Hitachi Open Middleware World 2007 in 関西 セミナーレポート

去る3月2日(金)にホテル阪神10階「クリスタルルーム」において、「Hitachi Open Middleware World 2007 in 関西」を開催しました。

今回は、「内部統制の確立を支援するIT基盤とは」と題し、内部統制の確立に向けて、今ITを活用して何をするべきかをテーマに、日立がご提供するコンサルテーション、ソリューション、ミドルウェアを中心に事例を交えてご紹介しました。セミナー当日は、150名を超える多くのお客様にご参加いただきました。

多くのお客様に日立オープンミドルウェア製品群の総合力をご紹介した「Hitachi Open Middleware World 2007 in 関西」。お招きした講師の方々に最新の動向や事例について解説していただきました。また、展示コーナーではデモによる製品紹介を通じて、多くのご質問をいただき、製品に関する活発なやり取りが行われました。
おかげさまで、大好評のうちに幕を閉じることができました。多くの皆様に御礼申し上げます。

「SOX法対応を契機に業務改革を実行。その成功のポイントとは」と題し、株式会社ワーナーミュージック・ジャパンの藤野氏にご講演いただきました。

株式会社ワーナーミュージック・ジャパンは、SOX法対応を契機に業務改革に成功し、収益性の高い経営基盤を確立しました。
本講演では、SOX法に対応した基盤作りのために取り組んだワークフローのシステム化について、成功へのポイントを交えながら具体的にご説明いただきました。
また、構築したワークフローシステムを支えている日立の「電子フォームワークフローセット」について、製品を導入した効果と評価されている機能をご紹介していただきました。

「内部統制を支えるIT および IT部門のありかた 〜ITは内部統制に向けて何を備えるか〜」と題し、株式会社日立コンサルティングの伊藤氏にご講演いただきました。

内部統制の整備に際しては、業務を可視化できるよう文書化してその業務の証跡を残していくことが必要となります。そのため、内部統制に対応したITシステムの実現が急務となっています。
本講演では、日本版SOX法に関する最新の動向について解説していただきました。そして、内部統制の実現に際してITシステムで対処すべき分野と範囲を明確にし、その実現を支える日立のITソリューション・ITコンサルティングについて具体的にご紹介いただきました。

「内部統制と企業価値を両立させるITシステムの要件とは？〜 業務視点から見た「攻めのIT」と「守りのIT」〜」と題し、株式会社日立製作所ソフトウェア事業部の高橋が講演しました。

内部統制整備にかける投資を、法対応のみに止まらず如何にして企業価値の向上にもつなげるかは企業にとって大きな課題となっています。
本講演では、内部統制の確立と企業価値の向上を両立するための「攻め」と「守り」の2面からITシステムの要件について捉え、そのITシステムの実現を支援する日立オープンミドルウェアを用いたソリューションについてご紹介しました。

「今、求められる最適なシステム運用とは〜JP1 Version 8による内部統制強化の実現〜」と題し、株式会社日立製作所ソフトウェア事業部の吉田が講演しました。

企業にとっての内部統制の整備はいよいよ実現フェーズに入りました。内部統制を支えるシステムの運用管理に関しても、これまでのITレベルから、経営とITが融合したビジネスレベルでのシステム運用の実現が求められています。
本講演では、IT統制の不備による様々なリスクをモデルケースとして挙げ、そのリスクに対応して内部統制を強化するための、JP1による具体的なソリューションついてご紹介しました。