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Hitachi

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2012年6月13日

日立パワーヨーロッパがドイツのサービス会社を買収

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)のグループ会社である日立パワーヨーロッパ社(Hitachi Power Europe GmbH、CEO:Klaus Rennert(クラウス・レナート)/以下、HPE)は、このたび、レモンディス社(REMONDIS AG & Co. KG)の傘下であるドイツのサービス会社クセルフォン・エナジー社(Xervon Energy GmbH、CEO:Hans Josef Sandkaul(ハンズ・ヨセフ・サンドコール))をレモンディス社から買収することで合意に達し、6月5日に契約を締結しました。
  今後、ドイツ関係当局の承認を経て買収完了となる予定です。

  現在、世界における発電電力量の中で石炭火力発電は、約4割を占めており、今後も高効率化技術やCO2排出抑制技術、低品位炭対応技術の適用によって、石炭火力発電所の新設需要は堅調に推移すると予測されています。また、欧米の石炭火力発電所の内、80%以上が運転開始後25年以上経っており、老朽化した石炭火力発電所の大規模改修や更新需要が拡大すると見られています。

  日立は、現在、発電プラントの新設に対応していくとともに、グローバル・バリュー・チェーンの確立のために、グローバルで安定した事業基盤の構築や顧客ネットワークの拡大を進めています。これまで、プラントのメンテナンスやエンジニアリングで実績のある各地域のローカル・パートナーとの連携により、サービス事業を順次拡大してきました。
  1990年には、バブコック日立株式会社(取締役社長:脇野 哲郎)が豪州でCBH(クライドバブコック日立)を設立したほか、2005年には米国のMD&A(メカニカル・ダイナミックス・アンド・アナリシス)を買収するなど、グローバルサービス体制の構築を進めてきました。

  ドイツ・デュイスブルク市に本社を置くクセルフォン・エナジー社は、ドイツの有力な発電プラントサービス会社の一つであり、ドイツ国内だけでなく、周辺諸国にも顧客ネットワークを有し、東欧、中東、アフリカにおいても数多くの実績があります。今回、HPEは、クセルフォン・エナジー社を傘下に収めることで、同社が培ってきた幅広い顧客ネットワークと実績に、HPEが有する高度なエンジニアリング力を融合し、幅広く付加価値の高いサービスを提案し、事業拡大を図ります。
  日立は今後も、海外拠点の機能拡充を進め、グローバル・バリュー・チェーンの強化を加速していきます。

クセルフォン・エナジー社について

発電所のサービス全般を担い、日常のメンテナンスの他、既存プラントの効率向上を目的としたプラント最適化、改修、メンテナンスや運転管理、スペアパーツ供給等を行っているエンジニアリングサービス会社です。

会社名 Xervon Energy GmbH (クセルフォン・エナジー社)
代表者 Hans Josef Sandkaul (ハンズ・ヨセフ・サンドコール)
所在地 ドイツ/デュイスブルク
設立 1993年4月7日
事業内容 火力発電所のボイラー予防保全、リハビリ、性能改善

レモンディス社について

世界30カ国で事業を展開しており、従業員は2万人以上、売上規模は年間約60億ユーロである世界最大規模の水と環境関係のサービス会社の一つです。

日立パワーヨーロッパ社について

日立パワーヨーロッパ(HPE)は、日立製作所の子会社で、火力発電プラントの設備やサービスを提供する欧州のリーディングカンパニーであり、新設および既設プラント向けに、ボイラー、環境装置、蒸気タービン・発電機、石炭粉砕機等を提供しています。本社はデュイスブルクにあり、従業員数はHPE グループ全体で約1,800人(2012年4月時点)です。HPEは、石炭火力発電向けボイラーを代表とする近代的かつ高効率で環境に配慮した設備・サービスを通じ、電力の供給において重要な役割を果たしています。

以上

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