本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2012年2月3日

インターネットバンキング共同センタサービス「FINEMAX」の
「個人向けサービス」において、機能を強化し画面デザインも一新

伊予銀行、千葉銀行が採用を決定

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、インターネットバンキング共同センタサービス「FINEMAX(ファインマックス)」の「個人向けサービス」において、利用者拡大を目的に、機能強化とともに画面デザインを一新しました。具体的には、全口座保有者が利用できる「インターネット照会・申込サービス」を新たに追加するとともに、利用者が直感的にわかりやすい取引画面を提供するなど、さらなる利用拡大をめざしてサービス向上を実現します。新サービスは、2012年10月から提供を開始します。
  なお、共同センタサービスの現在加盟行である株式会社伊予銀行(頭取 : 森田 浩治)ならびに株式会社千葉銀行(頭取 : 佐久間 英利)において、新サービスの採用を決定し、両行では2012年度下期のサービス開始を予定しています。

  「FINEMAX」は、低コストで短期間にインターネットバンキングシステムを実現するため、複数の金融機関からの委託により日立が代行運営する共同センタサービスです。「個人向けサービス」は1999年の開始以来、機能拡張を重ね、現在では30金融機関が利用しています。2002年からは、「法人向けサービス」も開始するなど、サービスメニューを拡充しています。サービス基盤には、仮想化技術を活用し、利用者数や取引件数の拡大に応じて柔軟なシステム拡張やITリソースの有効活用を可能とするクラウド基盤となっているため、金融機関の営業戦略に合わせた独自サービスへ容易に対応することができます。
  また、「FINEMAX」では、乱数表やワンタイムパスワード*1など様々なセキュリティ機能を提供しており、これらを金融機関のセキュリティポリシーに合わせて選択できるため、利用者の利便性とコストのバランスを考慮しながら最適なセキュリティ対策を実現することが可能です。

*1
ワンタイムパスワード : アクセス先のネットワークのリソースを保護するため、利用するたびに自動で生成される使い捨ての可変パスワード。パスワードの生成には、物理的デバイスとしてハードウェアトークンとPCや携帯電話上で自動生成するソフトウェアトークンがある。

  PCや携帯電話などにより時間や場所を問わずどこからでも利用できるインターネットバンキングは、投資信託や外貨預金など預り資産への対応やローン条件変更といった機能の拡張により多様化が進んでいます。一方、インターネットバンキングの利用者数は、インターネットの普及状況と比較して、いまだ拡大の余地が大きくあり、今後は機能拡張のみならず、より多くの利用者が日常的に使いやすいサービスをめざしていく必要があります。
  今回日立は、「FINEMAX」の「個人向けサービス」について、各金融機関所定の手続きを必要とせず、口座保有者であれば誰でも利用できる「インターネット照会・申込サービス」を新たに追加するとともに、利用者が直感的にわかりやすい取引画面を実現し、さらなる利用者拡大を図る新サービスを開発しました。

  今後、日立は、現在「FINEMAX」に加盟している金融機関に新サービスへの移行を順次提案するとともに、利用者拡大とインターネットチャネル全体の活性化をめざす他の金融機関への拡販を行っていきます。

今回新たに提供するサービスの主な特長

1. 全口座保有者利用可能な「インターネット照会・申込サービス」の提供

  インターネットバンキングの契約手続きなしに口座保有者であれば誰でも利用できる「インターネット照会・申込サービス」を提供開始します。本サービスでは、預金残高や入出金明細の照会およびローン条件変更やインターネットバンキングの利用申込などの手続きをインターネット上で簡単に実施できます。また、利用者一人一人のライフイベントに合わせた商品紹介などを、お知らせ欄やバナー広告、メールなどを使って発信することができます。本サービスを活用することにより、インターネットを使って金融機関にアクセスする人の裾野を拡大し、営業店・ATM・インターネットといった金融機関におけるチャネル全体のさらなる活性化を図ります。
  将来的には、本サービスにおいて、来店予約を行う機能や、投資信託の取引報告書・定期預金の満期案内など各種郵送書類の電子交付を行う機能を提供していくことも検討しています。これにより、利用者の利便性向上に加え、紙資源の低減による環境負荷軽減およびコスト削減を実現します。

2. 直感的に使いやすい取引画面の採用により継続的利用を実現

  「より多くの人々が使える」「便利だと感じる」という人間中心設計の考え方に基づき、取引画面の設計を行い、利用者画面を全面リニューアルしました。振込では、左に支払元口座、右に振込先口座、中央に振込金額といった取引条件が表示され、「どこから、どれだけ、どこへ」という取引のステップを直感的に理解できる取引画面としています。
  また、アクセシビリティガイドライン「JIS X8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部 : ウェブコンテンツ*2」に配慮して、文字サイズの利用者自身による変更やキーボードのみの操作を可能とするなど高齢者や障がい者にも使いやすい画面設計となっています。

*2
JIS X8341-3 : ウェブコンテンツを企画・製作するときに、高齢者・障がい者などが支障なく操作または利用できるように配慮するための指針として2004年に経済産業省日本工業標準調査会(JISC)により策定されたもの(2010年に改定)。

3. スマートフォンへの対応を実現

  携帯電話からスマートフォンに機種変更した利用者を考慮して、スマートフォン専用の画面開発を行い、サービスの拡充を図ります。スマートフォン用の画面では、読みやすさを考慮した文字サイズ、押しやすいボタンサイズ、誤操作を予防する配置など、ユーザビリティに配慮した画面デザインを策定しています。

価格および提供開始時期

サービス名 価格(税込) 提供開始
インターネットバンキング共同センタサービス「FINEMAX」の「個人向けサービス」 個別見積 2012年10月

操作画面例

[画像]左 : PC取引画面(振込)例 右 : スマートフォン画面の例

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 金融システム営業統括本部
金融ソリューション営業部 [担当 : 後藤]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 丸の内センタービル
TEL : 03-4235-5045(ダイヤルイン)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。