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株式会社リクルートキーマンズネット(新規ウィンドウを開く)に2008年12月19日に掲載された記事より転載掲載しています。
サービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。
FlashムービーでJP1を図解!隣の会社の情報システム部は、『どうして“定時”で帰れるの?』
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プロローグ

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Chapter 1 午前の業務にて 「トラブル発生!システムが起動しない…」

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Chapter 2 午後の業務にて 「日報に月報…報告書を作らなければ!」

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ある日の業務にて 「ジョブの編集?何時間かかるんだっけ…」

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エピローグ

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まとめ

中堅規模の製造業、X社の情報システム部のアラキ氏は、まだ人影がまばらな朝6時台の駅のホームに立っていた。

「サーバの電源を入れて、システムを起動して…。当番とはいえ、早朝出社は厳しいなあ」

会社に着き予定通りの作業が終わると、まもなく始業時刻。コーヒーを飲みながら窓の外を見ると、お隣J社の管理者、ニシベ氏――実はアラキ氏の友人である――の出勤姿が見える。

アラキ氏は考える。
「彼も情シスで同じような仕事をしているはず。でも、いつも朝はゆっくり。どうして?」
そのとき、アラキ氏はまだ、JP1による“自動化”の偉大さを知らなかった――。

実は…J社でも、X社とほぼ同じ時刻にサーバの電源を入れ、サーバを起動している。
唯一違うのは、J社ではJP1により、すべて自動化されていること。ルーチンワークなら、人手による作業は無用。ニシベ氏は普通の時間に出勤できるというわけだ。

しかし、なぜ、JP1の自動化の有無がこれほど大きな違いになるのだろうか。
果たして自動化とは?そのメリットとは?
今回、X社とJ社の1日を徹底的に比較してみよう。
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トラブル対応に追われる

夜間、誰も気づけない時間帯にエラーが発生していた。これでは業務が始められない。

「365日、24時間体制での監視なんてムリ。確かに、問題が起きてはじめてジョブが実行されていないのが分かっても困るけど…」とアラキ氏。

そのとき、工場からの電話が鳴る。
「A支社からの出荷依頼が届いていない」という連絡だ。

「またか…」とアラキ氏は支社に連絡し、受注データを揃えて工場に送信…。

結局、午前中の大部分をトラブル対策と、電話対応に追われるはめになってしまった。

トラブルが発生してもあわてない

異常が起きたら場合、すぐに管理者であるニシベ氏にメール通知される。
「JP1では、あらかじめ何か起きたら通知されるよう設定できるんですよ」

ジョブ開始の終了や遅れも監視できるので、通常と異なる事態にも迅速に対応できるのだ。
さらに、あらかじめ想定できるエラーなら、そのリカバリ処理も自動化できる。

また、営業所・本社・工場の業務も簡単に連携して、自動化できるので、必要なデータの「送信忘れ」は発生しない。
「工場からの問い合わせや、営業所への催促…そんなことをせずに、自分の業務に集中できます」と、満足げに語るニシベ氏だった。

果たしてニシベ氏の語る「自動化」とはどのような流れなのだろうか。下のFlashムービーをクリックして見てみよう。

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書類づくりで時間が過ぎる

日報や月報、運用手順書などドキュメントの作成には時間がかかるもの。

「意外に作らなければならない書類が多いんです。結局、ほかの業務が後回しになってしまう。帰る時間が遅くなる理由の1つかも…」とアラキ氏。

大変な作業を効率化したいようではあるが、方策が見当たらない。

実行結果・実行計画を、帳票形式で印刷

JP1の導入で、業務の実行結果や実行計画を帳票形式で出力できるようになったJ社。

「日報、月報、業務報告書や運用手順書、保守資料に活用できるので、書類作成時間が大幅に節減できました」とニシベ氏。

さらに特筆すべきが、業務の改善計画にも役立てられること。
「今までベテランしか把握できていなかった業務の流れを、JP1の機能を使って“見える化”できたのです。作業のノウハウがまとめられれば、それは会社の資産になるはず」と語気を強めるニシベ氏であった。

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複雑なジョブの修正作業

実はX社も、部分的ではあるが、独自開発したツールにて、自動化を試みていた。しかし、操作性が悪く、アラキ氏に大きな負担となっていた。

「テスト環境から本番環境に移行するには、ジョブのホスト名を変更する場合には、すべて手作業…。難しいし、修正個所が漏れるかもしれない。確認だって大変だし、ミスのもとだよ…」

時間がかかる、間違いが発生しやすい、効率が悪い…などの理由から、せっかくの自動化もあまり歓迎されてはいないようだ。

「自動化するなら、もっと楽をさせてほしい…」

ジョブの修正は簡単でミスも起きにくい

「ジョブの修正は、使い慣れたExcel形式のファイルでできるから、勝手がきくという印象」

ニシベ氏が語る通り、JP1は既存のジョブネットからCSVを書き出し、Excel形式で編集可能。複数のジョブネットを一覧表示し、普段の業務のように、コピー&ペーストや検索による修正が可能。

「“使いやすさ”は大きなメリットだと思います。修正時間の短縮、ミスの減少、効率化…少なくとも、これだけの効果はありましたから」

ニシベ氏のコメントをさらに補足しよう。業務の変更履歴は、自動的に「変更履歴帳票」として保存される。つまり、業務変更を証明する材料となるので、監査対策にも適しているというわけだ。

では、その一連の流れを下のFlashムービーで見てみよう。

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「夕食はどうしよう?コンビニも飽きたし今日は店屋物かな…」

今日のアラキ氏はサーバのバックアップと電源を落とす当番。その合間に夕食をとろう、うまくいけば深夜になる前には帰れるかな? と考える。

ふと、窓の外を眺めるとJ社のビルが目に入る。ほとんどのフロアの電気は消えている。
「ニシベ、残業はあまりしないって言ってたもんな…」

まあ、“しかたがない”か、と思いつつ業務に戻る…だが、本当に“しかたがない”のだろうか?
ニシベ氏に相談しようと思うアラキ氏。

――そして、X社がJP1を導入したのは、それから3ヵ月後のことであった。

J社では、バックアップも自動化。さらに、バックアップ終了後は自動的に電源が OFFになる。
ニシベ氏は、あとはJP1にまかせて帰宅できるというわけだ。
万が一、夜間バッチ業務時にトラブルが起きた場合にはメール通知されるので、監視し続けなくてもすばやい対応が可能。

さらに、自動的に電源ON/OFFすることで、無駄な電力を使わなくても済む。消費電力節減につながる、グリーンITの機能でもあるのだ。
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X社とJ社を比較しながら、自動化について見てきました。自動化の主なメリットとして考えると、主に下表の2つのポイントが挙げられます。

時間とコストを無駄にしないためにも、また、業務の継続性を保ち、企業価値を高めるためにも、自動化は本当に有効といえます。この機会に、自社の業務を振り返り、JP1の自動化で、どのようなメリットがあるか、ぜひ考えてみて下さい。

時間とコストの削減

⇒ルーチンワーク、単純作業の自動化で業務効率アップ

人的ミスや不正などのリスク排除

⇒人の手による作業ミス、漏れ、データ改ざんなどの予防

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