昨年の4月1日から、日立は「信頼とスピード」をモットーに経営改革に取り組んできました。実質的な独立会社制の導入などです。同時に21世紀に進むべき方向を定め、事業を拡大強化するためにアライアンスやM&Aも積極的に展開しています。そして創業90周年の今年、グループ企業を挙げてブランドマネジメントを始めるのは、このような「変化の創造」をより一層加速するためです。それは、他社と差別化し、独自性を発揮するのがねらいで、企業の正しい姿を株主、お客様、社員に分かって欲しいという願いを込めてのことでもあります。
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日立がめざす理念と使命、そして提供を約束する価値などを凝縮したのがコーポレートステートメントの「Inspire the Next」ですが、事業展開の方向としては「i.e.=情報エレクトロニクス」企業をめざしています。一言でいえば、知識と情報技術をベースにインターネットを活用するベストソリューションパートナーになることです。すでにそのための要素技術は用意していますし、お客様のニーズに応えて行くためのノウハウもあります。いまブランドマネジメントを展開するのは、それらを武器に「世界で一番信じられる会社」になるためです。