日立製作所青森販売所(現在の青森支店)が設立された1965年(昭和40年)以来、私たち日立グループは地域社会への貢献をめざし、50年以上にわたり「日立連合」として「青森ねぶた祭」に参加してまいりました。これもひとえに地域の皆さまからの長年のご支援によるものであり、心より感謝申し上げます。
今年は、ねぶた師の交代という重要な節目を迎えました。20年間にわたり日立連合のねぶた製作にご尽力いただいた前任の北村蓮明先生に深く感謝するとともに、新進気鋭のねぶた師である北村蓮明先生のご子息、北村春一先生に製作をお願いすることとなりました。北村春一先生の若い感性とねぶたに対する情熱、創造性、そして緻密さが、日立連合のねぶたに新たな風をもたらしてくれることを期待しています。
私たちは、地域の皆さまや観光客の皆さまに新しい日立連合のねぶたをお披露目できるよう、安全第一で製作と運行を進めるとともに、果敢に挑戦していきます。脈々と受け継がれてきた伝統文化である青森ねぶた祭が、新しい世代に引き継がれ、未来へと発展していくよう、私たち日立連合も皆さまとともに祭を盛り上げていきたいと考えております。
温かいご支援、ご声援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年4月
株式会社日立製作所
東北支社長 西山 重憲
2024年(令和6年)の日立連合ねぶた委員会は、河津三郎祐泰「河津掛け」にて出陣し、多くの観客の皆さまと共に、青森ねぶた祭を盛り上げることができました。
また年々、国内だけでなく国外からもより多くの皆さま方にご参加いただき、ねぶた祭の活動がより広く浸透してきていることを心より嬉しく思っております。
本年は長年、日立のねぶたを製作いただきました北村蓮明先生から、ご子息の北村春一先生にねぶた師を交代することになりました。
北村蓮明先生は2009年「水滸伝 樊瑞、公孫勝に挑む」でねぶた大賞(完全制覇)をはじめ、毎年観光客の皆さまを魅了するねぶたを製作いただきました。その功績には感服申し上げます。北村蓮明先生の築いてくださいました日立連合ねぶたの歴史を今年から、北村春一先生にバトンを引き継ぎ、更に発展できるように、日立連合ねぶた委員会関係者一同、しっかりと取り組んでまいります。
国指定重要無形民俗文化財である青森ねぶた祭をより良いものとできるよう、団体一同で邁進してまいりますので、本年もご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2025年4月
日立連合ねぶた委員会
会長 矢作 龍三