特集記事:キーマンズネット掲載
※「株式会社リクルート キーマンズネット2007/08/20より転載」
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ピアノを弾いておられるヤマハ 情報システム部 部長 鈴木健司氏。後列右側は同部 情報システムサポートセンター ネットワーク・ITグループ マネジャー 大村夏生氏、左は同グループ 主事 松下和義氏。 このピアノは、製造100周年記念モデルのサイレントアンサンブルピアノ「Pro2000」。松下氏が抱えているのは、アコースティックの響きと音質を追及したサイレントバイオリン「SV-200」。 |
「感動を・ともに・創る」をブランドスローガンに、音・音楽をコアとした多彩な事業をグローバルに展開しているヤマハ。そのヤマハでは、コンプライアンス推進に取り組む中で、仕事柄、社員が利用している数万種類のソフトウェアの徹底管理を目指しました。 |
■ヤマハ株式会社 会社プロフィール |
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■日立電子サービス株式会社 会社プロフィール |
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![]() 鈴木氏 「音と音楽を事業展開のコアにしているヤマハは、自らがコンテンツホルダーでもあり、著作権に関する意識は非常に高いと言えます。しかし、ソフトウェアの利用に関しては、ライセンスへの問題意識は十分と言えるのかどうか?そうした問いかけが内部であがったことが、ライセンス管理に本格的に取り組む契機となりました」 |
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それまでヤマハにはハードウェアについてのIT資産管理体制はあったものの、ソフトウェアに関しての管理体制は十分とは言えませんでした。そこには、ヤマハならではの理由がありました。 ![]() 松下氏
「資産管理導入後に分かったことですが、仕事柄、人によって必要なソフトが違うので、数万種類という信じられないくらいの量に達していました」(松下氏) |
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ライセンス管理計画は、国内の連結グループ会社をカバーする方針で進められ、管理対象となるクライアントPCは約1万台と見込まれました。 |
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![]() 大村氏 「ツールの条件としては、まず、Windows 95からWindows XP、それにサーバOSまでサポートできること、1万台のクライアントPCの管理にDBが対応できるのかどうか、更に、全国にあるクライアントPCのデータを分散した部門サーバ経由で本社に集約することができるのか、といったことでした。このスケールへの対応が可能で、部門サーバでの中継も可能なのがJP1でした」(松下氏) |
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ヤマハでは、最初に導入したJP1/NETM/DMでのインベントリ情報の収集・管理の態勢が整うと、膨大なソフトウェア資産情報の一元管理を実現するために、次のステップのJP1/NETM/AIM(JP1/NETM/Asset Information Manager)の導入へと進みました。 |
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ヤマハでは従来から、クライアントPCの操作と障害対応のヘルプデスクを日立を通して日立電子サービスにアウトソーシングしていましたが、JP1導入に際しても、導入のサポートとヘルプデスクで同社の支援を得ています。更に、JP1/NETM/AIMの導入からは、情報登録や集計レポートなどライセンス管理運用の一部を同社に任せています。 |
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JP1/NETM/DM、JP1/NETM/AIMの連携導入により、ソフトウェアライセンス管理の体制を軌道にのせたヤマハでは、次のステップで、JP1/NETM/CSC(JP1/NETM/Client Security Control)によるクライアントセキュリティの強化へと進みました。 |
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「当社ではまず全社ポリシーを設定し、それを超えるポリシーは更に部門ごとで決めています。当社の場合、ソフトウェアの利用と同様に、一括でセキュリティの対策レベルを決めることが難しく、部門ごと部署ごとの管理が必要なのです」(鈴木氏) |
![]() ヤマハにおけるJP1導入のシステムイメージ |
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ヤマハでは半年に1回の監査を行い、IT資産の棚卸とソフトウェアライセンスの使用状況の確認を行っています。JP1導入により、この作業もスムーズにかつ正確にできるようになっています。 *PDM:設計・開発・生産に関わる情報を一元管理する情報システム |
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いかがでしたか? |
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