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Windows XP SP1で48ビットLBA対応HDD使用時にHDDのキャッシュの内容が正しく書き込まれない

Microsoft(R) Windows(R) XP Service Pack(以下SPと省略)1またはSP1aが動作しているPCで、48ビットLBA対応HDDを使用してHDDの書き込みキャッシュを有効にすると、スタンバイ/休止/シャットダウン時にHDDのキャッシュ内のデータが失われる可能性があることがマイクロソフト社のページで報告されています。

この現象はSP1またはSP1aをインストールすると、HDDの48ビットLBAモードが自動的に有効になるために発生します。SP無の状態では、48ビットLBAが有効とはならないため本現象は発生しません。

●発生条件

48ビットLBA対応のIDE HDDを搭載している。
デバイスマネージャで、ディスクのプロパティの [書き込みキャッシュを有効にする]が選択されている。
SP1/SP1aがインストールされている。

SP1/SP1a適用済みPCについてはマイクロソフト社のページより修正モジュールをダウンロードし、適用することで現象を回避することができます。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;331958

(上記マイクロソフト社のページで、このページの情報と異なる記述があるかもしれませんが、このページの情報が最新であり正しい情報です。)

現在出荷されているFLORAシリーズで、48ビットLBA対応HDDを搭載している機種を以下に示します。

Windows XP SP無しモデル
SP1またはSP1aを適用した場合、修正モジュールのインストールが必要です。対象モデルと対象HDDの型式を以下に記載します。
本モデルに該当し、SP1またはSP1aを適用する場合には、上記マイクロソフト社のページから修正モジュールをダウンロードしてインストールしてください。

機種	HDDの型式
FLORA 270W NV7 FLORA 270W NW4 FLORA 270HX NW5 FLORA 270W NW6 FLORA 310/310W DP4 FLORA 310W DA1 FLORA 330/330W DK4 FLORA 330W DG1 FLORA 330/330W DK5 FLORA 350/350W DV7 FLORA 350/350W DE1 FLORA 350W DE2 FLORA 370W TS7 FLORA 440W WB2	4D**H 4R*J0 4RL0 IC35L*AVV207- MHS2**AT MHR2**AT (""はHDDのサイズ等によって異なります。)

対象HDDの確認方法については以下のとおりです。

デスクトップにある"マイコンピュータ"を右クリックし、"管理"をクリックします。
"デバイスマネージャ"をクリックします。
デバイス一覧より"ディスクドライブ"横の"＋"をクリックし、展開します。
接続されているHDDの型式が、メーカー名と共に表示されます。

Windows XP SP1モデル
2003年4月8日現在、Windows XP SP1適用済みモデルで、上記の対象HDDを搭載したモデルはありません。

これらの情報は2003年4月8日現在の情報であり、システム装置に搭載しているHDDは、生産や保守などの都合により随時新型式のものに変更されます。上記に記載されていない機種でも、今後は48ビットLBA対応のIDE HDDを搭載する可能性があります。2003年4月以降に出荷される新モデルからは修正モジュールを組み込み出荷する予定ですが、既存出荷モデルでも今後新規にご購入いただいた場合には、対策モジュールの適用を推奨いたします。

対策モジュールを適用される場合は、お客様の運用環境に適用される前に十分な動作確認を実施していただけるようお願い致します。

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