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Hitachi

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2012年8月29日
株式会社日立製作所
Hitachi Rail Europe Ltd.

英国向け列車運行管理システムのプロトタイプを受注

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、英国ネットワーク・レール社(Network Rail Infrastructure Limited)より、英国の子会社である日立レールヨーロッパ(Hitachi Rail Europe Ltd.)を通じ、列車運行管理システムのプロトタイプを受注しました。今後、日立レールヨーロッパを含む3社に発注されたプロトタイプの試験や評価がネットワーク・レール社により行われ、その評価結果をもとに、英国全土を対象とした運行管理システムを構築する企業が選定される予定です。

  ネットワーク・レール社は、英国全土の駅・線路等の鉄道インフラを保有・管理しており、現在800カ所以上の信号扱い所にて列車の運行を管理しています。今後、新設を予定している拠点も含めた14カ所の運行指令所で集中管理を行うとともに、新たな運行管理システムを導入し、効率の向上とコスト削減を図ることなどを計画しています。2014年より開始が予定されている新たな運行管理システムの英国全土への導入に先立ち、日立レールヨーロッパを含む3社が今回受注したプロトタイプの性能や信頼性に対する試験や評価がネットワーク・レール社により行われ、その評価結果をもとに英国全土を対象とした運行管理システムを構築する企業が選定される予定です。

  日立の列車運行管理システムは、旅客需要に応じたフレキシブルな列車運行計画の作成を行い、計画に基づき列車運行を管理・制御し、遅延や運行障害発生時には迅速な運転回復を支援します。日本国内において、新幹線や在来の主要路線等で用いられ、定時運行ならびに高密度運転で世界的に有名な日本の鉄道運行を支えています。日立は、列車運行管理システムを英国に展開することで、英国における円滑な鉄道運行の実現に貢献することをめざします。

  今回の受注は、2009年の営業開始以来、優れた信頼性で高い評価を受けている高速鉄道クラス395や、2012年7月に契約を締結した都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)に続く英国向け鉄道システム製品であり、引き続きグローバルに鉄道システム事業を強化していきます。

以上

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