特集記事:キーマンズネット掲載
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Q.2009年6月に、「JP1 Version 9」がリリースされました。市場では、2009年度のIT投資全体は世界的な景気悪化の影響で大幅に冷え込むと予測される一方で、「国内システムとネットワークの運用管理ソフト市場」はプラス成長を堅持するとも予測されています。なぜ、運用管理ソフトは、この厳しい経済状況の中の限られた投資対象となるのでしょうか?
石井氏
世界的にIT投資が抑制されているのは、みなさんが日ごろから感じているとおりだと思います。この状況下で、IT投資はコスト削減や効率向上につながるものへと厳選されます。全体のIT投資を抑えつつも、いかにサービスレベルを落とさずにシステムの運用管理を行うかに期待が集まった結果、運用管理の分野が絞り込まれているのだと思います。
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Q.それぞれの立場に応じての使いやすさを機能に反映するためには、開発段階で大規模なリサーチなども行ったのでしょうか?
石井氏
「バージョンいくつだから…」というわけではありませんが、日ごろからお客様、パートナー企業様の声を収集し、そのご要望を反映するというスタンスは常に取ってきています。
しかし、ご要望によっては、大きな“リアーキテクト”でないと対応できないこともあります。今回のバージョンアップでは、実はアーキテクチャレベルでの大きな刷新を図っています。それだけに、これまで実現したかったけれどもできなかった機能をつぎ込むことができました。 先ほども触れたように、単にGUIレベルでの使いやすさ…といったことではなく、運用業務の切り口から見て「本当にわかりやすいか」という点に1歩踏み込んだ製品と言えます。今回のバージョンアップに対しては、非常に強い自信と手応えを持っています。どのくらい変わったのかを、お客様にも、是非体感していただきたいですね。
Q.今後、運用管理はどのように変化していくと考えていらっしゃいますか?
石井氏
仮想化やサーバ集約、クラウドの導入などが進むと、運用管理者の立場は、ますます変わってくるはずです。それにより自分たちの業務にとって最適な運用管理の形態も変わってきます。
「JP1 Version 9」では、大きく複雑になったシステムを一元的に管理・監視できる機能を提供できると思います。 「JP1」は15年の歴史を持っていますが、昨今の仮想化などで、運用管理の場も大きく変化してきました。これから先の10年は、更なる変化が生まれるでしょう。その状況の中でも、安心して使えるように「JP1」を進化させ、当然のことながら、互換性も踏まえて、業務を守り続けていきます。 |
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Q. 「JP1」は今年も顧客満足度、パートナー満足度ともに1位※という高い評価を獲得している製品ですね。その点も踏まえ、最後に、JP1ユーザやパートナー企業へメッセージをお願いします。
石井氏
「JP1」をより効率的に使いこなすためには、「こういう利用シーンでは、こう使う」という、より深い理解が必要であると考えています。
そこで日立製作所では、認定資格制度を含めた研修を、技術者、セールス、コンサルタントなど、幅広い層を対象に実施しています。既に「JP1」の認定資格制度を受講した方は、1万人を突破していますが、もっともっと力を入れていきたいと思っています。 「活用シーンにおける課題の解決」を念頭においている「JP1」だからこそ、導入企業の皆様にも、パートナー企業様にも、利用シーンにあわせた、効果的なJP1の活用方法をご理解いただくことはますます重要になると思います。 それだけに、お客様、パートナー企業様とも一体になって、「JP1」を進化させていきたいと思っております。
※「日経ソリューションビジネス 2009年2月15日号 第11回パートナー満足度調査」
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