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日立グループの従業員3名が、令和7年秋の褒章において黄綬褒章を受章
![[画像]左から、株式会社日立製作所の渡邉 誠二、株式会社日立インダストリアルプロダクツの堀川 一巳、日立グローバルライフソリューションズ株式会社の川村 功](1113a.jpg)
左から、株式会社日立製作所の渡邉 誠二、株式会社日立インダストリアルプロダクツの堀川 一巳、日立グローバルライフソリューションズ株式会社の川村 功
日立グループの従業員3名が、この度、令和7年秋の褒章において黄綬褒章を受章しました。黄綬褒章は、農業、商業、工業などの業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する個人に対して贈られる褒章です。
今回受章した3名は、それぞれの専門分野において長年にわたり誠実に職務に取り組み、技術の高度化・改善、後進の育成、地域社会への貢献を通して、産業の発展に寄与してきました。その功績が高く評価され、受章に至りました。
受章者の概要
1. 渡邉 誠二 (株式会社日立製作所 研究開発グループ Sustainability Innovation R&D企画室 試作センタ)
渡邉は、1982年の入社以来、研究開発用の実験装置の部品製作に長年従事し、高精度かつ複雑な部品加工技術で研究開発を支えてきました。試作現場で求められる高度な旋盤・研磨加工の技能に加え、豊富な経験と柔軟な発想力で精密・複雑形状・特殊材料の部品製作を多数実現し、のちに家電・電力・産業など幅広い分野での製品化に貢献し、産業発展に寄与しました。近年は、高精度な芯出しが必要な試験ベンチなどの組立や環境配慮型のEV・産業用モーターの開発にも携わっています。また、後進の育成にも尽力し、技能士やものづくりマイスターなど、多くの資格合格者の輩出に貢献しました。茨城県の技能検定委員としても、試験運営に長年携わっています。
<受章コメント>
「この度、令和7年秋の褒章において、黄綬褒章を拝受するという身に余る栄誉を賜り、誠に光栄に存じますとともに、深く恐縮しております。今回の受章は、私一人の功績ではなく、これまで共に努力を重ねてきた職場全体の成果であると考えております。これからも、諸先輩方から受け継いだモノづくりの精神と技術を後輩たちにしっかりと伝え、未来へとつないでいきたいと存じます。」
<受賞歴>
- 2020年11月 卓越した技能者茨城県知事表彰(旋盤工にかかる卓越した技能について)
- 2023年11月 卓越した技能者厚生労働大臣表彰(現代の名工)(旋盤職種)
2. 堀川 一巳 (株式会社日立インダストリアルプロダクツ 機械システム事業部 製造部 安全・改善係)
堀川は、大型産業機械である圧縮機およびポンプ・送風機・試験機などの製缶・溶接作業に従事してきました。卓越した溶接・製缶の技能により、圧縮機の高品質な溶接の実現、効率向上を目的とした製缶溶接作業の改善に寄与しました。また、後進の育成にも尽力しており、海外における技能指導のほか、技能五輪大会では多くのメダリストを輩出するとともに、ものづくりマイスターとして中小企業や学校などにおける実技指導に貢献しています。
<受章コメント>
「この度、令和7年秋の褒章において、黄綬褒章の栄に浴しましたことを大変うれしく思っております。これもひとえに、今まで支えてくださった会社の上司や諸先輩、同僚の皆さま、そして家族のおかげであると大変感謝しております。今後も自己研さんに努め、微力ではございますが、後進への指導を通じて、技能伝承や先人の方々の思いをつなぎ、事業の発展のために貢献していきたいと思います。」
<受賞歴>
- 2011年4月 科学技術分野の文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)
- 2019年11月 卓越した技能者茨城県知事表彰(アーク溶接工にかかる卓越した技能について)
- 2024年11月 卓越した技能者厚生労働大臣表彰(現代の名工)(アーク溶接工職種)
3. 川村 功 (日立グローバルライフソリューションズ株式会社 ホームソリューション事業部・生活家電本部)
川村は、1985年の入社以来、照明器具や調理家電の製造現場において、プレス・成形・塗装・組立など幅広い工程に携わり、長年にわたり高品質な製品づくりを支えてきました。特にジャー炊飯器の組立においては、キットチャージ方式のセルライン導入やウェアラブルカメラを活用した作業分析のほか、梱包工程における改善、炊飯器の内釜を塗装する自動化ラインの構築などを主導し、作業効率や品質の向上に大きく貢献しました。現在は製作主任として、現場のリーダーとしての役割を果たしながら後進育成にも力を注いでおり、技術交流や勉強会の主催を通じて、事業所全体の技能レベル向上にも貢献しています。
<受章コメント>
「この度、黄綬褒章という栄誉ある章を賜り、身に余る光栄に存じます。長年にわたり製造現場で培ってきた技能と経験が評価されたことを大変嬉しく思います。推薦いただいた会社はもとより、これまで支えてくださった職場の仲間やご指導いただいた先輩方に心より感謝申し上げます。今後も現場力の向上と後進育成に努め、モノづくりの価値を次世代へつなげてまいります。」
<受賞歴>
- 2022年11月 茨城県知事表彰(民生用電子・電気機械器具組立工職種)
- 2024年11月 卓越した技能者厚生労働大臣表彰(現代の名工)(民生用電子・電気機械器具組立工職種)
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024年度(2025年3月期)売上収益は9兆7,833億円、2025年3月末時点で連結子会社は618社、全世界で約28万人の従業員を擁しています。
日立インダストリアルプロダクツについて
日立インダストリアルプロダクツは、日立グループの大型産業機器事業を担い、創業以来のモータ事業を継承し、モノづくりの強化と技術革新を強みに、お客さまの課題解決に取り組んでいます。「モノづくりの力で、ステキな未来をつくる」というパーパスのもと、プロダクトとサービスを通じて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
日立グローバルライフソリュージョンズについて
日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立GLS)は、パーパスとして「ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを。人と社会にやさしい明日を。私たちは、未来をひらくイノベーションで世界中にハピネスをお届けします。」を掲げています。家電品、空調機器、設備機器や、エンジニアリング・保守サービスを提供するとともに、フットプリントとプロダクトのデータから価値を創出するLumada事業に注力し、ワークトランスフォーメーションおよびグリーントランスフォーメーションの実現にOne Hitachiで貢献していきます。
