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Hitachi

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2012年4月2日
株式会社日立製作所
執行役社長 中西 宏明

2012年度 株式会社日立製作所入社式 社長メッセージ(抜粋)

  皆さん、本日は入社おめでとうございます。日立製作所を代表して皆さんを心から歓迎します。
  今日は、皆さんにお伝えしたいことを三点に絞ってお話します。

日立の企業理念と創業の精神について

  小平創業社長をはじめとする創業者たちは、創業当時、「技術を通じて、社会に貢献する」ことを企業理念として掲げ、社会のために何ができるのか、日夜真剣な議論を重ねたそうです。創業製品である5馬力モーターを完成させた際も、侃々諤々皆で議論し、あらゆる試行錯誤を重ねました。そうした中、社員たちに自然と芽生えたのが日立創業の精神である「和」「誠」「開拓者精神」です。上下の隔てなく自由に議論をし、一度結論が出たら全員が一致団結して実行する「和」の心。お客様に誠意をもって接し、社会からの信頼を得るよう必死に努力する「誠」の心。そして何より、失敗を恐れず、困難なことにも果敢に挑戦を続ける「開拓者精神」。これら日立創業の精神は、現在においても、日立グループの社員に脈々と受け継がれています。100年を超える歴史の中では、日立は何度も大きな困難に見舞われました。しかしその度に、社員が一丸となって困難に立ち向かい、これを克服して、さらに大きく、強く成長してきました。その礎となったものが、日立創業の精神なのです。

社会イノベーション事業について

  社会イノベーション事業とは、社会インフラをITとの融合によって高度化し、商品やサービスとしてグローバルに提供していくことを意味します。今、日立グループが有する技術や商品には、世界中のお客様から大きな期待が寄せられています。国や地域それぞれのニーズに合った商品、サービスを提供していくことは、日立にとって大きなビジネスチャンスであり、日立に課せられた責任でもあります。
  日立が社会イノベーション事業をグローバルに展開するには、課題もあります。大きな課題の一つは、日本で販売している商品やサービスそのままでは、海外のお客様のニーズに合わない場合が多いという点です。変化する各国や地域の状況に対応するためには、文化や経済状況を正しく理解し、柔軟に対応していくことが大切です。国や地域によって異なる市場環境を正しく理解するためには、日本にいて机の前に座って勉強するだけではなく、現地に行き、言葉を覚え、現地の日立の仲間と一緒に、具体的なセールス活動や提案を行う等の「挑戦」が必要です。皆さんが今抱いているフレッシュな気持ちをグローバルな場で具体的にぶつけることが重要なのです。「グローバル事業に挑戦する」という決意を是非固めて下さい。

「世界レベルの仕事」について

  社会イノベーション事業は、様々な技術や人の力を組み合わせることによって実現するものです。日立グループ各社の事業が強くあることを前提に、それらを組み合わせ、融合させることによって、お客様に価値を提供できます。日立は実に多様性に富んだ人と組織の集合体です。個人ではできない大きなことを、多様な個性と能力を持つ人たちの集まりである日立という大きな場を使って、力を合わせて実現していきましょう。そして、全体として十分に力を発揮するためには、それぞれの組織、そして個人が強くなる必要があります。私は、日立の社員一人ひとりに、世界に通用する、世界レベルの仕事をしてもらいたいと思っています。新入社員の皆さんは、よく学び、自己研鑽を重ね、世界一をめざして下さい。そして、同期や職場の仲間たちとの連携を深め、強い者同志の相乗効果を生み出していきましょう。

  最後に、私たちが世界で勝てるメジャープレーヤーとなるためには、日立製作所を中心とする日立グループ全体が、組織や製品の枠を超え、技術・製品・人を結集して、お客様の問題を丸ごと解決していく必要があります。そのためのステップとして、日立グループの主要事業を「インフラシステムグループ」「情報・通信システムグループ」「電力システムグループ」「建設機械グループ」「高機能材料グループ」の5つのグループに再編しました。日立は、各グループでのよりスピーディな意思決定、より市場に適合した事業の推進、より競争力のあるグローバルな事業運営を図り、世界のプレーヤーとしての競争力を強めていきます。

Our business has expanded to become Global. That will be accelerated even more. You need to seek for what and how you can contribute to our customers, society and the world. I believe you will be able to recognize the Hitachi way soon, that will require your unrelenting challenging work, as our seniors.
I am pleased I could attend the Celebration and Welcome ceremony of Hitachi Ltd. today. Congratulations!! To all of you. Thank you!

以上

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