本文へジャンプ

ミドルウェア

uVALUE 実業×IT

Hitachi

*
株式会社リクルートキーマンズネット(新規ウィンドウを開く)に2010年10月25日に掲載された記事より転載掲載しています。
サービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。

  • 基本情報
  • MCFrame XA 生産管理 + Cosminexus(アプリケーションサーバ)の特長
  • MCFrame XA 生産管理 + Cosminexus(アプリケーションサーバ)のケーススタディ
  • MCFrame XA 生産管理 + Cosminexus(アプリケーションサーバ)のスペック

MCFrame XA 生産管理 + Cosminexus(アプリケーションサーバ)

掲載日: 2010/10/25

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
ビジネス環境の変化にも柔軟に対応できる、拡張性の高い生産管理システムを構築したい製造業。
製品形態 ソリューション・その他
サービス
概要
グローバル展開や激変するビジネス環境に柔軟に対応できる、日本の製造業向け生産管理システム。企業の強みを活かしたカスタマイズ、グループ企業の管理が行いやすい。
価格情報  ライセンス787万5000円〜(税込)
 (最低5ユーザの場合)
サポート
エリア
全国


激動の時代、製造業の生産管理システムも変わる必要がある


「今のビジネス環境は、ダイナミックな変化とスピード感に満ちています。その中で基幹システムに求められるのは、要求に応じて柔軟に対応でき拡張もしやすいこと。システム稼働後の変更やカイゼン要求にも速やかに応えられるシステムです。」

――こう語るのは、東洋ビジネスエンジニアリング(以下、B-EN-G)の樋口氏。
現在製造業では、コスト削減や生産性の向上などの理由から、グローバル展開が進むとともに、様々な効率化施策が展開されるなど、ビジネス環境の変化の速度はめまぐるしい。同じくB-EN-Gの川村氏が続ける。

「そこでB-EN-Gは、 ERP×SCMパッケージ MCFrame XA 生産管理 を、日立のアプリケーションサーバ「Cosminexus」と組み合わせることで、このような激動の時代に対応できる生産管理システムの実現を目指しました。」

――激しい変化が起きている今、企業に求められているシステムとはどのようなものか、B-EN-Gの両氏に詳しく話を伺った。





特長


Q-1

日本の製造業の生産管理システムの課題とは何ですか?


「日本の製造業が導入している生産管理システムは、何年も前に自前で構築し改良を重ねてきたシステムや、ERPパッケージを使っている場合が多くあります。しかしそれらは、現在の激変するビジネス環境に合わせて改良するには限界があります。(川村氏)

――独自システム、旧来のERPパッケージでは、ビジネスの変化に速やかに対応するには、頻繁な“増改築”が必要。それにはコストも時間もかかってしまう。これが今や、大きな課題となっていると川村氏は語る。

「この課題に対して MCFrame XAは、パッケージとして導入しながらも、カスタマイズしやすく柔軟に拡張できるという特長を持っています。これからも常に変化し続けるビジネス環境を考えると、5年〜10年という中〜長期的なスパンでシステムを考えていく必要があります。MCFrame XAは、それに対応できる生産管理システムです。(川村氏)」




Q-2

柔軟に拡張できるシステムとはどのようなものですか?


「MCFrame XAは、自社の強みを活かしたシステム構築が可能です。その秘訣はカスタマイズが行われることを前提に開発された“フレームワーク構造”。変化し続ける業務プロセスに対応し、 その企業特有の業務プロセスをシステム化するためには、このフレームワーク構造が最善の選択であると考えています。 (川村氏)」

――ユーザから「オーダーメードのような使い勝手のいいシステム」と言われることもあるというMCFrame XA。その構造とはどのようなものなのだろうか。

「MCFrame XAの“共通フレームワーク”をベースとして、その上にユーザ独自の業務プロセスを追加開発するという構造をとっているため、その開発を効率的に行えます(下図参照)。基本機能部分と追加開発部分がスムーズに連携できる点も特長です。ビジネス環境の変化にシステムを柔軟・迅速に適応させ、競争力の向上に貢献できるシステム構成と言えるでしょう。(川村氏)」





Q-3

グループ企業のデータも一元的に管理したいのですが…


「グローバル企業の場合、各国や各拠点にグループ企業などを設立し、マルチカンパニーという形になることも多くあります。その場合に、データベースをそれぞれ持つことは管理が煩雑になりますし、効率的ではありません。(樋口氏)」

――マルチカンパニーという形態で迅速に対応するためにも、データベースを統合管理することが求められている。
MCFrame XAは、このような複数法人のデータを効率的に管理することができると言う。

「複数のグループ企業のデータを1つのデータベース(シングルインスタンス)上で管理できるのも、MCFrame XAの特長です。分社や統合などの組織の変化があっても、マルチカンパニーの仕組みと組織に関わるマスタ設定の変更により、すばやい対応を取ることができます。(樋口氏)」





Q-4

MCFrame XAと日立Cosminexus、組み合わせの利点はどこでしょう?


「近年ではERPでもWeb化が進み、その基盤にはミッションクリティカルなシステムが求められています。そこで安定稼働を支えるWebアプリケーションサーバであるCosminexusとの組み合わせが有効と考えました。(樋口氏)」

――高効率で高品質というだけではなく、グローバル化したビジネスを“止めない”ためには、信頼性の高いアプリケーションサーバが必要なのだという。

「安定稼働に加えて、障害からの迅速な回復が可能になるという点もCosminexusを採用している大きな理由です。変化に強く信頼性の高いシステムを、すばやくコストをかけずに構築するためにも効果的な組み合わせです。長期間にわたり変わらず付き合いができる製品としても安心感があります。また、この2つの製品を組み合わせることについてのセミナーなども行っています。 (樋口氏)」


▲Cosminexusと連携することで安定稼働を実現

▲Cosminexusと連携することで安定稼働を実現

Q-5

サポート体制について教えて下さい


「日本の製造業にとって必要なのは導入後の手厚いサポートです。なぜなら、ユーザにとっては導入がゴールではなくスタートだからです。(川村氏)」

――このような理由からB-EN-Gは、システム稼働後もユーザとのコミュニケーションを大切にし、様々なサポートを行っている。

「SIerに頼らなくても導入企業自身でシステムのメンテナンスが行えるように、約20ものトレーニングプログラムを提供しています。 また、MCFrameのユーザで組織された『MCFrameユーザ会』では各種研究会や事例報告会などを行っています。運用・業務の課題解決のヒントや他社で成功した事例を学び、取り入れられると高い評価を得ました。このように、“何かあった時にすぐに対応する”ということ以外にも、様々な形でサポート提供し、日本の製造業を支えていこうと考えています。日立のCosminexusについては、国内ベンダならではの手厚いサポートに安心して基盤を任せられます。(川村氏)」



このページの先頭へ

ケーススタディ


Q-6

現場でも必要な情報をすぐに取り出すことができますか?


「生産管理システムは、経営層が管理のために情報を見られるだけでは不十分。利用者それぞれが業務に適した情報を得られることが重要です。MCFrameでは、多くのユーザが操作性に優れた画面で情報を得ることができます。もちろん、独自に開発する必要はありません。(樋口氏)」

――生産管理システムは、経営層と現場コントロールの中核的存在。経営層への情報の可視化だけでなく、現場が“見たい情報”も確認できる操作性と機能性を兼ね備えていなければならないのだ。

「MCFrame XAの操作画面は、ユーザごとに自分に使いやすいよう画面表示の位置などを任意に変更できます。この機能を活用することで、“熟練者の使いやすい画面”やノウハウを継承したり、業務の効率化ノウハウを浸透させたりといったことが容易に行えるようになります。(樋口氏)」

――この高い操作性や機能性を支えているのがCosminexus。この点も、忘れてはならないポイントだ。



+拡大
このページの先頭へ

関連サイト