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株式会社リクルートキーマンズネット(新規ウィンドウを開く)に2010年10月25日に掲載された記事より転載掲載しています。
サービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。

  • 基本情報
  • 統合システム運用管理 JP1 Version 9(ITリソース管理)の特長
  • 統合システム運用管理 JP1 Version 9(ITリソース管理)のケーススタディ
  • 統合システム運用管理 JP1 Version 9(ITリソース管理)のスペック

統合システム運用管理 JP1 Version 9(ITリソース管理)

掲載日: 2010/10/25

企業規模 大企業・中堅企業 向け
オススメ
ユーザ
仮想環境の運用管理に課題や不安を持つ情報システム部門の管理者。
ITリソースを効率的に管理したい管理者。
製品形態 ソフトウェア
製品概要 仮想環境の運用管理の効率化とITリソースの有効活用を支援する統合システム運用管理製品。
価格情報 ■JP1/IT Resource Management
 (ITリソース管理)
1ライセンスあたり:15万7500 円(税込)
サポート
エリア
全国


見えてきた?仮想環境の運用面での課題


仮想化のメリットを上手に引き出す運用管理とは

仮想化技術の導入が多くの企業で進んでいる。今や仮想化後に、いかに運用すべきか、より現実的に考えなければならない時が訪れている。
しかし、物理/仮想の両環境の管理が必要となることで、負担が増加する…というように、新たな課題が出てくると考えている管理者もいるのではないのだろうか?

そこで今回は、仮想環境における運用管理の課題と解決策、更には効率的な運用方法について考えたい。

まずは、仮想化で直面する右記の4つの課題を、JP1で解決する方法をご紹介。次の「ケーススタディ」では、仮想/物理混在の環境でITリソースを効率的に扱う運用について取り上げる。仮想環境を有効に活用する、運用の“肝”を是非、知ってほしい。




特長


課題 1

エージェントを入れずに稼働状況を把握したい


簡単に稼働状況を把握するには?

サーバ仮想化の第一歩は「現在の稼働状況を把握」をすること。そのためには、監視対象となるサーバに監視ソフトウェア(エージェント)をインストールする必要がある。しかし、稼働中のシステムにエージェントを導入するのは困難である。
また、仮想マシンなど管理対象のサーバを増やすたびにエージェントをインストールするのは、管理者にとって負担が大きい。


JP1ならエージェントレスで稼働監視できる

稼働中のシステムに負荷をかけずに状況を把握するには、エージェントのインストールを必要としない監視が効率的。JP1は、物理サーバと仮想マシンの両方をエージェントレスで監視できる。監視により収集した稼働情報によって現状を把握するだけでなく、リソース割り当ての検討にも利用できる。
また、新たに仮想マシンを増設する場合でも、エージェントレスで監視できるので、監視漏れが出にくくなる点もメリットだ。

▲エージェントレスで、すぐに稼働監視を開始

▲エージェントレスで、すぐに稼働監視を開始

課題 2

仮想環境で起きた障害に迅速に対応するには


障害の特定に時間がかかる

仮想環境では、「仮想マシン上で稼働している業務が、どの物理サーバで動いているのか」といった把握が難しい。もし、物理サーバに障害があった場合には、どの業務に影響が出るのか見極めが難しいだけでなく、障害発生時の対応にも時間がかかってしまう。

業務への影響範囲、対策が必要なサーバが分かる

JP1では、「業務」と「仮想マシン」との関連、更には「仮想マシン」と「物理サーバ」の関連を表示。仮想マシンに障害が起きた場合、影響のある業務や対策が必要な物理サーバもすぐに特定できる。
このように、仮想マシン・物理サーバともに“見える化”することで、障害時にもすばやく対応可能だ。

▲影響範囲、対策すべき物理サーバが一目瞭然

+拡大 ▲影響範囲、対策すべき物理サーバが一目瞭然

課題 3

増えるバックアップデータの効率的な保存方法とは


サーバ統合でバックアップデータが増加してしまった

サーバ統合にともない仮想環境を構築したところ、全体のデータ量が増えてしまい、バックアップデータも増大。ほかの仮想マシンやネットワークにかかる負荷が大きくなるので、バックアップを効率化する方法を検討しなければならない…。バックアップの問題も、仮想環境につきものの課題だろう。


「重複排除機能」でバックアップデータ量を削減

ほかの仮想マシン上の業務に影響を与えないバックアップ・リストア運用を実現したのがJP1。バックアップデータをセグメント単位で比較し、重複しているデータがバックアップ対象になった場合は、そのデータをバックアップ対象から排除。
バックアップ実行時のネットワーク負荷を低減できるとともに、バックアップ先のディスク容量の削減も可能だ。

▲重複部分を排除してバックアップ

▲重複部分を排除してバックアップ

課題 4

リソースチューニングで期待通りの性能を出すために


期待通りの性能が出ないことがある

正しくチューニングしたつもりの仮想マシンだが、想定した性能が出ない。その仮想マシン単体を監視しても、余裕があるように見えるために、どう対策してよいのか分からない…というケースがある。期待した通りの性能を出すためにはどのようにしたらよいのだろうか。


物理/仮想両面から監視

このような場合には、物理サーバと仮想マシンの両面を考慮した、チューニングを行わなければならない。JP1は物理サーバ、仮想マシン双方のリソース使用状況を監視できるので、適切なリソースチューニングを支援。リソース配分の最適化を行うことで、仮想マシンは期待した通りのパフォーマンスを発揮できるだろう。

▲物理/仮想両面から監視して原因分析

▲物理/仮想両面から監視して原因分析
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ケーススタディ


効率的な運用

ITリソースの割り当てから仮想マシンの配備まで、JP1にお任せ


■依頼に応じて、仮想マシンを各部署に配備

A社では、システム管理部門が、物理サーバをリソースプールとして一元管理。その管理に用いているのが、ITリソース管理製品であるJP1/IT Resource Management。ここでは、A社のシステム管理部門が、開発環境の構築依頼を受け、仮想マシンの割り当てを行うまでの一連の流れを紹介する。このITリソース管理の業務がすべて、JP1のみで行える点にも注目したい。





(1)「サーバがXX台必要」…開発部門から依頼
開発部門から「新しい業務システム開発のため、一時的に開発環境が必要」と、システム管理部門に依頼。
 ▼
(2)条件に合う仮想マシンを検索
システム管理部門は、依頼の条件に合う仮想マシンを載せられる空きリソースをJP1で自動検出。
 ▼
(3)割り当てリソースを選択〜ITリソースを予約
検出の結果をもとに、物理サーバの稼働状況や仮想マシンの割り当て状況を確認して複数候補から選択し 、ITリソースを予約。
 ▼
(4)仮想マシン配備をスケジューリング〜予約時刻に仮想マシン配備を実行
予約に従って、仮想マシンを自動的に配備。予約した日時から仮想マシンが利用できる。
 ▼
(5)開発部門に配備完了の通知
配備が完了したら、開発部門に通知を行う。

⇒次項で詳細解説


詳細解説

リソースプールの運用がワンストップで行える


前項のポイントを解説しよう。
まず、リソースの検索から配備まで、 リソースプールの運用をすべてJP1で行える 点は大きな特長。複数のツールを用いると管理は複雑になり、管理負荷も増してしまう。

次に取り上げたいのが、複数の仮想化ソフトウェアと物理サーバが混在している環境も管理できるという点。更に、これらの情報収集はエージェントレスで行えるので、検索漏れなどの心配もないことにも注目したい。では、情報収集した結果を実際にJP1の画面で見てみよう(下図参照)。この画面では、物理サーバ・ネットワーク・SAN・ストレージの接続関係や、ハイパーバイザーとその上で稼働する仮想マシンとの関連付けが一目で分かる。

3つ目としては、将来的なITリソースの使用状況が把握できるという点。 スケジュール管理画面で割り当てられた「期間」 「分量」がひと目で分かるので、今後のITリソースの有効活用が図れるはずだ。




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まとめ 


JP1を活用することで、仮想環境の運用管理と、ITリソースの管理が効率的に行えることがお分かりいただけただろう。

最後につけ加えたいのが、JP1によるITリソースの運用サイクルの適正化について。下図の「(1)空きリソースの検索」から「(4)使用実績の確認と見直し」までの、リソースプールの運用サイクルが一元管理できることで、より最適なITリソース活用につながるのだ。
このように、継続的に仮想環境を有効に活用するためにも、JP1を是非利用してほしい。






◆セミナーのお知らせ◆


【ヴイエムウェア共催】VMware最新情報(vSphere 4)とJP1 V9.1の仮想化対応ご紹介
   〜VMware環境でのJP1 V9.1実機デモも行います〜

  開催日時:2010年11月19日(金) 15:00〜17:00  /  2010年12月10日(金) 15:00〜17:00
  会場:品川イーストワンタワー13Fハーモニアス・コンピテンス・センター

   セミナー申し込みURL
   https://www.open-middle.com/seminar?si=slt&ek=ini&q1=VMware


※開催日以降または満員などにより、上記セミナーは予告なく締め切らせていただくことがございます。あらかじめご了承下さい。


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