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2012年10月18日
株式会社インテージ
株式会社日立製作所

インテージと日立がニューロマーケティング分野で協業
光トポグラフィ技術を活用したリサーチサービスをインテージより提供開始

  株式会社インテージ(代表取締役社長 : 宮首 賢治、以下、インテージ)と、株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明、以下、日立)は、インテージの調査ノウハウと、日立の脳機能計測技術である光トポグラフィ技術を組み合わせた新しいマーケティングリサーチスキームを共同開発し、11月6日からインテージのサービスとして提供開始します。

  これまでのリサーチの課題として、人間は、感覚や印象をその瞬間に的確に言葉で表せない、話のつじつまが合うように合理化を行うなどの傾向があるとされ、従来からの「言葉を介する」調査では捕捉が難しい部分にアプローチできる手法の開発が期待されていました。また近年、脳活動をはじめとしたリアルタイムに計測できる生体反応をリサーチへ応用することに注目が集まっています。このようなニーズに応えるため、インテージと日立は共同で検討を重ね、これまでの課題に対応した新しいマーケティングリサーチのサービス提供に至りました。

両社の取り組みとサービス内容

  日立は、これまで微弱な近赤外光を頭皮上から照射することで、脳内の血流変化を計測し画像化する技術である光トポグラフィ法の研究・製品開発を行ってきました。その結果を、脳科学だけではなく、認知学や心理学などのさまざまな分野で活用する動きが広まっており、メーカーの商品開発などにも活用してきました。一方、インテージでは、言葉を介する調査の限界を超えるため、マーケティングリサーチの調査ノウハウに加え、視線の動きなどをマーケティングに活用する取り組みを進めてきました。そして、各種脳活動計測技術の採用を検討するなかで、脳の活動部位が特定できる日立の技術に着目し、両社の取り組みが始まりました。

  今回、提供を開始する新しいリサーチサービスでは、日立が開発したウェアラブル光トポグラフィを用いることにより、日常に近い環境でも脳活動を計測することができ、その活動に対して脳科学の知見に基づいた解釈が可能となっています。具体的には、ウェアラブル光トポグラフィを対象者に装着し、テレビや新聞、雑誌、ポスターの広告などを見ながら、脳内血流の変化を計測し、活動部位の特定を図ります。その特定した脳の活動部位と経過時間に伴う変化を解析し、さらに、インテージが本スキームに最適化したフローに基づいたインタビューなどを行い、アナリストがこれらを総合的に分析し、マーケティングに役立つ調査結果を提供します。

  本スキームの詳細は、11月6日開催のインテージフォーラムで説明する予定です。インテージと日立は、本スキームの提供により、マーケティングリサーチのイノベーションを進めていきます。

両社のノウハウと技術を融合

[画像]両社のノウハウと技術を融合

株式会社インテージ

株式会社インテージ(市場名 : 東証1部・4326、本社 : 東京都千代田区、設立年月日 : 1960年3月2日、代表取締役社長 : 宮首 賢治)は、インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術と、これらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報(Intelligence)を提供。国内マーケティングリサーチ最大手として、お客様のビジネスの成功に貢献してまいります。

お問い合わせ先

株式会社インテージ

〒101-8201 東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
TEL : 03-5294-0111 (代表)

株式会社日立製作所

社会イノベーション・プロジェクト本部
ソリューション推進本部 新事業開発本部 人間指向ビジネスユニット
担当 : 吉村(よしむら)
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-9668 (直通)

以上

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