VOS3/XS:オープンデバイスアクセス制御 DMFOPDS(導入のメリット)
DMFOPDSによる、LTO装置のバックアップ装置としての適用には次のようなメリットがあります。
バックアップ業務の高速化
-
磁気テープ装置と比べ高速なLTOライブラリ/単体LTO装置をバックアップ装置として適用することにより、データ転送の高速化を実現し、バックアップ業務時間を短縮することができます。
-
LTOドライブ装置によるハードウェアデータ圧縮により媒体の使用効率の向上が図れます。
省スペース化
-
装置設置面積を大幅に削減(H-6952
磁気テープライブラリ装置との比較で1/150)、設置コストを低減できます。
-
大容量媒体使用による、バックアップメディア保管スペースの省スペース化も可能です。
LTOライブラリ装置のシステム間共用
-
LTOライブラリ装置では、1台のLTOライブラリ装置をパーティションで分けて、オープンシステムと共用することができます。
データ暗号化によるデータのセキュリティ確保
-
LTO媒体へのバックアップ時にバックアップデータを暗号化し、LTO媒体の不当持ち出しによるデータ漏えいのリスクを軽減できます。
業務の処理効率向上
-
アクセラレートプロセッサ適用により、LTO媒体へのバックアップ業務で使用する命令プロセッサ負荷を約1/3に削減できます。
-
LTOドライブ装置での暗号化機能により、従来のSCSI
Gateway装置での暗号化を適用したデー タの転送に比べ、 ILA3
接続時の暗号性能は約 1.3 倍*1、10GbE ILA3
接続時の暗号性能は約 1.8
倍*1転送速度が向上します。これにより、平文入出力と同等の転送性能で入出力ができます。
- *1 ジョブの多重度が1の単一バックアアップ実行時の暗号性能