特集記事:キーマンズネット掲載
※「株式会社リクルート キーマンズネット2007/03/20より転載」
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中京テレビで情報システムの企画、開発、運用を担っているのが、メディア開発局情報システム部。大きな特色は、メディア開発局とあるように、新しいビジネスやサービスの開発にシステムのプロとして取り組む役割を担っていることです。 技術とスキルのレベルも非常に高く、システム開発の多くを部内でこなしています。多数メディア向けの番組系コンテンツの制作や運用を統合して管理する、独自のCMS(コンテンツマネジメントシステム)「Caesar(シーザー)」も自社開発し、2006年から運用しています。
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中京テレビ放送株式会社
プロフィール 愛知、岐阜、三重をサービスエリアとするNTV系列の広域民間テレビ放送局です。放送と通信が融合した新しいビジネス開発にも積極的に取り組んでいます。
![]() マスコットキャラクターの 「チュウキョ〜くん」 |
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中京テレビの情報システムへの姿勢は明確です。それは、 「先進の技術、システムは果敢に取り入れる。ただし、その導入・運用は、社内ユーザーの利便性向上を第一に考え、段階を踏んで慎重に進める」というものです。 Groupmax Collaboration導入においても、その姿勢がはっきりと現れています。 |
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中京テレビでは1999年に、「新情報システム」整備計画をスタートしています。汎用機システムからクライアント/サーバシステムへの移行と、PCのビジネスへの活用がねらいでした。 |
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Groupmax導入後、自社製のWebデスクトップをつくり、業務アプリケーションとの連携やシングルサインオンを実現していました。 「業務アプリケーションを使う際のパスワードも1人で3つ4つと管理しますが、当社のポリシーでは1ヵ月で変えないといけないので、ユーザーはパスワードの管理が非常に大変です。そこで、ユーザーの利便性を追求し、1度のログインですべての業務アプリケーションが使えるようにしました」と、語るのは鈴木部長です。 そして、Groupmax導入から5年、2004年秋になり、将来に向けた情報共有基盤の見直しが検討され始めました。ちょうど、Groupmax Collaborationの誕生と重なる頃でした。 |
![]() メディア開発局情報システム部 |
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「5年前からファイルサーバを立てていましたが、まだまだ紙ベースの情報が多く情報共有もできにくい環境でしたので、将来に向けてのインフラの刷新が必要でした。そこでGroupmaxCollaborationも含めた製品の比較検討を始めました。ただ、がらっと変えるとユーザーの抵抗感もあるでしょうし、情報システム部の作業も大変です。それで、半年間は新旧システムを並行稼働して、徐々に切り替えられるようにしたいと考えました」(鈴木部長) Groupmax Collaborationの“部署の壁を越えたコラボレーションのためのポータル”という考え方は、テレビ局の業務にはぴったりでした。更に使いやすさ、画面の見やすさという点も高く評価されました。しかも、新旧をしばらく並行運用するのに最適なのはGroupmax Collaborationでした。 こうして2005年10月、Groupmax Collaborationを導入し、Groupmaxとの半年間の並行運用が開始されました。 |
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Groupmax Collaboration導入に際しては、第1ステップとして、業務連携やシングルサインオンなど従来のGroupmaxでのルールと使い方が継承されています。 |
中京テレビのGroupmax Collaborationポータル画面 |
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従来ルールを継承して、利用機能はメール、スケジュール、掲示板など。業務連携、シングルサインオンも継承されました。 上段の業務メニュー部は、業務アプリケーションに連携するポートレットです。表示されるアイコンは、ユーザーの所属や役職によって変わります。 ■シングルサインオンユーザーがPCを立ち上げてログインすると、すぐにこのポータル画面が表示され、業務アプリケーションも改めてログイン作業をすることなく利用できます。 |
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![]() メディア開発局情報システム部 |
「業務メニューの表示方法について、ユーザー権限の判定ロジックとGroupmax Collaborationとの連携部分は、日立さんの協力を得て開発しましたので、とてもうまくいきました。そのほか、ユーザーからは社外からもメールを見たいという要望があり、オプション機能を追加して携帯電話連携を実現しました。社内では“もばめ〜”と言っているんですよ」(岩田副部長) 中京テレビのご要望、ご意見は非常に貴重で、その後の製品の機能拡張、改良に活かされました。 |
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ユーザーへのサポートと、ユーザー視点の運用も導入成功の大きな力になりました。 「少人数で運用していますが、安定稼働しています。夜中に仕事をする人も多く、ノンストップが要求されるため、2重化や負荷分散によって信頼性を高めています」(廣瀬氏) 「私の担当はヘルプデスクですが、インストラクターもやりますし、新機能の導入時には説明書を作って支社を回ったりもしています。新旧並行で利用している時は、ユーザーから聞いた要望を日立さんに取り入れてもらい、一層使いやすくしていきました。また、コラボに対する質問を集めて“困ったこと集”を作成し、Webで公開する予定なんです」(石平氏) |
![]() メディア開発局情報システム部 ![]() メディア開発局情報システム部 |
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Groupmax Collaborationはグッドデザイン賞を受賞するなど、使いやすさにこだわって開発されています。 「親展パスワードや印刷用画面など、便利な機能は多くあります。『コンタクトリスト』の機能はまだユーザーには紹介していないのですが、大阪支社で使っている人がいて、“便利!”と言っていますね」(石平氏) 「名前を適当に入れればすぐ出るユーザー検索が便利です。よくできてるなあと思いました」(岩田副部長) |
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中京テレビでは、Groupmax Collaboration導入の第1ステップが順調に推移しているため、今後は、よりコアな機能であるコミュニティ管理、電子会議室、ファイル共有等の利用へと進む計画です。 「電子会議室は部内で展開した上で、来期には社内へ展開する予定です。部門横断的プロジェクトのコミュニケーションに向いていますし、会議の記録が残るのもいい点です。将来は、社内だけでなく社外との共同作業でも利用していくかもしれません」(鈴木部長) 「番組づくりは部門を越えた業務ですから、Groupmax Collaborationのコミュニティが有効です。実際、編成や営業のスタッフ間で、確認や連絡のメールが毎日、大量に交わされています。ここにコミュニティが使えるはずです」(岩田副部長) |
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最後に日立のサポートに対するご意見をいただきました。 「日立のアンサーセンタの回答は的確で、SEのサポートも安心です。できないことは理由もきちんと説明してくれるので、こちらも、ではこうしようと代案を提案できます」(鈴木部長) 「対応者のレベルが高いですね。こちらの質問を二度三度と聞いてくることもないですし、ピンポイントで答えてくれます。サポート力は日立が群を抜いていると思います」(廣瀬氏) |
いかがでしたか、中京テレビのGroupmax Collaboration導入。
真価が発揮される本当の活用はこれからと言えます。 日立は今後も変わらぬサポートを提供していきます。 Groupmax Collaborationのご検討を、ぜひ一度日立にご相談下さい。 |
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