――「HiRDB」が数多くの便利な機能を持っていることは分かりましたが、運用の際に難しい操作が必要ですと、管理者にとって負担になってしまうと思うのですが……?
もちろん、データベース自体は簡単な構造のものではありませんが、管理者の立場に立って、様々な機能をより便利に扱えるようなインタフェースの開発が進んできています。「HiRDB」の場合は、専用クライアントソフトからだけでなくWebブラウザでも操作できるGUIを搭載し、運用管理が容易に行えるようになっています。運用を容易にする機能の例を1つ紹介しましょう。データベースの性能を保つためには、管理者は断片化されたデータを定期的に再編成しなければなりません。そのタイミングを計るのが管理者にとっては難しいところなのですが、「HiRDB」は再編成すべき時期を予測したり、対処方法を提案したりする機能を搭載しています。例えば、経験の浅い管理者でも、状況に応じて適切に、しかもGUIで簡単に、断片化を解消できます。
――なるほど。それは管理者にとってうれしい機能ですね。「自社開発」であることのメリットも十分理解しましたが、他社製のサーバなどには対応しているのでしょうか?
「HiRDB」はオープンインタフェースを採用していますので、業界標準インタフェースに対応し、他社製のサーバでも問題なく使用できます。また、TPモニタやAPサーバともスムーズに連携できますし、デファクトスタンダードなクライアントツールにも対応、SQL(リレーショナル言語)の国際標準化にも貢献している製品です。将来的にも安心して使えるデータベースでありたい――そういう観点からも開発された製品なのです。
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