特集記事:キーマンズネット掲載
「時代が求めるのは“エコな企業” 」
地球温暖化問題の深刻化が認識されはじめ、消費者の意識に変化が訪れています。
「IT機器の消費電力を減らすように!」 このような社命を受け、今すぐにでも対策を始めたいシステム管理者の方。オフィス、マシン室/データセンタなどのシステム運用を見直し、省電力運用を心がけることで、すぐにオフィスの省電力対策がスタートできることをご存知でしょうか? 「省電力をすぐに始めたい!」 右図のように「導入」と「運用」のフェーズに分けられる省電力対策。この「運用フェーズ」部分を強力にサポートするのが日立の統合システム運用管理製品「JP1」。今回、JP1で実現できる省電力対策を、Q&A形式で分かりやすく紹介します。 |
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「毎日起動しているけど使っていない、パッチを当てるだけのPC」のように、実質的に稼働していないPCの数をまずは調査。不要なPCも、台数が増えると電力を浪費するもとになってしまうので、オフィスに無駄なPCがないかどうか見直してみましょう。
実は、この「調査」を効率化するのがJP1です。「不稼働PCレポート」機能では、不稼働PCの台数を部署ごとに一覧表示。どの部署の、どのPCが、どのくらい使用されているかがすぐに分かります。不要なPCの撤去や処分の計画立案を強力に支援する機能です。
PC入れ替えの際に省電力PCの導入を進めることで、将来的にも大きな省電力効果が期待できます。計画的に導入を進めるためには、省電力PCの導入状況がひと目で分かる仕組みづくりが必要です。
その点JP1なら消費電力の少ないCPUを搭載したPCの導入率を算出・レポートする機能を搭載。的確に進捗状況が分かる便利な機能です。
オフィスにある数十、数百台に及ぶPC。これらすべてを、メリハリの効いたON/OFF管理ができれば、省電力対策に効果的なことはいうまでもありません。しかし、ポリシーを定めても、個々人に「省電力設定」を任せたり、管理者が1台1台設定する…という手段だと、結局は対策自体が頓挫してしまうことにもなりかねません。
そこで、JP1の自動電源管理機能が効果を発揮します。JP1なら、管理配下のPCすべてに「今から○時間後に電源を遮断します」といったメッセージを通知。そして一定時間経過後、自動的に電源OFFにすることもできます。これにより、電源をつけっぱなしのPCを効率的に減らすなど、オフィスにおける省電力運用の徹底を図ることができます。
省電力ポリシーが適切に守られているかを把握したり、ポリシーが適正か見直したりすることも、省電力対策では重要です。
そこで、JP1の「グリーンレポート」機能で、[モニター電源OFF]、[プロセッサ調整]、[省電力対応PCの導入率]の適応状況をレポート表示。時系列、部署別のグラフで表示したり、CVS形式で出力したりできるので、上司への報告の際にも使える機能です。さらに、省電力ポリシーに適合していない部署、PCに対して、ポリシーに従った設定を 一括して行うことが可能です※。
こうして、効果を目に見える形にし、さらに改善することで、更なる省電力運用の改善サイクルにもつながります。
※JP1/NETM/DMの外部プログラム起動機能を使用したOS実行による一括設定
今使っているサーバを省電力運用という視点で見直しを。まずは、無駄な電力を消費していないかチェックしてみましょう。例えば、深夜にパッチを当てた後、一晩中サーバの電源が入っていたり、業務終了後も電源が入り続けていたりしていないでしょうか?
JP1なら、業務の開始/終了にあわせてサーバの電源ON/OFFを制御することが可能です。業務の終了後に自動的に電源OFFできるので、人手を介さず効率的に無駄な消費電力を抑えることができます。
時間帯と業務量との推移を見ながら、システム構成を変更・集約するのも効果的な省電力法。
例えば、下の図のように、夜間や休日など、サーバへの負荷が少ない時間帯には、システムを集約し、サーバ稼働台数を削減します。
マシン室やデータセンタの適切な温度監視は、サーバを安全に運用する上で重要です。
JP1は「AirSense(TM)」との連携で温度・湿度・ホコリの状況をリアルタイムに監視。「AirSense(TM)」が熱異常を検知した場合、JP1に通知されます。JP1により、管理者にも自動通知できるので、管理者がすみやかに適切な対応を行えます。
また、温度管理が徹底できれば、エアコンなどの無駄な消費電力を抑制することにもつながり、省電力効果も期待できます。
(※1) |
AirSense(TM):(株)日立製作所ワイヤレスインフォベンチャーカンパニーが開発・販売している小型無線センサ。
温湿度、振動、パーティクルなどの環境監視が可能。 |
(※2) | DBS:Demand Based Switching Intelプロセッサの周波数・消費電力を制御する機能。 |
(※3) | JP1/IM - RL:JP1/Integrated Management - Rule Operation |
グリーンITを支援し、環境問題へも貢献するJP1
JP1は今後、サーバ電力量監視機能や空調・電源設備機器との連携機能などを強化していく予定です。新機能により、データセンタの省電力モニタリングや自動運用など、「システム運用面からの省電力化」がよりいっそう促進されることが期待できます。このように、「システム運用面」から企業のグリーンIT対応を支援するJP1は、環境問題へも大きく貢献しているといえます。
省電力対策は、一度ポリシーを策定したらそれで終わりではありません。常に改善するための“サイクル”を意識することが大切です。
下図のように[Plan][Do][Check][Action]というそれぞれのフェーズで電力を適切に“統制”できるサイクルこそ、省電力対策を改善し続けるために有効です。
JP1は、この省電力のためのサイクルをそれぞれのフェーズでサポート。まずは「システム運用面」から省電力オフィスの第一歩を踏み出すことができるというわけです。
“今すぐ始めたい省電力”に効果的なアプローチができるJP1。「実際どのぐらいの効果があるの?」と思った方は、この機会に下記のキャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか?
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