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※「株式会社リクルート キーマンズネット2007/10/31より転載」

人手による業務のミスや不正を防止したい、そんな中堅企業の運用管理者を支援する救世主!JP1のジョブ管理とは?

内部統制の強化に本格的に取り組む企業が増える中で、ジョブ管理ツールを利用した業務の自動化が、内部統制強化の一環として有効であるという見方が広がっています。
業務の運用を人手に頼ると、入力ミスやデータ改ざん、情報漏洩の発生が懸念され、こうしたミスや不正を起こさないためには、定型業務の自動化が非常に効果的です。

ジョブ管理ツールは既に大企業での導入が進んでいますが、現在、これに続いて中堅中小企業でも導入を積極化する動きが見えています。

JP1というと大企業向けの製品と思われる方もいますが、実際には中堅企業での導入も進んでいて、市場調査結果にもそれが表れています。
ノークリサーチが行った「2007年 中堅・大規模企業のIT導入実績と投資動向調査報告*1」における「運用管理ソフトの利用シェア」では、日立製作所のJP1が37.5%で第1位でしたが、年商規模別シェアでみても、500億円未満のレンジで41.3%*2と圧倒的なシェアトップを得ていることがわかりました。

*1 実施会社:株式会社ノークリサーチ 調査期間:2007年5月〜8月 調査対象:従業員500人以上3000人未満を目安とした民間企業3000社 有効回収票:309票
*2 500億円未満(N=59) 41.3%、500億円以上〜1000億円未満(N=62) 39.5%、1000億円以上(N=54) 30.9%

中堅・大規模企業における
運用管理ソフトウェアの製品別シェア

そこで今回は、「JP1を使った業務の自動化〜基本のジョブ管理〜」*に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。

*JP1のジョブ管理製品はJP1/AJS2(JP1/Automatic Job Management System 2)を中心に構成されています。








売上げデータの集計を手作業で行っているため、各営業所からデータが届かないと作業にならず、いつもムダな残業をしていませんか? 
また、データのチェック手段が不十分だと、入力ミスなどにより誤ったデータがあったり、間違ったデータのまま業務を続行することで、小さなミスが大きな問題に発展する可能性があります。

JP1のジョブ管理は、定型業務を自動化することができ、以下のような自動運用を実現します。

  • スケジュールに従った自動運転で、作業の遅れが発生しない。
  • ファイル転送も自動化でき、正しく転送されたかどうかのチェックも行う。
  • 全データが揃ってから自動的に次の処理を行う。
  • チェックも自動化、問題があれば継続の処理を中断する。

自動実行のスケジューリングは、画面上でフローチャートを描くように、複数のジョブの実行順序を定義することができます。実行日時や実行サイクルでジョブを自動実行する「計画実行」、イベントの到着を契機にジョブを実行する「イベント実行」、及び突発的な業務に対応する「即時実行」など、豊富な実行手段で柔軟に業務の自動化をサポートします。

JP1による定型業務の自動運用


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WindowsやUNIXの環境でのバッチ業務で苦労されていませんか?
オフコンやメインフレーム、UNIXシステムでできていた高度なバッチジョブの作成も、Windowsシステムの場合、同等のことをOSの機能だけで実現するのは難しいです。
自分でプログラム開発するのはなかなか大変ですし、外注すればコストがかかります。
豊富な機能をできるだけ安価で手に入れたいとお悩みの担当者も多いのでは?

JP1のジョブ管理ではJP1/Scriptというスクリプト言語を使ってバッチプログラムでは実行できない次のような処理も、自動化することができます。

  • バッチプログラムから起動したプログラムの実行結果の取得。
  • 回数や条件判定に基づく繰り返し処理。
  • 変数の文字列操作や多様な条件判定処理。

コマンドの知識がなくても、対話型の簡易入力機能を使ってこのような複雑なバッチジョブも効率的に作成できます。更に、対話形式で処理をしたいというような場合にも利用できます。


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運用管理ではジョブの実行予定と実績の管理が必要ですし、そのための帳票作成も求められます。あるいは、ジョブの定義内容やジョブネットのフローをドキュメント化する必要もあるでしょう。

皆さんは、こうしたドキュメント作成で苦労していませんか?
手作業で作成するのは大変ですよね。画面のハードコピーをとったり、データをCSVに出力してエクセルで編集したり、定義のテキストデータを文書にしたりと、煩雑な作業を大量にこなさないといけませんし、ミスが出るのも心配なものです。

JP1のジョブ管理を導入することで、こうしたドキュメントの作成もとても簡単になります。
ジョブの定義内容やジョブネットの関連図を帳票として出力できますし、実行予実績データを直接エクセルに出力しグラフ化が可能です。運用状況の把握がしやすくなり、見やすい報告書の作成も楽になります。

作業量も手作業に比べて劇的に削減でき、ドキュメント作成のために毎日残業、などということはなくなります。

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ジョブの定義内容や実行予実績のドキュメント出力


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大量のジョブネットに追加/変更が必要になった場合、1つひとつジョブ定義を開いて修正作業を行っていませんか?
工数のかかる膨大な作業は、時間がかかる上に修正ミスや漏れによる再修正作業が多発する恐れがあります。何とかならないかとお悩みの担当者も多いのでは?

JP1には、こうした定義の大量修正を一括して処理できる便利な機能があります。

ジョブ定義情報をエクセルに出力し、置換機能などを使って、全サーバを対象に必要な項目だけを一括修正できます。修正したデータを本番環境へエクスポートすることで、ジョブ定義を一括で行えます。また、テスト環境で作成したジョブを本番環境へ簡単に持っていくこともできます。

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ジョブの定義や管理を効率よく実現


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ファイル転送が正常に終了したのに、その後問題が起きたという経験はありませんか?
例えば、毎日複数の拠点から売上データを本社サーバへファイル転送しているが、転送エラーでファイルが破損したのを発見できず、商品の手配に問題が発生したといったケースです。これは、ファイル転送の結果確認のしくみに不備があったために起きる問題と言えます。

JP1のファイル転送は、OSが標準で持つファイル転送機能に比べて、転送結果を自動確認するなど業務と連携した自動化機能を豊富に備えています。JP1では、転送されたファイルのサイズを送信側と受信側で自動確認し、サイズが変化した場合は転送エラーとして扱うため、上記のような問題の発生も防ぐことができます。

また、ファイル転送の履歴をログとして採取、管理することも可能です。


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説明してきたとおり、
業務の自動化を行うことで、人手によるミスや不正を防止に加え、業務効率も向上することができます。
更に、システムを改善したい方へステップアップ編のご紹介です。

業務を自動化した際、運用管理者が次に注意しなければならないのが、リソース不足などで業務サーバ自体が不安定になることにより発生する、業務遅延や、障害を予防することです。

そのためには、OSの稼働状況とJP1/AJS2の稼働状況を合わせて監視する必要がありますが、どんな情報を取得するかなど、専門的な知識が必要となってきます。

JP1では、サーバ稼働管理製品を利用して、ジョブの実行数や滞留数、滞留時間、データベースのサイズなど、業務サーバの安定稼働に必要な監視ができます。
これにより、業務のレスポンスの悪化やシステム障害の予兆をとらえて事前に対処できるので、安定した業務サービスの提供が可能となります。

また、JP1/PFMでは監視ノウハウテンプレート(ソリューションセット)をエージェントごとに標準提供しているため、導入したその日から監視運用が始められます。

*JP1/PFM : JP1/Performance Management

いかがでしたでしょうか?
ユーザの使いやすさを重視し、業務の効率化、システムの安定稼働を実現する、JP1のジョブ管理を是非ご検討下さい。

■価格情報

最低価格:50万4000円〜(税抜48万円)


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