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2012年3月14日
株式会社日立製作所
豊田通商株式会社

日立と豊田通商が共同でイラクの火力発電所改修向け機器を受注

電力の供給力改善を通じてイラク復興を支援

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)と豊田通商株式会社(取締役社長 : 加留部 淳/以下、豊田通商)は、このたび、イラク共和国(以下、イラク)の発電から送変電、配電までを管轄・運営、維持・管理するイラク電力省(Ministry of Electricity)より、アル・ムサイブ火力発電所(Al-Mussaib Thermal Power Plant)3号機の改修向けに、ボイラーなどの機器を受注しました。
  なお、今回の受注は、政府開発援助(ODA)のイラク復興支援案件(有償資金協力・円借款)の一つです。

  イラクでは、大部分の地域で一日8時間以上の停電が続くなど、電力供給が限られており、電力供給力の改善が最重要課題となっています。この課題を解決するため、発電所の新規建設計画や既設発電所の改修計画が進められています。
  日立は、イラクにおいて、アル・ムサイブ火力発電所向けボイラー4基の納入をはじめ、1970年代よりガスタービン等の発電設備での多くの実績があります。2003年のイラク戦争以降、日本政府の無償資金協力案件にて、バグダッド近郊のタジ発電所やモスール発電所向けに既設ガスタービンの改修、およびガスタービン交換を行い、官民一体でイラク復興に貢献してきました。
  また、豊田通商は、ガスタービン発電所建設契約を受注するなど、1970年代よりイラクでのビジネスを積極的に展開してきました。2003年イラク戦争以降は、官民連携の政府開発援助(ODA)である移動式変電設備供給案件や浚渫船供給案件のほか、変電設備・建設機械・産業車両・医療機材の供給案件、警察用バス供給案件などのイラク復興支援案件を受注し、イラク復興に貢献してきました。
  今回、アル・ムサイブ火力発電所のボイラーを日立が納入した実績と、日立・豊田通商両社のイラク復興案件でイラク電力省向けに多数の実績があったことが高く評価され、受注しました。

  今回、改修するアル・ムサイブ火力発電所(300MW×4基)は、1980年代後半に日立、豊田通商が参加し、バグダッド市南75 kmに建設されたイラク最大級規模の火力発電所です。老朽化により発電能力が低下した3号機のボイラーなどの改修機器を2013年末までにイラク港へ輸送します。日立は、ボイラーなどの改修機器の製造・調達・供給を担当し、豊田通商はプロジェクト管理を担当します。なお、ボイラー改修機器の製造は、日立のグループ会社であるバブコック日立株式会社 (取締役社長 : 脇野 哲郎)が担当します。

  日立と豊田通商は、今後も、引き続きイラクの復興支援に取り組むとともに、社会インフラ事業など、多岐にわたる分野で積極的にイラクの復興に貢献していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 電力システム社 国際電力営業本部 中東・アフリカ部 [担当 : 村瀬、酒井]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 03-4564-9110 (直通)

豊田通商株式会社 渉外広報部 [担当 : 石田]
〒108-8208 東京都港区港南二丁目3番13号
電話03-4306-8200 (直通)

以上

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