理解を深めるための取り組みとして、LGBTQIA+に関する素朴な疑問に講師が答える「LGBTQIA+はじめの一歩セミナー」や、マネージャが企業としてLGBTQIA+のテーマに取り組む必要性を理解するための「ビジネスリーダー向けウェビナー」を開催し、多くの従業員が参加しました。
    また、「LGBTQIA+ツールキット」を発行し、より実践的なアライシップの行動例、ジェンダー・アファメーション*4、プロナウンや希望する氏名の使用に関するガイドを記載しています。
    *4
    自分の心の性別で生活できるようあらゆる環境を整えていく作業
  • インクルーシブな会社規則、福利厚生制度
    日立製作所とほぼ全ての国内グループ会社では、家族の定義に同性パートナーを含めています。同性パートナーを有する従業員は、各種手当、勤務制度や福利厚生について、異性パートナーを有する場合と同様に適用を受けることができます。
  • ERG(Employee Resource Group)
    共通の特性や経験に基づいて活動する従業員が自主的に運営するERGの活動を、会社として支援しています。LGBTQIA+をテーマとしたERGは、140名を超えるメンバー、エグゼクティブスポンサーが連携し、インクルーシブな組織風土の醸成に向け、社内外で活動しています。日立グループのTokyo Prideへの参加は、ERGからの提案によって始まりました。

[画像]#hitachiforpride