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2013年5月13日

中小規模事業所向けビジネスホン
日立マルチコミュニケーションシステム「integral-F」を販売開始

[画像]日立マルチコミュニケーションシステム「integral-F」(左から)多機能電話機、コードレス電話機(ハンディタイプ)、主装置

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、多機能電話機やコードレス電話機などの電話機ラインアップの拡充とともに、スマートフォンとの連携など機能強化した日立マルチコミュニケーションシステム「integral-F(インテグラル・エフ)」を製品化し、5月15日から販売を開始します。

  日立マルチコミュニケーションシステムは、中小規模事業所向けのビジネスホンとして、電話機と主装置から構成される企業向け電話システムで、1987年に初代を発売し、機能強化を重ねてきました。新シリーズの「integral-F」は、最大168回線まで回線容量を拡張して、100名規模までの事業所を対象としたシステムです。今回、操作性を向上した新デザイン採用の多機能電話機や、防水仕様でポケットにも収容可能な小型のコードレス電話機(ハンディタイプ)などラインアップを拡充し、ユーザーのワークスタイルに合わせ各種電話機を提供します。
  さらに、Android™搭載端末やiPhoneなどのスマートフォンを内線電話として使用することができるほか、スマートフォンのブラウザ操作により、外出先でも主装置を経由した電話帳検索や不応答履歴の検索、留守録の再生などが可能です。スマートフォンに相手先の電話番号を登録しないため、紛失時にも情報漏えいを防止します。

  日立は、今回販売を開始する「integral-F」をはじめとして、IP-PBX(構内交換機)「NETTOWER MX900IP」やハイブリッド型*1IP-PBX「NETTOWER CX-01」など、中小事業所から大中規模企業まであらゆる企業規模に対応する高機能なコミュニケーションシステムを幅広く提供しています。

*1
ハイブリッド型 : 従来の電話回線を用いたレガシー構成のシステムと、インターネットで用いられる通信規約であるIP(Internet Protocol)に対応したフルIP構成のシステムの双方に対応可能

「integral-F」の特長

1. 電話機ラインアップの拡充

(1) 多機能電話機のデザインを改良し、さらなる操作性の向上を実現
  多機能電話機は、電話帳検索や保留など使用頻度の高い操作キーをダイヤル部分の右側に独立してレイアウトしたほか、ラインキー(回線を割当てたボタン)の幅を広く、ダイヤルボタンは大型化して操作性を向上しました。また、回線数の少ない小規模ユーザーのニーズにこたえ、ラインキーの数を絞ったタイプも新たに追加し、ラインアップを拡張しました。
(2) 防水仕様のコードレス電話機(ハンディタイプ)を追加
  今回新たに、防水仕様のコードレス電話機(ハンディタイプ)をラインアップに追加しました。また、デジタルコードレス電話機の最新規格であるDECT方式*2を全機種に採用し、通話到達距離は最大300m*3と、工場や倉庫内といった広域での通話も可能です。
*2
DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)
*3
コードレス電話機の種類により通話到達距離は異なります。
(3) IP対応の電話機もフルラインアップ
  多機能電話機やコードレス電話機などの各種電話機はIP対応機種も取り揃え、既存の構内配線でも、LANケーブルを利用するIP内線でも、使い勝手に応じて最適な電話機を選択することができます。

2. スマートフォン連携をはじめ各種機能を向上

(1) スマートフォンを内線電話機として使用可能
  スマートフォン(Android™搭載端末やiPhone)に専用の内線アプリケーションをインストールすることにより、1台の端末を社内では無線LAN経由の内線電話として、社外では携帯電話として利用することができ、業務効率の向上と電話機端末の購入費用削減などが可能となります*4
  電話帳や不応答履歴、留守録などのデータは、ビジネスホンの主装置で一括して格納されているため、外出先からでもスマートフォンのブラウザ機能を利用して、主装置内の電話帳を検索して発信することや、留守録の内容確認を行うことができます。スマートフォンの端末内に顧客などの重要な電話番号を登録する必要がないため、端末紛失時などに個人情報の流出を防止することができます。また、これらの電話帳の検索内容や留守録の確認内容からコールバック機能を使って相手先に発信でき、個人の端末利用の際にも使い分けることができます。
*4
スマートフォン連携機能の利用の際には、別途ライセンスが必要となります。

[画像]スマートフォンによる電話帳検索、不応答履歴の検索、留守録の再生

(2) ボイスメモを標準搭載
  ボイスメモ機能を標準搭載し、留守録や通話録音の相手をナンバー・ディスプレイ情報と連動して一覧表示し、選択して再生することができます。また、市販の音声合成アプリケーションで作成した音声メッセージやダウンロードした音源を、留守録の応答メッセージや保留音などに利用することができます。
(3) 省電力機能の拡張
  業務時間外に任意の端末への給電を停止することができるので、不要な電力消費を低減します。また、停電中の電話機能を維持するバッテリー駆動時には、事前に指定した電話機への給電を停止することで、全電話機へ給電する場合と比較し、バッテリー消費を大幅に抑えることができます。
(4) 充実した保守機能
  ビジネスホンを設置後、着信時の鳴動や運用方法の変更が必要な場合などに、保守作業者(販売店)がインターネットを経由して、パソコンやスマートフォンなどからリモートで変更作業を行うことができます。さらに、内線ショートの発生時やバッテリー交換時期の場合には、主装置から保守作業者に対してメール通知できるなど充実した保守機能を備えているため、販売店による迅速なユーザーサポートが可能です。

日立マルチコミュニケーションシステム「integral-F」の価格・出荷時期

名称 価格(税込)*5 出荷時期
日立マルチコミュニケーションシステム「integral-F」一式
(構成 : INSネット64 1回線、多機能電話機5台)
487,200円〜
(税抜 464,000円〜)
2013年
5月31日
*5
上記価格にはSE費、据付調整費、保守費は含みません。

販売目標

  年間20,000システム

関連情報

他社商標注記

  • Androidは、Google Inc.の商標または登録商標です。
  • iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • ナンバー・ディスプレイは、NTT東日本/NTT西日本の登録商標です。
  • INSネットは、日本電信電話株式会社の登録商標です。
  • その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
通信ネットワーク事業部 ソフトウェア開発本部 ソフトウェア設計第三部 [担当 : 中嶋、杉浦]
〒244-8567 横浜市戸塚区戸塚町216番地
電話 : 045-881-1221(大代表)

以上

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