〜企業革新を支える「変化に強いシステム基盤」の条件とは〜
2008年2月12日(火)於 ホテル阪神(大阪・福島) 10階「ザ・ボールルーム」
株式会社 日立製作所 関西支社
副支社長 杉山信行
(開催の挨拶)
去る2月12日(火)「Hitachi Open Middleware World in KANSAI 2008」をホテル阪神(大阪・福島) 10階「ザ・ボールルーム」にて開催いたしました。
今回は、『企業革新を支える「変化に強いシステム基盤」の条件とは』をテーマに、ITガバナンスや内部統制の確立、ビジネス観点からの運用管理などのトピックスをとりあげ、法規制への対応と、業務効率向上の両立を支援する変化に強いシステム基盤の構築に向けた日立の取り組みと、多様なソリューション、基盤となるミドルウェア製品をご紹介しました。セミナー当日は、約200名のお客様にご参加いただきました。
各セッションでは、内部統制の強化に向けたシステム統合に取り組んでおられるお客様事例、日立のオープンミドルウェアが実現するソリューションおよびパートナー企業との連携ソリューションをご紹介しました。また、各種オープンミドルウェアや関連製品を実際にご覧いただけるデモストレーション展示にも多くのお客様にご参加いただき、製品に関する活発なやり取りが行われました。おかげさまで大好評のうちに幕を閉じることができました。ご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。
株式会社日立製作所
ソフトウェア事業部
新分野事業推進室
室長 工学博士 大場 みち子
金融商品取引法における実施基準が公開され、内部統制への対応は間近に迫ってきました。本講演では、実施基準に基づく具体的な統制のポイントをご紹介すると共に、業務プロセスに係る統制に対してITを効果的に活用する取り組みをご紹介しました。また、日立ミドルウェアが内部統制の強化に対してどのように貢献できるかをご紹介すると共に、金融商品取引法対応の落とし穴とその対策など、企業価値向上につながるポイントについてご紹介しました。
株式会社日立製作所
ソフトウェア事業部
第1ネットワークソフト設計部
担当部長 吉村 誠
本講演では、ワークフロー導入により、業務改革と内部統制の強化を行った事例の紹介を通じて、内部統制視点でのワークフローの役割と導入効果についてご紹介しました。また、内部統制強化にワークフローを効果的に活用するためのポイントとして、デモを交えながら、日立の電子フォームワークフローが実現するソリューションについてご紹介しました。
株式会社日立製作所
ソフトウェア事業部
JP1販売推進センタ
センタ長 鎌田 義弘
ITIL®は、ITサービスマネージメントの継続的な改善の実践が期待されるとして注目を集めています。このITIL®のプロセスの導入により、高品質で効率的なシステム運用プロセスの実現が可能となります。本講演では、システム運用の「見える化」を強化・充実させたJP1のサービスデスクを中心に、JP1で実現するシステム運用の最適化についてご紹介しました。
東リ株式会社
IT推進部
部長 浅野 英治氏
本講演では、内部統制の強化に向けて、グループ3社間における基幹系システムを統合することによって業務効率へと結びつけたアプローチについてご紹介いただきました。また、統合された基幹システムにおける、日立のオープンミドルウェア適用による効果についてもご紹介いただきました。
株式会社 アシスト 西日本支社
データベース・ソリューション支援部
課長 寺澤徳之氏
内部統制には、リスクに見合ったコントロールが継続的に機能していることの検証が必要であり、そのためにIT統制の実施状況の評価は欠かせません。
本講演では、主要な統制項目に対する評価ポリシーを備え、IT統制における全般統制の運用状況評価を支援するモニタリング・ツール「監査れポータル」の説明を通じて、IT全般統制の重要性についてご紹介いただきました。
株式会社日立製作所
ソフトウェア事業部
JP1販売推進センタ
篠田 幸三
本講演では、JP1を使った運用や構築における疑問にお応えする便利な使い方や設定方法など、JP1を上手に活用するためのノウハウとして、業務運用、セキュリティ、ネットワーク監視、システム監視におけるJP1の活用術をご紹介しました。
株式会社 日立情報システムズ
アウトソーシングサービス事業部
アウトソーシング営業部
部長代理 玉井 学氏
内部統制の強化や情報漏洩防止を検討するうえで、電子メールデータを保存しさらに不審な送受信メールを制御(保留や削除)することは重要な対策です。
本講演では、電子メールのアーカイブと検索サービスを提供することで内部統制を支援するソリューションを提供する「WISE Audit」をご紹介いただきました。
株式会社
日立システムアンドサービス
プロダクトソリューション本部
ドキュメントソリューション部
技師 伊東 克展氏
日本版SOX法施行本番を目前に控え、法対応への取り組みも実運用を想定したフェーズへと移行してきています。
本講演では、実運用の中で、内部統制の仕組みを維持していくための最適解の一つとして、文書化ツールCi-Tower BPMと電子フォームワークフローの組み合せをご紹介いただきました。
株式会社日立製作所
ソフトウェア事業部
販売推進部
部長代理 西尾 宏幸
本講演では、運用管理ソフトウェアの基礎的な部分から知りたいとお考えの方に向けて、統合システム運用管理製品であるJP1の特長・導入事例の紹介を通じて、運用管理の重要性および運用管理ソフトウェアの適用効果についてご紹介しました。
株式会社 ニッセイコム
第二システム技術本部
システム第三部
部長 和田 清信氏
内部統制の強化に向けては、業務プロセスの見直しは重要なポイントの1つとなります。
本講演では、業務プロセスを改革するためのアプローチとして、複雑な業務プロセスのフロー化を実現し、業務の変化に柔軟な対応ができ、高い拡張性を持つ日立の電子ワークフローについてご紹介いただきました。
株式会社 日立エイチ・ビー・エム
関西本部営業部
ソリューショングループ
部長代理 小林 圭也氏
本講演では、社内事務支援システム「POWERSOUMU」と日立の電子フォームワークフローとの連携により、内部統制強化に向けた業務プロセスの統制を強力に支援するシステムについてご紹介いただきました。また、システム構築のアプローチおよびその適用効果について、金融機関や出版社での事例を通じてご紹介いただきました。
休憩時間には、日立オープンミドルウェア各製品の展示のほか、弊社パートナー企業の製品も含めたデモンストレーションをご覧いただきました。
展示会場の様子1
展示会場の様子2
関連リンク