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FLORA 310 DL1/330 DC1
WindowsNT Workstation Version4.0インストール時の注意事項と
デバイスドライバのインストール手順について
Rev.2 1997/07/18
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・Microsoft(R)、WindowsNT(R)は、米国Microsoft corp.の登録商標です。
・PCnetは、米国Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。
・LHA ver2.13 Copyright (C) H.Yoshizaki (吉崎栄泰)
Copyright(c)Hitachi, Ltd. 1996. All rights reserved.
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●FLORA310/330 WinNT Drivers Packについて
FLORA310/330 WinNT Drivers Packには、FLORA 310 DL1/330 DC1で
WindowsNT Workstation Version4.0をご使用いただく際に必要なインストール手順
書や各ドライバファイルが含まれています。FLORA310/330 WinNT Drivers Packは
以下の3つのPack(Pack2、Pack3、Pack4)で構成されています。
・FLORA310/330 WinNT Drivers Pack2
<ダウンロードファイル名>
A2H1UP_F.EXE
<内容>
FLORA 310 DL1/330 DC1のBIOSアップデートを行うツールです。
FLORA 310 DL1/330 DC1でWindowsNT Workstation Version4.0をご使用いただく
ためには、このツールによるBIOSアップデートが必要になります。
・FLORA310/330 WinNT Drivers Pack3
<ダウンロードファイル名>
LANDRV.EXE
<内容>
FLORA 310 DL1/330 DC1のWindowsNT Workstation Version4.0用LANドライバ
です。
・FLORA310/330 WinNT Drivers Pack4
<ダウンロードファイル名>
VGADRV.EXE
<内容>
FLORA 310 DL1/330 DC1のWindowsNT Workstation Version4.0用表示ドライバ
です。
●WindowsNT Workstation Version4.0(以下NT4.0)インストール時の注意事項
(1)プレインストールOS(Windows 95)の消去について
FLORA 310 DL1/330 DC1は、ご購入後の最初の電源投入時に使用許諾の確認画面
が表示されます。これは通常のデータ領域に書かれていないため、使用許諾を承認
しないままNT4.0のインストールを行うと正常動作が出来なくなります。
NT4.0をご使用になる際は、必ず下記のいずれかの方法を行ってからインストー
ルして下さい。
1)Windows95を完全にインストール後、NT4.0をインストールする。
(詳細はNT4.0に添付の「ご使用の手引き」を参照)
2)使用許諾を承認し、Windows95のインストールを途中で中断する。
再度起動しFormatコマンドによりハードディスクの初期化を行い、
NT4.0のインストールを行う。
(2)BIOSアップデートについて
NT4.0をお使いいただくには、パソコンのBIOSアップデートとBIOS
セットアップメニューの設定変更が必要になります。本ファイルに記載されて
いる1項から4項を参照して、正しいBIOS設定でNT4.0をお使い下さい。
●インストール手順
NT4.0をインストールされる前に、以下の1項から4項を参照してBIOSの
アップデートとセットアップメニューの設定変更を実施して下さい。既にNT4.0が
インストールされている場合も、同様に1項から4項を実施して下さい。
1項から4項が終了したら、NT4.0に添付の「ご使用の手引き」を参照して
NT4.0をインストールして下さい。
NT4.0のインストールが終了したら、5項から7項を参照して各デバイスドライ
バをインストールして下さい。
1:BIOSアップデート
「FLORA310/330 WinNT Drivers Pack2」をダウンロードして下さい。
解凍したディレクトリにできるREADME.TXTを参照して、BIOSアップデートを実
施して下さい。
(注)BIOSアップデートを実施する前に、パソコンに搭載してある拡張ボード
をすべて取り外して下さい。取り外した拡張ボードは、NT4.0のインストールが
終了した後、NT4.0でのサポート状況をご確認の上、再度パソコンにインストー
ルして下さい。
2:BIOS設定値の初期化
以下の手順でBIOS設定値を初期化して下さい。初期化には、パソコンに添付
されている「Product Recovery CD-ROM Install Disk」を使います。
−AドライブにProduct Recovery CD-ROM Install Diskを挿入し、パソコンの電源
を入れます。
−「Microsoft Windows 95 Startup Menu」画面が表示されたら、
「4. MS-DOS PROMPT」を選択し、MS-DOSプロンプトに戻ります。
− DOSプロンプトが表示されたら、コマンドラインに以下のように入力しEnterキー
を押します。(FLORA 310 DL1とFLORA 330 DC1とではコマンドが異なります。)
[FLORA 310 DL1の場合]
A:\>setdft
[FLORA 330 DC1の場合]
A:\>setdflb
−「セットアップ内容を標準設定値に変更しました〜」メッセージが表示されたら、
パソコンの電源を切ってください。
以上でBIOSの初期化は終了です。
3:パワーマネジメント機能のDisable
NT4.0をご使用になる場合は、パソコンのパワーマネジメント機能をDisableし
て下さい。パワーマネジメント機能のDisableは以下の手順で行います。
−パソコンの電源を入れます。
−「Enter Setup, Press Ctrl_Alt_Esc key」のメッセージが表示されるので、
Ctrl+Alt+Escキーを押してBIOSセットアップ画面に入ります。
−セットアップメニューが表示されます。メニューの中から
「Power Management」を「↓」キーで選択し、[ENTER]キーを押します。
−「Power Management Mode」の項目が「Enabled」になっています。
この項目を「→」キーを押して「Disabled」に設定します。
−「Esc」キーを2回押します。
−「Do you want to save CMOS settings?」のメッセージが表示されますので、
「Yes」を選択して[ENTER]キーを押します。
−パソコンは自動的にリブートします。
以上でパワーマネジメント機能はDisableされました。
(参考:「ハードウェアマニュアル」の第3章 セットアップメニュー)
4:ECC機能のDisable(FLORA 330 DC1をご使用の場合のみ本手順を実施)
FLORA 330 DC1でNT4.0をお使いいただく場合は、以下の手順にしたがって
ECC機能をDisableして下さい。
−パソコンの電源を入れます。
−「Enter Setup, Press Ctrl_Alt_Esc key」のメッセージが表示されるので、
Ctrl+Alt+Escキーを押してBIOSセットアップ画面に入ります。
−セットアップメニューが表示されます。メニューの中から
「Advanced Configuration」を「↓」キーで選択し、[ENTER]キーを押します。
−メニューの中から「Memory/Cache Configuration」を「↓」キーで選択し、
[ENTER]キーを押します。
−「Memory Parity Mode」の項目が「ECC」になっています。
この項目を「→」キーを押して「Disabled」に設定します。
−「Esc」キーを3回押します。
−「Do you want to save CMOS settings?」のメッセージが表示されますので、
「Yes」を選択して[ENTER]キーを押します。
−パソコンは自動的にリブートします。
以上でECC機能はDisableされました。
(参考:「ハードウェアマニュアル」の第3章 セットアップメニュー)
5:LANドライバのインストール方法
●はじめに
「FLORA310/330 WinNT Drivers Pack3」をダウンロードして下さい。
フォーマットされたFDを1枚用意し、そのFDにLANドライバの圧縮ファ
イル「LANDRV.EXE」をダウンロードして下さい。自己解凍形式になっていますの
で、FD上で解凍して下さい。解凍すると、以下のファイルがFDに追加されま
す。
・disk1
・amddlg.dll
・amdpcn.sys
・oemsetup.inf
・pcnet.hlp
・readme.txt
このFDに
+---------------------------------+
| FLORA310/330 LAN driver Ver 1.1 |
| |
| |
|[1.44MB] |
+---------------------------------+
と書いたラベルを貼ってください。
LANドライバはNT4.0のインストールが終了してからインストールします。
既にNT4.0をインストールしていて、NT4.0のCD−ROMに標準で含まれてい
るLANドライバをご使用の場合は、「(2)LANドライバの変更」の項を参
照して、ダウンロードしたLANドライバに変更してご使用下さい。
(1)インストール
− NT4.0を起動して「ネットワークコンピューター」の「プロパティ」を開いて下さい。
「WindowsNTネットワークがインストールされていません。今すぐインストールしますか?」メッセー
ジが出るので「はい」をクリックして下さい。
−「ネットワークに接続」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認し、
「次へ」をクリックします。
−「一覧から選択」をクリックします。
−「ディスク使用」をクリックします。
−ダウンロードして作成したLANドライバFDをFDDに挿入し、
ドライブ指定を「A:\」として、「OK」をクリックします。
−「AMD PCNET Family Ethernet Adapter」がハイライト表示されるので、
「OK」をクリックします。
−ネットワークアダプタに「AMD PCNET Family Ethernet Adapter」が表示されている
ことを確認し、「次へ」をクリックします。
−ネットワークプロトコルの設定画面になるので、使用するネットワークプロトコルを選択
し、「次へ」をクリックします。
−ネットワークサービスの一覧が表示されるので確認して、「次へ」をクリックします。
−「選択されたネットワークコンポーネントとシステムに必要なネットワークコンポーネントをインストールします」
メッセージが出るので、「次へ」をクリックします。
−「Windowsセットアップ」ダイアログが表示され、「いくつかのWindowsNTファイルをコピー
する必要があります」メッセージが出ます。NT4.0のCD−ROMをCD−RO
Mドライブにセットし、「d:\i386」を指定して「続行」をクリックします。
(注1)CD−ROMドライブの論理ドライブが「d:\」でない場合は、現在の
論理ドライブを指定して下さい(例:「e:\」の場合は「e:\i386」)
(注2)「WindowsNT CD-ROM」ウィンドウが自動で開く場合がありますが、
このウィンドウは使用しないので閉じて下さい。
−再度「Windowsセットアップ」ダイアログが表示され、「いくつかのWindowsNTファイル
をコピーする必要があります」メッセージが出ます。「a:\」を指定して「続行」
をクリックします。
−「AMD PCNET PCI Ethernet Adapter v3.23」ダイアログが表示されるので、
「Continue」ボタンをクリックします。
−TCP/IPをインストールする場合、ここで「TCP/IPセットアップ」ウィンドウが表示さ
れます。ご使用のネットワーク環境に合わせて「はい」または「いいえ」を選
択して下さい。続いて「Microsoft TCP/IPのプロパティ」ウィンドウが表示されま
す。必要な項目を設定して下さい。
−バインドの表示が出るので「次へ」をクリックします。
−「ネットワークを起動する準備が整いました」メッセージが出るので、
「次へ」をクリックします。
−コンピューター名、ワークグループ名、ドメイン情報の設定画面になるので、情報を設定して
「次へ」をクリックします。
−「このコンピューターにネットワークがインストールされました」メッセージが出るので、ドライバ
FDをFDDから抜いて、「完了」をクリックします。
−「今すぐコンピューターを再起動しますか?」メッセージが出ますので、ドライバFD
をFDDから抜いて、「はい」をクリックします。
以上でLANドライバのインストールは終了です。
(2)LANドライバの変更
NT4.0のCD−ROMに標準で含まれているLANドライバが既にインストール
されている場合は、以下の手順でLANドライバを変更して下さい。
−「ネットワークコンピューター」の「プロパティ」を開き、「アダプタ」タグを選択します。
−「削除」ボタンをクリックします。
−「続行しますか?」メッセージが出るので、「はい」をクリックします。
−「ネットワーク」ウィンドウを閉じます。「今すぐコンピューターを再起動しますか?」メッ
セージが出るので、「はい」をクリックします。
−システム装置が自動的にリブートします。
NT4.0にログインすると「サービスコントロールマネージャ」ダイアログが表示されますが、
「OK」をクリックして閉じて下さい。
−「ネットワークコンピューター」の「プロパティ」を開き、「アダプタ」タグを選択します。
−「追加」をクリックします。
−ダウンロードして作成したLANドライバFDをFDDに挿入し、
「ディスク使用」をクリックします。
−「フロッピーディスクの挿入」ダイアログが表示されるので「A:\」を指定して、
「OK」をクリックして下さい。
−「AMD PCNET Family Ethernet Adapter」がハイライト表示されるので、
「OK」をクリックします。
−「AMD PCNET PCI Ethernet Adapter v3.23」ダイアログが表示されるので、
「OK」をクリックします。
−ネットワークアダプタに「AMD PCNET Family Ethernet Adapter」が表示されている
ことを確認し、「閉じる」をクリックします。
−「今すぐコンピューターを再起動しますか?」メッセージが出るので、ドライバFDを
FDDから抜いて、「はい」をクリックします。
以上でLANドライバの変更は終了です。
6:表示ドライバのインストール
●はじめに
FLORA310/330 WinNT Drivers Pack4をダウンロードして下さい。
フォーマットされたFDを1枚用意し、そのFDに表示ドライバの圧縮ファイ
ル「VGADRV.EXE」をダウンロードして下さい。
自己解凍形式になっていますので、FD上で解凍して下さい。
解凍すると、以下のファイルがFDに追加されます。
・disk1
・chips.dll
・chips.sys
・install.txt
・oemsetup.inf
・relnote.txt
・txtsetup.oem
・readme.txt
このFDに
+-----------------------------------+
| FLORA310/330 Video driver Ver 1.0 |
| |
| |
|[1.44MB] |
+-----------------------------------+
と書いたラベルを貼ってください。
表示ドライバは、NT4.0のインストールが終了してからインストールします。
(1)インストール手順
−NT4.0を起動します。
−「コントロールパネル」の「画面」アイコンをダブルクリックします。
−「ディスプレイの設定」タグを選択します。
−「ディスプレイの種類」をクリックします。
−「アダプタの種類」が「VGA互換ディスプレイアダプタ」になっているので、
「変更」ボタンをクリックします。
−「ディスク使用」をクリックします。
−ダウンロードして作成した表示ドライバFDをFDDに挿入し、
配布ファイルのコピー元に「A:\」を指定し「OK」をクリックします。
−「Chips Video Accelerator (64300/10 65535/40/45/48/50/54/55)」が
ハイライト表示されるので、「OK」をクリックします。
−「サードパーティドライバをインストールしようとしています。」メッセージが出るので、
「はい」をクリックします。
−「ドライバは正常にインストールされました。」メッセージが出るので、
「OK」をクリックします。
(ここでは、まだ「アダプタの種類」の項目は更新されません。)
−「ディスプレイの種類」ダイアログの「閉じる」をクリックし、
続いて「画面のプロパティ」ダイアログの「閉じる」をクリックします。
−「今すぐ再起動しますか?」メッセージが出るので、表示ドライバFDをFDD
から抜いて、「はい」をクリックします。
−システム装置が自動的にリブートします。
−NT4.0にログインすると「無効なディスプレイ設定」ダイアログが出るので
「OK」をクリックします。
[FLORA 310 DL1の場合]
−「ディスプレイの設定」タグの中の「デスクトップ領域」を、
スーパーTFTモデルの場合は 1024×768ピクセル、
STNモデル及びTFTモデルの場合は 800×600ピクセル
に設定します。
「ディスプレイの設定」タグの中の「カラーパレット」を、
スーパーTFTモデルの場合は 65536色、
STNモデル及びTFTモデルの場合は 16777216色
に設定します。
[FLORA 330 DC1の場合]
−「ディスプレイの設定」タグの中の「デスクトップ領域」と「カラーパレット」を、
ご使用になっているモニタにあわせて設定して下さい。
−「テスト」ボタンをクリックします。
−「テストモード」ダイアログが表示されるので、「OK」をクリックします。
(テスト画面が約5秒表示され、またNT4.0の画面に戻ります。)
−「テストモード」ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。
−「画面のプロパティ」の「OK」をクリックし、「画面のプロパティ」を終了します。
以上で表示ドライバのインストールは終了です。
7:サウンドドライバのインストール
●はじめに
サウンドドライバはNT4.0のCD−ROMに標準で含まれているSound Blaster
互換ドライバを使用しますので、ダウンロードしてドライバFDを作成する必要
はありません。
サウンドドライバはNT4.0のインストールが終了してからインストールします。
(1)インストール手順
−NT4.0を起動します。
−NT4.0のCD−ROMをCD−ROMドライブにセットします。
(注1)「WindowsNT CD-ROM」ウィンドウが自動で開く場合がありますが、
このウィンドウは使用しないので閉じて下さい。
−「コントロールパネル」の「マルチメディア」アイコンをダブルクリックします。
−「デバイス」タグを選択します。
−「追加」をクリックします。
−「ドライバの一覧」の中から「Creative Labs Sound Blaster 1.X, Pro,16」を
選択し、「OK」をクリックします。
−「ドライバーのインストール」ダイアログが表示されている場合は、「d:\i386」を指定
して「OK」をクリックします。そうでない場合は次に進みます。
−「Sound BlasterベースI/Oアドレス」ダイアログが出るので、I/Oアドレスを「220」に
設定し、「続行」をクリックします。
−続いて、割り込み番号を「5」、DMAチャンネルを「0」に設定し、
「OK」をクリックします。
−「システム設定の変更」ダイアログが出るので、NT4.0のCD−ROMを抜いて
「再起動する」をクリックします。
以上でサウンドドライバのインストールは終了です。
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●HITAC カスタマ・アンサ・センタ
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