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![]() AP8000E中央処理ノード〔ディープエメラルド(左)とブリリアントマジェンタ(右)〕 |
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プラットフォーム強化のポイントは メインフレームの統合やオープンシステムとの連携で,ますます大規模化が進む基幹システムでは,これまで以上に強力な処理性能とTCOの削減が要求されます。そこで,高速なデータベース処理やバッチ処理を実現するため,世界最高レベルの新CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)LSIを開発し,いっそうパワフルな処理能力を達成しました。そして,仮想MT(Magnetic Tape)ライブラリ機能やLTO(Linear Tape Open)*装置へのバックアップ機能などの最新機能を実行する新開発の「アクセラレータプロセッサ」を提供し,新規業務の拡大に対応できるコストパフォーマンスの高いシステム構築をサポートします。また,これまでハイエンドモデルだけで対応していた「512チャネル拡張機構」を全モデルに標準搭載し,システム統合によるTCO削減と,システム規模の柔軟な拡張を図っています。さらに,基本モデルに加え,CPU(Central Processing Unit)能力を調整した「キャパシティリザーブモデル」を,従来よりもきめ細かく取りそろえ,お客様にいっそう適切なコストで利用していただくようにしました。 ストレージ関連での強化ポイントは 最大200Mバイト/sのデータ転送能力を持つFIBARCチャネルを新たにサポートしました。ディスクサブシステム「SANRISE9900Vシリーズ」と接続することにより,高速なデータ転送を実現します。さらに,FIBARCチャネルの搭載数も拡張し,I/O(Input and Output)のシステム規模拡大やチャネルシステムの省スペース化に柔軟に対応しています。また,最新のテープ標準規格であるUltrium2*対応のLTOライブラリ装置への接続を図りました。高速・高信頼・低価格のバックアップニーズにこたえるだけでなく,データの暗号化機能もサポートしたことで,重要情報をさらに安全にバックアップできます。 今後の展開は 情報社会基盤を支える製品として,ノンストップビジネスを支える信頼性や可用性を追求し続けていくのはもちろんのこと,オープンシステムとの連携をさらに強固にするとともに,システム運用のいっそうの省力化と高効率化を図るため,統合システム運用管理ソフトウェア“JP1”との連携やストレージ管理機能の強化など,運用管理機能も一段とアップしていきたいと思います。
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